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犬神家の一族の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全87件 61~80 4/5ページ
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横溝 正史作品としては、八つ墓村に引き続き二作目です。 非常に読み応えがあって、あっという間に読み終えてしまいました。 読んでみると 「あーー、そういうことだったんだ」 ということでそこまで意外性とかはないんですが、人物描写が優れているので、 犯人が分かった後も、何か一族の一員になったくらいの感じがしたのは不思議でした。 八つ墓村は、金田一耕介の記述が非常に少なかったのに比べ、本作では金田一がたくさんでてくるので、やはり探偵ものが好きなファンとしては、欲求不満はこちらのほうが少ないのではないかと感じました。 さすが映画化になるくらいですから、映像が自分の中で組み立てやすい作品ですね。 | ||||
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連続殺人が起こって、容疑者は複数。誰が犯人だか検討もつかないまま、クライマックスに進んでいきました。偶然が重なってという表現をしていましたが、本当に偶然が重なったからおきた事件です(フィクション上)。よく考えられたすばらしい作品でした。是非、映画を見る前に読むことをお奨めします。白い仮面の正体がわかりました! | ||||
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《横溝正史》氏を代表する、推理小説の傑作である。日本の田舎の旧家を巡る、異常に《ドロドロ》した、愛憎絵巻として仕上がっている。たぶん、日本の田舎には、こういう世界は今でも存在するのだと思う。《日本の闇》を描いた、傑作推理小説である。あまり、好みの作品ではないが、非常に面白い作品でした。 | ||||
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本書は映画やドラマで何度も採り上げられるなど、あまりにも有名作品過ぎて、かえって今まで敬遠してきたが、実際読んでみると推理作品としての体裁がほぼ完璧に整っているだけでなく、ストーリーも実に面白い。 巨額な遺産相続をめぐり、「斧(よき)・琴・菊」の犬神家の3つの家宝に見立てられた血みどろの連続殺人と、その謎の解明が本書の見所だが、いくつもの偶然の積み重ねにより、犯人の意志に関係なく謎が入り組み深まっていくのである。 ただ、動機の強い容疑者たちが次々と殺されるため、犯人が否応なしに限定されてしまい、意外な犯人を期待することができないのが本書の欠点である。 また細かいことを言えば、佐竹(すけたけ)殺しの際、なぜ犯人は佐竹が一人で展望台にいることがわかって佐竹を殺しに行ったのかとか、「仮面の佐清(すけきよ)」殺しの際、本当に犯人が一人でボートの上から被害者を逆さ立ちさせることができるだろうかとか、説明不足や疑問点はある。 しかし『獄門島』でさえ説明しきれていない箇所はあるし(説明をつけることはできるが)、この程度のことで作品の興趣が損なわれることはない。 作者自身は本書を、『真説 金田一耕助』の中で、金田一ものの自選ベスト10の第3位としている。 正しくは、田中潤司が選んだベスト5(1.獄門島、2.本陣殺人事件、3.犬神家の一族、4.悪魔の手毬唄、5.八つ墓村)を「妥当なもの」とした上で、6位から10位までの作品を自選しているのだが、この5位までの順位は作者ならずとも誰が見ても妥当だろう。 私の主観では、4位の『悪魔の手毬唄』よりも5位の『八つ墓村』の方が面白いが、「本格推理」作品としての評価なら、この順位に異存はない。 | ||||
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「金田一少年の事件簿」という漫画とアニメを通して、主人公のはじめ君の『じっちゃん』が耕助さんであることを知り、幸助さんの活躍をはじめて知ったのが、稲垣五郎主演の、この作品のドラマ版でした。 まさに血みどろな内容を含みそうな遺言状を通しての無残なブラックヒューマンドラマ(黒人間模様)。犬神家の間の、遺産相続をめぐる、人間にはあるまじき、狂気や欲望が渦巻く争い。その中で存在感が高いキーパーソンであるヒロイン、珠代の立場………いろいろ考えてみれば、欲望と狂喜にかられた者たちの結末は結果的に自ら破滅というパターンが、この金田一耕助シリーズの強みの一つではないでしょうか。 また、お約束の『湖面から足ニョッキリ』のシーン…さかさまだから「ひと」を、「とひ」と表現するなんて………殺人現場のシーンなのに、あんな『滑稽』な………思わず大笑いしたくなってしまいました。ただ大笑いしてしまうにはあまりにも不愉快なことでもあるので………一種のブラックジョークですね。 すなわち、究極の「ブラックミステリー」シリーズだ、ということ!? | ||||
