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人間椅子
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【この小説が収録されている参考書籍】
人間椅子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全93件 21~40 2/5ページ
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世界観としては園子温みたいな感じ。 園子温が実写作品撮ってそうな感じですよねこの作品。 タイトルは聞いた事あるけど読んだ事なかったので読んでみました。 この内容ならタイトルは「椅子の中の男」とかでも良かっただろうけど、そこをあえて「人間椅子」とするあたりにセンスを感じた。 短編だけど話の形は綺麗に整っていたと思う。 | ||||
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恐怖の手紙、みたいな感じで、ファンレターにかこつけた告解の手紙を読ませる中で、少しずつ恐怖に近付ける展開は面白い。 設定は荒いんだけど、それをねじ伏せて読ませる展開の面白さがある。 椅子の中に人が、って設定も、適度な生々しさで良かったんじゃないかなと思う。 ベッドの中に、なんかだと生々しさが過剰に際立つので。 これはやばいぞ、と思いながらもついつい見ちゃう、ってのはよく分かる。 それ以前に、佳子は律儀な性格だ、つまり一旦読み始めたら最後まで読む、という設定をちゃんと仕込んでるあたりは周到だなと思った。 普通に考えればこんな手紙、途中で読むのをやめてしまうだろうし、途中で読むのをやめられては話が成立しないので。 オチもまあまあ。 | ||||
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皆さん仰っている様に、意外と読みやすい。 戦前の作品なのでもっと旧文体で読みにくいものを想像していましたが意外とそこまででもなかったです。 いや椅子の中に入っていたらさすがにばれるでしょうよ・・・ とかそういうごもっともなツッコミは置いておいて、話としてはよくできていると思います。 ストーリーとしてすごく捻っていたりとかの複雑さは無いのですが、徐々に追い詰めていく感じの話の流れは面白かった。 | ||||
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長編物では無いので短時間で読めて良かった。 私の場合は1時間足らずで読めました。 細かい揚げ足取りをしだすとキリが無いのでやめておきますが… 特殊な異常趣向を持つ「私」の独白? による現実? と虚構? を行き来する話の筋で、シンプルながらもしっかり楽しめる構成です。 「私」のキャラクターモデルは、「ノートルダム・ド・パリ」のカジモドでしょうか。 私は勝手に「私」を日系カジモドに脳内変換して読んでいました。 冷や汗タラリのぞっとする系の作品なので、夏のこの時期に丁度良いかも知れませんね。 | ||||
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この作品は中学生位の頃に一度読んでいるのですが、ウン10年ぶりに再読。 通勤時間でサラリと読めました。 細かいディテールは綺麗に忘れていたのですが、ああ、こんな話だったなぁ… と。 現代で言う、ヒトコワ系の都市伝説モノみたいな… 平たく言えばキモ犯罪系のド濃厚ストーカー話なので、内容的には女性向け、かな? ネタバレ回避の為に詳細にはあえて触れませんが、世にも不思議な物語的な淫靡な世界観は独特なものがありますね。 この作品、派生系の作品って結構多いですよね。ベッドの下に棲む男、みたいな… 隣室からずっと覗いてる男、それに気付かず日々を過ごす女… 系の話は古くからあるので、定番と言えば定番な設定ではあるのですが… 総じて、まずまず愉しめました。 現代感覚で読んでもそんなに古臭さは感じない設定、内容だと思いますので、興味のある方は一度読んでみるとよろしいかと。 短編なので、さほどボリュームは無いのでサラッと読めますよ。 | ||||
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こりはマジでいい! まず何がいいって、めっちゃ短い。30分未満で読み切れる。 で、短いのは確かなんだけど、それに比べて没入感がすごい! 個人的な持論として、本ってある程度まで長ければ長いほど、それを追うにつれて、作中における世界観への没入が進行するから、より面白くなってくると思ってるんだけど、これは単純に「面白さ」がそれを齎してる! [「短くて面白い」]!これに尽きる!あと無料!(電子書籍版) 注目すべきはシチュエーションとか、その他諸々の「特異性」も捨てがたいけど、「描写そのもの」も負けず劣らずいいと思う。 何が起きてるか、っていう単に定性的な視点も、それを説明する文章の表現力の好さにも魅力はある。 無論どっちともいい!好き あと個人的なオススメでいうなら、電子書籍の方が、タダだし、それ以上に単語の意味を直ぐに調べながら読めるからいいと思う。あまり馴染み深くない語彙とか出てくるから(閨秀-学問や芸術に優れた女性の意味-とか。) | ||||
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今読んだら全然怖くないないですね。魔術師のほうが面白いです | ||||
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誠に短いお話なのに、引き込まれてしまいます。 恐ろしく古い話のはずが、新しく感じるのはさすが。 落ちもあざやか。拍手です。 | ||||
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黒蜥蜴を読み、江戸川乱歩の面白さを知りました。人間椅子という表記は黒蜥蜴にも出てきた事でこの作品を読んでみようとダウンロードさせて頂きました。確かにこの作品を読んでて半分くらいでオチがだいたい分かってしまうんです。しかし、ラストの結末がどう終わらせるのか気になってオチがわかってても最後まで読まさせられる作品です。 ネタバレにならない程度にと思ってるので言葉足りず申し訳ないですが、サクッと読みたい人、文豪読んだことないって方でも読みやすいです。是非、乱歩の世界に入ってみてください! | ||||
