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汝の名



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【この小説が収録されている参考書籍】
汝の名―WOMAN
汝の名 (中公文庫)
新装版-汝の名 (中公文庫)

汝の名の評価: 3.34/5点 レビュー 38件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.34pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(4pt)

女性の裏の顔

あり得るようなあり得ないようなって感じの結末
汝の名 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:汝の名 (中公文庫)より
4122048737
No.16:
(4pt)

複雑な人間関係なのにリーダビリティが抜群に良く、(偽の)姉妹間の七変万化の愛憎劇を中心に、高齢者を対象とした保険金詐取という社会問題をも織り込んだ構想が卓越している秀作

33歳で表参道のETSという(怪しい)人材派遣業の美人社長をしている"勝ち組"を目指す打算的な姉の陶子と、陶子と同居していて陶子から世間に"引き籠り"を吹聴されている(<Time is Money>がモットーの陶子のエクスキューズとされている)一見忍従の元製薬会社社員の28歳の妹の久恵との麻生姉妹を巡る物語。まず、プロローグで三上里矢子という"負け組"の女が顔を見せて意味深。また、久恵は陶子を崇拝しているが、陶子は久恵を便利屋扱いして軽蔑している節がある。この他、冒頭、"謎の女"が陶子にお金をせびるシーンがあり、この"謎の女"は姉妹(あるいは陶子だけか?)にとって都合の悪い女らしい。

姉妹を取り巻く環境がテンポ良く描かれる。陶子は仕事の成否によって感情の起伏が激しく、久恵にDVまで振るう様になる。堪らず、久恵は陶子に内緒で同居前に住んでいたアパートを一時避難所の様に使い、継子という老寡婦を初めとして薬を沢山服用する高齢者が大勢居る事を知る。成程、ここで元製薬会社社員という設定が活きて来る訳だ。その一方で、陶子と久恵は血が繋がっていない事が示唆される。陶子は(借金逃れ用の)名義替えの話をする。そして、新聞には"謎の女"が病死した(久恵が薬殺したという解釈も成り立つ)というニュースが載っていて、どうやら、"謎の女"から陶子は名義借りしていたらしい(即ち、「"謎の女"=(元の)麻生陶子」であって、「里矢子→陶子」として陶子は成り上がった訳だ)。邪魔になった麻生陶子(の名前・存在)を陶子が消す意向の上、実質オーナーの問題でETSの現状に満足していない陶子が名門壱岐家の御曹司の亮介に接近した事によって、久恵はとうとう本性を表してある行動に出る...。

陶子が最後まで騙し合い合戦に負けない点も面白い。複雑な人間関係なのにリーダビリティが抜群に良く、(偽の)姉妹間の七変万化の愛憎劇を中心に、高齢者を対象とした保険金詐取という社会問題をも織り込んだ構想が卓越している秀作だと思った。
汝の名―WOMANAmazon書評・レビュー:汝の名―WOMANより
412003433X
No.15:
(5pt)

良かった

欲しいモノがすぐに手に入り
いたみもなく 安く 早く届く
便利で 最高です
今後ともよろしくお願いします
汝の名 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:汝の名 (中公文庫)より
4122048737
No.14:
(5pt)

大変良かったです。満足しています。

商品はすぐに届き、非常に満足いたしました。
また利用したいと思います。
新装版-汝の名 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:新装版-汝の名 (中公文庫)より
4122069971
No.13:
(5pt)

満足〜タイトル格好いい

美人で仕事の出来る姉と、不美人で暗く引きこもり気味の妹。類型的に、だからこそ感情移入しやすいキャラ設定で物語はスタート。そしてこのキャラ二人でサスペンスってんなら、まあ事件の展開にあらかた見当はつくでしょう。とはいえ、中盤に入るとあまりの展開のはじけっぷりに「どこでオチをつける気だあ!!」と要らぬ心配までしてしまいました。主役はこの二人なんですが、物語が進むにつれ、もうどっちにも感情移入出来なくなるのが楽しくて楽しくて。(笑)飽きずに一気に読み終えられました。満足です。このラスト、私は清々しさすら感じました。二人とも頑張れよ〜(笑)余談。私の買った文庫には、「明野照葉をしらずしてサスペンスを語るなかれ」との帯でした。だからサスペンスと思って買いました。しかし他の方のレビュー見たら、「ミステリー」と銘うった帯もあったのか?ミステリーと思って読んだら怒るだろな。もひとつ。私は明野作品では「棲家」「闇の音」が大好きで、「輪廻」「女神」「骨肉」はあまり好きじゃないんです。また前者みたいな作品書いて欲しいなあ。
汝の名 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:汝の名 (中公文庫)より
4122048737
No.12:
(5pt)

満足〜タイトル格好いい

美人で仕事の出来る姉と、不美人で暗く引きこもり気味の妹。
類型的に、だからこそ感情移入しやすいキャラ設定で物語はスタート。
そしてこのキャラ二人でサスペンスってんなら、まあ事件の展開にあらかた見当はつくでしょう。