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最初に原作を読んだのだったら、そこそこ楽しめたと思うのですが、映画の構成が印象的すぎましたね・・・。横溝正史の作品のなかでは・・・・中間くらいではないでしょうか? | ||||
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ミステリとして良く練られている。傑作とまでは言えないが、質の高い一冊であることは間違いないだろう。ただ、現在の読者のすれた眼からすれば、いささか物足りなさが残るだろうし、欠点もある。 それにしても、ミステリにとって戦争というのが、どんなに便利な存在だったかは驚かされるほどだ。戦傷者、身元の不明さ、戸籍の混乱などなど。動機になるようなことも事欠かない。 そのあたりを上手く使った古典的作品であった。 | ||||
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言わずと知れた横溝正史の名著です。 犬神家を舞台にした遺産相続問題の渦中で 兄弟たちが姿見えぬ犯人に襲われていくのですが… 物語の展開の仕方や、殺人までのタイミング、そしてトリックは 文句なしでよいです。 ただ、気になったのはある程度推理小説を読んでいる人には 序盤で犯人とそのトリックのおおよその見当がついてしまいます。 でも、物語のおどろおどろしさと人物描写がとにかくすごいので 許容範囲ですが。 今現在読んでも決して見劣りしない 良い作品だと思います。 | ||||
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私は本作が、金田一シリーズで最高傑作だと思ってます。 まず、このシリーズ独特の暗さ、そして殺人のビジュアル的な 美しさが前面に打ち出されています。 ストーリー、トリックも良くどんどん引き込まれました。 人間の性が動機として根底にあり、心のそこにある ドロドロした部分が私にとって好きな部分です。 | ||||
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何度も映像化されているので、知っているような 気になっていましたが、細部が思い出せないので 改めて読みました。 お約束のドロドロとした、身内内での人間関係。 そのすざましいまでの執念・欲・・・。 しかし、それは終戦当時の特別な事ではなく、 現在でも、人々の中に少なからず宿っているものだと 改めて感じました。 トリックも斬新なものではないと思いながらも 結末に至ると「なるほど」と思わず頷いてしまいます。 もちろん、「えっ?」と驚く伏線もしっかり張ってあり さすがに時代を超えた名作だと感じました。 金田一氏の活躍も存分に書かれていますので、 (作品として最初ではありませんが) 始めての人が、まず読んで、金田一氏を知り、 作風を知るには良いと思います。 | ||||
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今でこそ、トリックや動機はよくある感じでしたが、ドロドロの人間模様、人間心理が面白く、凄く引き込まれました。 映像化された作品は見ていませんが、映画館の予告編や、CMのイメージがなんとなく残っていたので、情景を想像しやすく、読みやすかったです。 横溝作品はこれが初めてでしたが、抵抗なくスムーズに読めました。 他の作品も読みたくなるくらい面白かったです。 | ||||
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映画の公開で懐かしくなり、久々に読み返しました。ある程度ストーリーは、覚えていますが、それでも、話にぐいぐい引き込まれました。登場人物たちの複雑な血縁関係など、慣れないととっつきにくい感じもあるかもしれませんが、そこをクリアすれば、横溝正史ワールドに引き込まれること間違いなし。「八つ墓村」なども、改めて読みたくなりました。 | ||||
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旧版のDVDを見たけど、小説で読むと映画では省略された部分とかも分かって面白かった。相違点とかも探したりして… 昔のミステリー独特の語り口も面白いし、金田一シリーズ独特の伝聞調なのも楽しめた。 | ||||
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目にはよくありませんが、薄暗い部屋で原作を読んだ方が映像作品よりも100倍怖いです。 背中が薄らさむくなります。 恐怖を求める方はどうぞ。 | ||||