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背景知識が全くない状態でこの本をとった方は、とても楽しめると思います。 現代のドラマや劇、アニメ、小説なんかにこの本のアイデアが応用されているものも、少なくないような感じがします。世にも奇妙な物語の元祖の様な、、 とにかくドン引きしました。(笑) 出会えてよかったです。 | ||||
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とても気持ち悪くも、どこか読まずにはいられない読者を引きつけるような内容でした。 こんなにスラスラと飽きずに読めたのは初めてです。昔ながらの文体に戸惑うことも多少ありましたが、本当に面白かったです。 他の江戸川乱歩の作品が気になりました。 オススメします。 | ||||
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イスの中に隠れてホテルのロビー、個人宅に侵入するストーリーです。実行すれば犯罪ですが、心の奥の奥にある願望なのでしょうか?爽快な読後感はなかったです。 | ||||
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長期間自宅におり、せっかくの機会なので読んでみました。 異常な性癖をもった男の話です。 他の人も言われてる通り万人受けはしないですが、短編なので多くの方に勧めたい名作です。 変態が自分の性癖をある女性に告白するという話ですが、これが心底気持ち悪くゾッとせずにはいられません。 今の時代でも内容の異常な不気味さに鳥肌が立つ内容なので、当時は衝撃的問題作だったのではないかと思われます。 穏やかで紳士的な異常性癖者の恐怖がリアルに描かれている作品でありながらも、話のオチも秀逸です。 | ||||
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江戸川乱歩の世界が表現されています。 短編ですが、予想外な展開に読んでいて引き込まれます。 最後まで楽しめました。 | ||||
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乱歩の名作。 | ||||
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大正末期に書かれた短編。 醜悪かつ腕は一流の椅子職人を名乗る語り手の一人称で一気に読めます。 自作の椅子に入った目的も当初の盗みから外国の幼女や貴婦人の皮膚の温もりや感触に性的に興奮することに変容し、 なめし革一枚隔ててもっと触れていたいとより倒錯的な願望へとエスカレートしていく。 外国人相手のホテルから人手に渡った椅子。当然だが語り手も中に身を潜めて…… 高級官僚の夫人で女流作家である佳子女史はあるファンから手紙を受け取り、愛用に椅子に座ってまるで取り憑かれたように読み進めるが…… 実は○○は○○でしたの走り的な作品。叙述トリック、どんでん返しの要素が詰まっています。 こんな風に考察されること自体、乱歩先生にしてみれば想定外なんでしょうけどね。 語り手のファンレターの内容は果たして現実なのか、それとも佳子女史の反応を見て愉しむ変質者の悪戯なのか。 はたまたファンレターの体裁を装った「小説」というオチの通りなのか。 どちらにしても椅子に座ることを躊躇ってしまうのは避けられない。 | ||||
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I have heard the news of a man who frowned in the gutter of the road and peeped at the woman walking through the gap of the groove lid with surprise and mockery, but the abnormal sex preference of the man who appears in this book is such news Even a child can feel equally. Perhaps there is nothing more comprehensible to others than to human tastes, or sexuality. | ||||
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ゾクゾク、からのどんでん返し、ホッとする、からの、あれ?2通目の手紙が嘘??ゾクゾク、、、 読んでいてただ純粋に「楽しい!」と感じる本って意外と少ないかも。 よかったです^_^ | ||||
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I've heard the news of a man who looked at a woman who was lying in the side groove of the road and peeked through the gap of the groove lid, but the man's unusual sexual preference that appears in this book is such news Even it feels like a childhood play. There may be nothing more difficult for others to understand than people ’s tastes, or sexuality. | ||||
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不思議な感覚のワールド、とぎすまされた触覚と嗅覚と聴覚のワールドに実現したと思わせてしまう描写におそれさえも感じました。座っているような感覚が伝わり震えあがると合わせて、中に入っているような奇妙な感覚もありました。心残りだが最後まで読むのをあきらめよう。私と同じくにそのような要因で椅子になる事を断念した読者は多々あると思う。心に訴える作品は豊富にありますが、重いような感覚を覚えるものは数少ないと考えます。 | ||||
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