とはいえ、中盤に入るとあまりの展開のはじけっぷりに
「どこでオチをつける気だあ!!」と要らぬ心配までしてしまいました。

主役はこの二人なんですが、
物語が進むにつれ、もうどっちにも感情移入出来なくなるのが楽しくて楽しくて。(笑)

飽きずに一気に読み終えられました。満足です。
このラスト、私は清々しさすら感じました。
二人とも頑張れよ〜(笑)

余談。私の買った文庫には、「明野照葉をしらずしてサスペンスを語るなかれ」との帯でした。
だからサスペンスと思って買いました。
しかし他の方のレビュー見たら、「ミステリー」と銘うった帯もあったのか?
ミステリーと思って読んだら怒るだろな。

もひとつ。私は明野作品では「棲家」「闇の音」が大好きで、「輪廻」「女神」「骨肉」はあまり好きじゃないんです。
また前者みたいな作品書いて欲しいなあ。
汝の名 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:汝の名 (中公文庫)より
4122048737
No.11:
(4pt)

女性ならではの主人公とその妹

美しい女性が美しさを武器に勝ち組となり、ぱっとしない妹が負け組となっているところ、ある時から立場が変化していくという内容です。
サスペンスタッチということで程よく楽しめました。解説には驚愕の真実が明らかになっていく、とありましたが驚愕と言うほどの事実ではありませんでした。前半は主人公がムカつきましたが、後半は頑張れと思いながら読みました。
女性は美しさに付随する有利/不利が存在すると思いますが、実際の女性がどのように感じているのかなと考えながら、主人公の妹を注意していました。
エピローグでもうすぐ終わりかなと思いましたが、あのような終わり方だったのですっきりはしません。また、プロローグに出てくるモデル風の女性が物語の主要人物ではないのでちょっと残念です。
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4122048737
No.10:
(4pt)

日向と日陰に住んでいる、姉妹?の物語

姉:陶子と妹:久恵という対照的な仮面姉妹が、それぞれに違った生き方をしているのが特徴。
一時、勝ち組 負け組という言葉が盛んに使われたが、この小説も非常に分かりやすくその「勝ち負け」を上手く取り入れている。けれど実は、勝ち負けに関係なく、主人公の陶子&久恵のどちらもが、それぞれの人生を生きるのに必死であり、その生き方に共感こそできないが、そうゆう生き方もあるのかという感もあり、小説として読んでいてなかなか面白く、なかなか恐ろしい。
孤独な老人を利用する久恵みたいな人は、現実に確実に存在しうるし、陶子みたいに派手で女を武器にしつつ、使える人は使え的な分かりやすい発想をする人も、また確実に存在しうるだろう。
ラスト久恵の結末は、きっとそうくるだろなぁ〜と、ある程度は予想がつく結末だった。
だからこそ、先が読める分、安心して読み進め、小説としてなかなか読み応えがあった。
汝の名―WOMANAmazon書評・レビュー:汝の名―WOMANより
412003433X
No.9:
(4pt)

日向と日陰に住んでいる、姉妹?の物語

姉:陶子と妹:久恵という対照的な仮面姉妹が、それぞれに違った生き方をしているのが特徴。
一時、勝ち組 負け組という言葉が盛んに使われたが、この小説も非常に分かりやすくその「勝ち負け」を上手く取り入れている。けれど実は、勝ち負けに関係なく、主人公の陶子&久恵のどちらもが、それぞれの人生を生きるのに必死であり、その生き方に共感こそできないが、そうゆう生き方もあるのかという感もあり、小説として読んでいてなかなか面白く、なかなか恐ろしい。
孤独な老人を利用する久恵みたいな人は、現実に確実に存在しうるし、陶子みたいに派手で女を武器にしつつ、使える人は使え的な分かりやすい発想をする人も、また確実に存在しうるだろう。
ラスト久恵の結末は、きっとそうくるだろなぁ〜と、ある程度は予想がつく結末だった。
だからこそ、先が読める分、安心して読み進め、小説としてなかなか読み応えがあった。
汝の名―WOMANAmazon書評・レビュー:汝の名―WOMANより
412003433X
No.8:
(4pt)

根性ある2人のヒロイン

『女神』がある意味面白く好きだったのでなんとなく
内容のかぶるこちらも購入。
面白かったです。
結局この著者は、自分をマネジメントする女性が
なんだかんだ言って好きなのかなと
この2冊を読んで思いました。
ヒロインの正反対な2人は、どちらも病的な人ですが、
どちらもなかなか根性があって好きですね。
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4122048737
No.7:
(4pt)

