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暗礁
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暗礁の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 41~60 3/4ページ
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「破門」から始まり、「国境」と、このハードボイルドなエンターテイメントを読み続けています。 この「暗礁」は、往時の事件を元ネタにリークし、臨場感たっぷりに二宮と桑原コンビが参入してきます。 麻雀をしたという小さなきっかけから、どんどんと転がっていくようにエスカレーションしていく展開の中へと引き込まれていきます。 「破門」や「国境」のように、やられたからやり返すといったということではなく、狙いとするところが見えて来ませんが、それもページをめくっていく楽しみのひとつです。 この疫病神シリーズは、ローカルな関西路線をあっちいったりこっちいったりと、ひとつに留まることなく動き回って、事がはじまるところに持ち味があります。 関西ならではの、するめをかみしめるような味のある場所を選定しており、リアルな情景が浮かび上がってきます。 これに加えて、服装と着こなしを詳細に写すことによって、個性ある人物像を描き、味のある臨場感が出てきます。 場面から場面に移っていく時の切り返しのキレがよく、それに瞬時にスイッチが切り替えられても、すぐに次の場面についていけます。 ひとを介した情報源により、次から次へと瞬時に行動を移していく軽快なテンポがここちよく感じられます。 | ||||
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「螻蛄」→「疫病神」→「暗礁」の順で読みました。全部星4つです。関西弁の会話は軽快で楽しいですし、格闘シーンも荒唐無稽ではありませんし、混み入った組関係もリアリティを感じていいのですが、あっちへ行ったりこっちへ来たりで、三作とも物語の深さというか濃さというか、読み手の感動する振れ幅に対して話が長すぎだと思いました。ちゃぶ台をひっくり返すような驚きもありませんし。 ところで、著者は警察が嫌いであえてデフォルメしているのでしょうか、それとも裏側から見るとほとんどこんなものなんでしょうか、特に今回の「暗礁」では、期待値に遠く遠くかけ離れた警察官ばかり登場するので、一般市民のわたしは、はなはだ困惑し、情けなく心配になりました。 次は疫病神シリーズではなく、「大博打」にしてみようと思います。 | ||||
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一度に読んでしまうのが惜しくて、まずは上巻だけ購入しましたが、読み始めると続きが気になってしまい上下セットで買わなかったことを後悔しました。桑原、いい男!! | ||||
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今回は上下巻の話でしたが、長すぎという印象はありませんでした。疫病神の頃にくらべると、桑原がよく喋るようになりましたね。ラストも後味良く、最後まで楽しめました。参考文献も読んでみようかな~と思います。 | ||||
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オススメです。通勤時間で読みましたが、時間があっという間に過ぎました | ||||
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下巻、ためらいなしの、またいっき読み!次回シリーズの文庫化が待ち度〜しい。 | ||||
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読み始めたら、止まらない。面白い。 二宮と桑原は、名コンビ。 | ||||
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桑原と二宮の掛け合いが、絶妙。内容は無いが、ついつい読んでしまう | ||||
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関西が舞台で違和感のない関西弁や、二宮と桑原の微妙な関係が読んでて引き込まれていきます。 ドラマ化してほしい作品です | ||||
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黒川氏の作品を初めて読み、途中でシリーズものということが判った。 シリーズの初めから読まなかったことを後悔したものの、本作品から読み始めても全く支障なく面白かった。 イケイケのヤクザである桑原と建設コンサルタントの二宮のコンビが繰り広げるヤクザなワールドは息の長いシリーズとなるであろう。 ヤクザが登場する作品にしてはえげつなさがなく、2人の会話にも笑ってしまうことしばしば。 このシリーズは全て読んでおこうと思った。 | ||||
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上巻読了後に下巻である本書も一気呵成に読了した。 イケイケのヤクザである桑原と建設コンサルタントの二宮が運送会社と共に繰り広げるストーリーは素晴らしく面白い。 社会問題としても注目の問題であっただけに興味を引くものがあったのだろう。 本シリーズは、今後も絶対読んでいくシリーズとしてチェックしていきたい。 | ||||
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黒川節の真骨頂! 二宮、桑原のやりとりが織りなす、 緊張と緩和の連続にしびれます。 | ||||
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厄病神シリーズ第三弾。 第一弾は産廃の処理場を巡る利権争い、 第二弾は二蝶会の若頭が嵌められた詐欺師を追って北朝鮮へ、 そして今回・・・ 大手運送会社のマル暴対策費の裏金に群がる警察と暴力団の争奪戦。 疫病神の桑原と貧乏神の二宮は金を追って沖縄へ。 このシリーズを読んでいて感じる事は、 ヤクザのシノギより堅気衆のシノギの方が結構えげつないと言う事でしょうか。 石川や浜の真砂は尽きずとも世に盗人の種は尽きまじ。 二宮&桑原 WILL BE BACK IN “螻蛄” | ||||
