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無伴奏
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無伴奏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
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女性作家が皆そうだとは言い切れませんが、どうも男性作家に比べるとむずがゆくもどかしい表現が多いような気がします。 本作も所々ひとりよがりで「ハイハイ」と諭してしまいたくなるような画面が出てきます。 著者は学生時代ずいぶんとおモテになり、華々しいキャンパスライフを送っていたのだろうな〜とゲスな勘繰りを入れたくなるほど、 この作品は美しく輝いております。 家がそこそこ裕福で自由奔放に毎日を謳歌し、時に思い出したいように喫茶店で詩的なことをつぶやく。 人それぞれ好き嫌いはあるでしょうが、私はこんな主人公には共感できませんでした。 大抵の人間はもっと悩んだり迷ったり、泥臭かったり格好悪かったりするはずです。 が、これは単なるやっかみで、異性ときらびやかなお付き合いしているような方からすれば本書はとても面白いのかもしれません。 同性愛をテーマにしている分、ストーリーは重いといえます。 でも終盤の展開には「え?」とうなってしまうような… 結局この本は何を伝えたいのでしょうか。 最後までよく分かりませんでしたが、江國香織とか辻仁成が好きな人には合うのかもしれません。 逆に、それらの作家があまり好みでない、私のような方にはオススメできませんね。 | ||||
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この本のテーマを嫌うヒトも多い、男同士の恋愛だから。 しかし、このことをこんなに美しく描けるのは、やはり作者 が女性だからなのか。小池真理子の美しいアブノーマル恋愛 のストーリーは冴えている。映像になる作品である、ぜひ、 映画にしてほしい。 | ||||
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本の解説にもあるようにこれは小池真理子のそれまでのミステリーとはまったく違ったひとつの「青春小説」です。自分の知らない60年代後半の風景。でも、不思議と違和感はなくて、すっとその世界へ入っていけました。今読み返すと『無伴奏』があったからこそ、後の『恋』が生まれたんだと思います。 | ||||
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響子は偶然に出会った渉に強く惹かれるが、相手の不可解な態度に翻弄されることになる。渉に影のように寄り添う友人の祐之介、その恋人エマ。彼らの共有する秘密が響子を巻き込み、四角形のような関係は、不安と悲劇へと疾走しはじめる。そこには死の予感までもが漂います。その先に待つことも知らず、強く相手を求める人間を描いたもの。「恋」「欲望」へと連なることになる、ロマン小説。 | ||||
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自分が愛した相手は自分のことを心底愛してはくれない。その原因はいったい何なのか?ずっと不信感が付いてまわっていたその真相は??学園紛争のまっただ中,紛争の中で青春を過ごす2組の男女が繰り広げる若くて苦い青春は,誰もが経験したような懐かしさを感じうる。だけどその結末は・・・青春時代の出来事って,後まで結構引きずることってありますよね。この主人公もどこまでひきずるのかなあ。随所に出てくるストーンズのナンバーがその時代を思い起こさせ,作品をより身近に感じさせてくれる。小池真理子の作品と知らずに読んでも,やっぱり小池真理子の作品だなと納得させられる作品。 | ||||
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登場人物の青春時代の恋愛が美しく描写されていて、最後まで目が離せませんでした。危険だけど美しい恋…こういう恋や愛の形もあるんだなぁと思いました。恋愛の深さをしみじみと感じ、ラストは自然に涙が出てきました。読み終えた後、色々と考えさせられました。本当に読んで良かったと思える作品です。 | ||||
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小池真理子さんの作品の中では、一番スキ!(ちなみに2番は「欲望」、3番は「冬の伽藍」)。登場人物がみんなキレイな感じがして、そんな人たちが繰り広げるチョット、ショキングな世界なので、引き込まれるように読みました。でも、若いときにこんな思いをすると、その後の人生観が変わってしまわないかな?と思いました。主人公よりも、エマに惹かれた私です。 | ||||
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小池真理子作品で、これが一番スキ!青春時代の恋愛におけるやるせなさが全面に出ていて、主人公にも共感がもてるし(主人公の気持ちが理解できない作品には没頭できない。)登場人物が皆個性的で美しくて・・・。でも、若くしてこんな経験をしたら、恋愛恐怖症とか人間不信にならないかな?小池真理子の作品は、自分なりに登場人物を頭に描きやすいし。こういう系統の好きな人は、ぜひ「欲望」「冬の伽藍」も読んでみて!! | ||||
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特殊な恋の世界が繰り広げられています。それぞれの心理状態が極限まで追いつめられていって、とんでもない行動を起こしてしまう。自分では経験したことないけれど、人間ってあんな風になるのかなぁ。 | ||||
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「恋」に繋がる作品です。 読み終わるまで、何も出来ない。 結露でガラス窓が水滴だらけになるような冬の寒い日に 風の音を聞きながら、濃いミルクティーを飲みながら、 そんなのがぴったりしそうな小説です。 | ||||
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