現代のリアルな女の戦

作者女の人なの? すごく丁寧にかかれていたなー。
現代のリアルな女の戦争ですね...人の真似をして自分の幸せと他人の幸せをあわせようとする女は幸せにはなれないと。
すごく冷静に描かれている。
今って「結婚している」=「勝ち組」みたいな言い方しているけどそれって間違っている。
陶子はちゃんと自分なりの自分を持って自ら勝ち組になっていくのは尊敬する。
陶子も久恵も良く見ると色々と許せないようなことはしているんだけど、やり方は多少いろいろあるけど、清純正統なのが絶対正義かといえばそうではないだろう。
私も陶子側にはなれないけど、やはり陶子のような人が評価される世の中でいてほしいと思う。
結局容姿が良くても、努力しないとほしいものは手に入らないのよね。
人によって感想がすごくわかれそう。
とにかく素直で真っ直ぐで汚いことは大嫌いなヒーローが正義だと思っている人にはダメかも。
いいじゃない汚いこともあるのが普通だ。
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4122048737
No.6:
(4pt)

現代のリアルな女の戦

作者女の人なの? すごく丁寧にかかれていたなー。
現代のリアルな女の戦争ですね...人の真似をして自分の幸せと他人の幸せをあわせようとする女は幸せにはなれないと。
すごく冷静に描かれている。

今って「結婚している」=「勝ち組」みたいな言い方しているけどそれって間違っている。
陶子はちゃんと自分なりの自分を持って自ら勝ち組になっていくのは尊敬する。
陶子も久恵も良く見ると色々と許せないようなことはしているんだけど、やり方は多少いろいろあるけど、清純正統なのが絶対正義かといえばそうではないだろう。

私も陶子側にはなれないけど、やはり陶子のような人が評価される世の中でいてほしいと思う。
結局容姿が良くても、努力しないとほしいものは手に入らないのよね。

人によって感想がすごくわかれそう。
とにかく素直で真っ直ぐで汚いことは大嫌いなヒーローが正義だと思っている人にはダメかも。
いいじゃない汚いこともあるのが普通だ。
汝の名 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:汝の名 (中公文庫)より
4122048737
No.5:
(4pt)

心理的に怖い小説

人間に対する冷徹な見方が新鮮である。人の心はその時の状況によって優しくもなるし、残酷にもなる。この小説は心理的な怖さを感じる。例えば見栄や孤独につけこむビジネスの存在、悪徳商法を裏で操る悪人、都会の老人の孤独や不安がリアルに描かれている。また主人公の妹役の女性は最初は控えめで慎ましく好感がもてたが、途中から恐ろしい化け物に変身していく怖さがある。惨めで弱い者には誰も目を向けないとか、家族でも世間体の悪い厄介者は家に寄せ付けない等の記述はテレビなどでは語られることのない真実であろう。
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4122048737
No.4:
(5pt)

おもしろい

先の展開が読めなくて、一度読み始めたら続きがすごく気になってしまいます。人間の嫌らしさとか汚さが全面に出てて、色々考えさせられる怖い作品でした。度を越した女同士の闘いは、何となく「週末婚」を彷彿とさせます。文章も非常に読みやすいのでオススメです
汝の名 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:汝の名 (中公文庫)より
4122048737
No.3:
(4pt)

なんだか....

某デザイン系の本にこれのってたよ。やはり上記の人のいうとうりかな・・・?店頭ではあまり見かけないので稀少ということなのか・・・。んー。読んだ人、装幀を見た人の意見を教えてください!
汝の名―WOMANAmazon書評・レビュー:汝の名―WOMANより
412003433X
No.2:
(5pt)

装幀買いです!

良いワインは良いラベルで見分けろ!という言葉がありように、これもそのような装幀! 白地に一見軽い感じの装幀か?と思いつつ手に取ると、いやそれが凝っている。 網目はシルバーでなんと言っても四角の窓から光る黒がなんだか不気味・・・。 それはあたかもこの本野内面を表しているかのようだ!! 白黒、裏と表それはあたかも多重人格者のそれと似ている。 病んだ本でいうことはまちがいないだろう・・・。 手にした人はカバーをはずしてみよう。このワインのように深く目で味わってもらいたい一品。★★★★★
汝の名―WOMANAmazon書評・レビュー:汝の名―WOMANより
412003433X
No.1:
(5pt)

装幀買いです!

良いワインは良いラベルで見分けろ!という言葉がありように、これもそのような装幀! 白地に一見軽い感じの装幀か?と思いつつ手に取ると、いやそれが凝っている。 網目はシルバーでなんと言っても四角の窓から光る黒がなんだか不気味・・・。 それはあたかもこの本野内面を表しているかのようだ!! 白黒、裏と表それはあたかも多重人格者のそれと似ている。 病んだ本でいうことはまちがいないだろう・・・。 手にした人はカバーをはずしてみよう。このワインのように深く目で味わってもらいたい一品。★★★★★
汝の名―WOMANAmazon書評・レビュー:汝の名―WOMANより
412003433X

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