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何故か版元が変わり続ける疫病神シリーズ第三弾。 ハードボイルドと銘打つも男前な探偵や謎の美女とは縁遠く、フェロモン皆無なおっさん二人は今日も行く。口は八丁手も八丁〜♪一攫千金の臭いを嗅ぎ付けて〜♪ 運送会社と闇社会と警察と政界の繋がりがよくわかる。どんな世界でも規模が大きくなると有象無象どもがやってくる。思わずため息が出る。筋はややこしいが爽快な物語。 黒川さんいつもありがとう。これからも権力を振りかざすやつを叩きのめしてください。 | ||||
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建設コンサルタントの二宮啓之くんと、武道派ヤクザの桑原保彦くんのコンビの第3弾。 今度は、大手運送会社(読めばどこの運送会社がモデルかすぐにわかる)絡みのトラブルです。 期待を裏切らないどたばたが、これでもかこれでもかと続きます。 シリーズで読めば、最高だけど、これだけ読んでも、すごく面白いです。 とにかく、お奨めです。 難点は、面白すぎて、一晩眠らずに読んじゃうことかな? まあ、どういう本が面白いかは、その人の感性なのですが、読んで損はないと思う。 | ||||
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疫病神シリーズの第3弾ということだが、第1弾、第2弾を読まずにいきなり第3弾を読んでしまった。それでも十分話を理解できるし、二宮と桑原のコミカルな関西弁のやりとりがとてもおもしろかった。一見、頼りなさそうに見える二宮だが、自分のピンチは得意の二枚舌と頭脳でかいくぐり、チャンスを逃さぬよう食らいつく様子は見ていてとても楽しめた。ただ、最後に二宮の事務所にやくざが乱入するところはちょっとあっけなかった。今までの桑原の様子を見ていると3人でも簡単に倒せたのではないかと思う(奇襲で2人を倒したのだから、)が、あっけなく捕まってしまったのは不思議だった。 | ||||
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広域指定暴力団 神戸川坂会直系 二代目二蝶会 若頭補佐 桑原保彦と建築コンサルタント二宮企画の所長二宮啓之のコンビが運送会社のからくりから一儲けを思い立つ。舞台は近畿に留まらず、沖縄まで飛ぶ。私はいつも骨折り損のくたびれ儲けである桑原さんに本当に大儲けしてもらいと思っている。今回こそ大金を掴めればいいが?そして二宮もおこぼれにあずかれて少し羽振りが良くなって欲しい。 | ||||
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桑原と二宮の掛け合いは、そこらの下手な漫才よりもずっとおもしろい。薄汚いヤクザ社会を描いているのに、暗さがなく、からっとしたユーモアも感じられます。大阪ヤクザの実態ってこんなものかと知識欲?まで満足させられるのです。 ほんとに非常識の塊のような桑原なんですが、そのゴロ巻きの強さと目的達成への執念には、いつか共感まで覚えてしまいます。 でも、こうした内容で、女性読者をつかめるのでしょうかねえ。わたしは大ファンですが。 大阪弁の中でも、最も柄の悪い言葉を、これほど上手に小説に取り込めるのは、著書もこうした使い方に慣れているからなのでしょうか。一度お話をしてみたいと思います。 | ||||
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まずひとつに、毎度取り扱う社会問題がよく調べられていてリアリティがあり、さ らに二転三転する物語性が噛み合って、読み物として価値のあるすばらしいエン ターテイメント小説になっているというところです。 本作では天下り人事で警察OBの城と成り果てた企業の贈収賄問題が物語のきっ かけになります。 そしてもうひとつは二宮&桑原コンビが絶妙であるというところ。 ヤクザの桑原は自分が最強で誰も怖くないといったジャイアンであって、二宮にと って桑原は関わりあうとろくな事がないけど下手に逆らえないという心底疎ましい 存在ではありますが、その二宮は厭味な台詞回しで桑原をおちょくることもしょっ ちゅうで、ナニワ風ユーモアの効いた二人のやりとりには<脅す者>・<従う者> という関係にありながら辛気臭さはいっさいありません。この絶妙巧妙な距離感が すばらしい愛すべきコンビです。がんばれ二宮!いったれ桑原! そのコンビネーションもシリーズを追うごとに熟成しつつあって、本作も「疫病神」 「国境」の読者を失望させない内容になっています。 そして最後のすばらしいところは、権力に物をいわせた金の亡者・人間の屑を「こ てんぱんにいわしたる」気持ちよさにあります。 この「暗礁」から入っても何ら差し障りなく読めますので、気に入れば過去の作品 も是非手に取ってみてください。 | ||||
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疫病神」シリーズ第3作。 「疫病神」「国境」に引き続き,ヘタレ建築コンサルタントの「二宮」と粗暴でおしゃれなヤクザ「桑原」のコンビが,あっちこっちへ飛びまくります。 大手運送業者による警察幹部への接待麻雀に,桑原が「代打ち」として二宮を差し向けるところから話が始まる。 桑原の指示通りのイカサマで,数十万をせしめた二宮だが,運送業者・警察・ヤクザ,三つ巴の癒着に裏金の匂いを嗅ぎつけた桑原のせいで,抜き差しならないトラブルに巻き込まれていく。 とにかく,このシリーズの見所は,二宮・桑原の絶妙の会話なんですね。 これはサイコーにおもしろい。 一気に読ませるスピード感と,相変わらぬ2人のキャラと会話で十分楽しめる作品だが,いくつか難点がある。 ・二宮が巻き込まれなくてはならない動機付けが弱い ・登場人物が多く,金の流れなどが複雑で,把握しずらい ・北朝鮮に飛んだ前作「国境」に比べるとスケールが小さい(沖縄には飛びますよ!) このあたりが,今回の作品の気になるところ。 前作「国境」が最高だっただけに,ちょっと肩透かしを食らった感じ。 とにかく2人のキャラクターが最高なだけに,是非次回作に期待したい。 | ||||
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