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受命



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【この小説が収録されている参考書籍】
受命―Calling
受命 (角川文庫)

受命の評価: 3.63/5点 レビュー 16件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(1pt)

こんな酷い小説は初めてです!

この作家のファンです。今まで読んだ物はなかなか勉強にもなるし、面白い読み物であった。しかしこの小説は酷い。全く酷い。
主人公たちが、その行動を起こす必然性が全くわからない。
筋が通らなくても、ただただ面白ければ良いという馬鹿馬鹿しい物語りである。
受命 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:受命 (角川文庫)より
4043589026
No.2:
(1pt)

評価は分かれると思うが・・・

日系ブラジル人産科医、日本人女性、韓国人女性の3人が、それぞれ異なる経緯と方法と目的で北朝鮮に入国する。旧知の彼らがかの国で密かに連絡を取りながら、各々ハラハラドキドキの「冒険旅行」が平行して進んでいく。勿論、硬派なテーマのこの作家らしく、北朝鮮の置かれた現状や問題点を背景に丹念に書き込まれた物語。登場人物たちも彼らなりに真摯であり、決して、物見遊山気分ではない。しかし・・・。前作『受精』の続編というか、連作というか。同じ登場人物で全く異なるテーマを扱っているのだが、前作で、彼ら3人が当事者だったのに対し、今作は謂わば傍観者。関わるのが彼らである必然性がわからない。あの国との距離感のビミョーな違いを持つ3国籍者の、かみ合わない価値観と会話が物語に入り込むことを阻害している。初めてこの作家を読む読者にはきっとよくできたエンタテイメントと感じると思うが、『三たびの海峡』や『逃亡』から入った読者には、違和感と物足りなさを感じるかもしれない。
受命―CallingAmazon書評・レビュー:受命―Callingより
4048736809
No.1:
(2pt)

トンでも国家が舞台のトンでも小説

 お隣の国では「反日小説」という奴がそれなりの人気を持っているらしい。
 天皇や首相が暗殺されたり、皇太子妃が”正しい歴史認識に目覚め”たりするのだそうだ。
 それに倣ったわけではないのだろうが、似たような印象を受ける作品だ。
 言うなれば、「反北小説」か? 
 主人公の3人は著者の別作品「受精」の主人公格3人。
 日系ブラジル人の医師と、日本人女性と、韓国人女性。
 この3人が色々なルートで北朝鮮に入国し、ついには親愛なる首領様暗殺計画に参加する。
 ちなみに、「受精」できちんと決着しなかった問題がこちらで解決するわけではないので、そちらの期待はなさらぬように。
 韓国人女性は「受精」の最後で”ピピー”の”ピー”を”ピー”していたはずなのだが、それをどう解決したかすら語られないし。
 「受命」に話を戻すと、近くて遠い、現代の秘境ともいうべき北朝鮮の様子が異世界感たっぷりに描かれ、なかなか面白い。
 面白いのだが、主人公(狂言回し?)の選び方がおかしい所為で、ストーリーが出鱈目になっている感がある。
 医師はともかくとして、二人の女性には、北朝鮮に是非とも行かねばならない理由があるわけではないし、ましてや首領様暗殺に荷担するほどの恨みも損得もない。
 ここに説得力を持たせられなかった所為で、
「何となく北朝鮮に入った3人が、その場のノリで暗殺に荷担した」
ようになっている。
 「外国人の目」であの国を語りたかったのだろうが、物語の整合性を考えれば、在日の爺様と北朝鮮の老男女と軍人辺りを主人公にした方がよほどすっきりしただろうに。
 あと、著者は元々会話文の硬い人なのだが、今回は目立って酷かった。
 特に主人公の一人と在日朝鮮人会長の会話などは、言葉から話題の選び方までインタビュー原稿のようで、とてもリアルタイムに会話しているとは思えない。
 分かりやすい誤字や助詞の間違いも散見され、推敲の甘さが目立つ。
受命―CallingAmazon書評・レビュー:受命―Callingより
4048736809

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