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サスペンスの王道って言う感じ。何度もドラマや映画化されるのがわかる。動機なんかはありきたりなんだけど、トリックが巧妙。時代が変わってもその小説に閉じ込められた世界観は変わらなくおもしろい。違うシリーズも読んでみたくなった。 | ||||
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絶妙の雰囲気を醸し出すタイトル、充実の内容、そして映像化されたことによる抜群のビジュアル的インパクトも手伝って、金田一耕介シリーズの中でも1、2を争う有名作になった逸品。 そんなわけで映画とかの印象が強い方も多いと思いますが、このシリーズは物語としても読み応え豊かな傑作が多数ですので、映像から入った方にも、是非小説の方もお薦めなのでした。 不朽の名作。 | ||||
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あくまで私個人の感想ですが、横溝作品の中でこの「犬神家の一族」はCATVやDVDで石坂浩二さん演じる金田一シリーズを見てはまり、原作の本も読みたくなって購入しました。 映像で見てから本を読んでも内容が深くて面白く、映像で判らなかったストーリーの詳細部分をこの本で私は補いました。 有名なシリーズの中でこの作品も面白く、様々な登場人物の濃い人間性が出ていて、また主役の金田一探偵の素朴で優しい部分と、ひとたび事件に面すると鋭く細かくなる部分と極端な所が現代にも通じるストーリーや人間味が深い作品だなと感じました。 なぜこれだけ長い間このシリーズが愛されているのか解る気がしました。 また、12月16日から公開の石坂浩二さん演じる金田一耕介の「犬神家の一族」の映画も観るつもりでこの本を購入し、30年前の作品と比べてどのようになっているのか楽しむ為にも横溝先生の原作本を読んで内容をより深く理解しようと思いました。 これをきっかけに、CATVやDVDで観た横溝先生の金田一シリーズの原作小説も読んでみようと思いました。 | ||||
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犬神家の一族を読んだのは中学生で、ちょうど角川映画が封切られた頃でした。その頃は横溝正史先生ブームで、友達が持っていたものを借りて読んだ記憶があります。ショックでした。こんなおもしろい推理小説があったのかと。漠然と幽霊かオカルト的な小説かと思っていたもので。それからはもうはまりにはまり、今でも私の一番お気に入りの作家さんです。 | ||||
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この作品を読みたくて横溝を読み始めました そして多大な期待を持って読みましたが 裏切られること無く読めました 横溝の小説を読むと 犯人を推理できる読者なんていないんじゃないかと思います 新しいものに目が行きがちな時代ですが 乱歩や横溝が作った基盤を忘れないでほしい もし暇があったら読んでみてください 間違いはありませんから | ||||
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20年以上前初めてこの小説を読んだとき、ネタばれになるので詳しく書けないが、犯人が重要な物証を持ち去った理由とか、死体の後始末の顛末を最後に知って、そりゃないよーと思った。 しかし、何回か読んでいるうちに、犯人の性格と動機、その人物をめぐる関係を考えれば、犯人の「無作為の作為」や死体の後始末の顛末が自然であるような気がしてきた。そして、それが不自然にならないように細かい伏線が数多く張られている(当然それは事件が解決するまでは矛盾として提示されている)のがわかってきた。 犯人の行動に関して、この作品は正当な推理小説とは言えないかもしれないが、当時の日本では冒険的な作品だったのだろう。そして、いくつか不自然なところはあるが、物語自体の完成度は高い。金田一耕助は名探偵でないという人もいる。確かにそうかもしれない。しかし、犯人の感知しないところで複雑になってしまったこの事件を解きほぐした彼は、この事件では名探偵だろう(みんな死んでしまったが…)。 ドロドロのストーリーの面白さ、殺人の見立てのインパクトは圧倒的である。著者の代表作の一つである。 余談になるが、私はこの作品の冒頭に出ていくる遺言状があまりに凄いので本当に有効なもの多少調べてみたことがある。松子、竹子、梅子は民法上、遺言の内容に拘わらず「遺留分」という権利を有しており、請求すればかなりの部分は相続できたようである。ただ、現行民法は昭和23年に制定されたものである。この作品の時代設定は昭和2×年であるが、佐兵衛の死んだ年を推測すると昭和26年頃と思われるので古館弁護士は何故これを彼女達に言わなかったのかと、当時、一人で突っ込んでいた記憶がある。間違っているかもしれないが…。 | ||||
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