■スポンサードリンク
犬神家の一族
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
犬神家の一族の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
偽スケキヨ(青沼静馬)を殺し、逆さにして「斧消す」は無いだろう。さすがに無理があると、映画では「三種の神器である斧で頭を割られた」に変更されたようだが。横溝正史のネタ切れの苦し紛れ感が最後の最後に大変よく伝わる駄作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者の作品としては「獄門島」と並ぶ人気作。私は鮎川哲也氏と共に戦中・戦後の日本の本格ミステリの牙城を守った作者の功績を高く評価しているものの、個々の作品は評価していない。本作も作者の欠点が詰まった駄作である。(ネタバレあり) 現代のドラマでも、湖から足が逆向きに出ていたり、菊人形の中に死体が埋もれていたりと本作のパロディが多い。これは本作へのオマージュと言うよりはバカにしている感が強い。そして、本作の肝は戦後、顔を包帯でグルグル巻きで復員した佐清が本物か否かという点。しかし、佐清がニセモノでは本作の狙いの1つであるロマンス風味が活きなくて物語にならない。いきおい、佐清は本物である。すると、あるシーンでの佐清の入れ替わりもミエミエ。更に、佐清が犯人である可能性はノー・チャンスなので、犯人は「***」に決まっている。「***」の犯行を他者が糊塗するのも作者のご都合主義。普通に読めば、謎が全くないのだ。金田一は事件を解決せず、事件の終了後に説明するのが作者の常だが、こんな簡単な事件も解決出来ない様では名探偵の名が泣く。 「獄門島」でもそうだが、オドロオドロしい舞台創りだけ凝って、肝心の推理の部分はスカスカという作者の悪癖が露呈した駄作。「私はヴァン・ダインの様(「僧正」の事だろう)な見立て殺人は嫌い」と述べながら、本作を含め多くの「見立て殺人」ものを執筆している言行不一致にも呆れる。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!