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三つ首塔
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【この小説が収録されている参考書籍】
三つ首塔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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風体が上がらないおかげで、最初はいつも過小評価される金田一さん。今回は最初から警戒されています。横溝正史のもう一つの顔、エログロサスペンスの作品で、何もしない探偵と言われている金田一も、この作品では派手に動いていますが、ほとんど推理はしていません。一応、最後に推理らしきものは披露するのですが、根拠から推論を経て結論を導き出すという手順を踏んでいません。殺される人数は金田一物の中では飛び抜けて多いので、派手な展開が好きな方にはオススメしますが、金田一物は初めて、という方はやめておいた方がいいでしょう。 しかし、あの人が犯人というのは、とても不自然に思うのですが…。 | ||||
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この作品は主人公の女性の一人称で語られています。そのため他の横溝ミステリーのような本格的な謎解き小説とは一風変わったつくりになっています。 ストーリーは最初から息もつかせぬ展開で次々と事件が起こります。主人公の女性はその事件の荒波に翻弄されるような形であちらこちらへ行ったり来たりします。この小説は推理小説というよりも活劇・風俗小説とでも言えるものと思います。 ただこれらの事件を女性の視点から見て、女性の考え方で描写されているので他の横溝作品にはない新鮮な感動を与えてくれます。横溝氏はこのような女性の視点から物事を描写するという技量に長けていると思います。 ただ当時の性風俗の描写が詳細に書かれていて、慣れない人にはやや刺激が強いかもしれません。また犯人の設定にも無理がある印象で推理小説としては消化不良の感があります。 横溝ミステリーの中でも活劇に焦点を当てた異色作と言えるのではないでしょうか。 | ||||
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性と残虐味を前面に押し出した作品。 金田一耕助ものとしては、ちょっと変わったつくりになっており、被害者(?)の一人称でずっと語られていく。そのぶん、プロットに面白さが加わり、また、真犯人の意外さがきわだつという効果が上がっている。 ストーリーとしては面白いが、ミステリとしてはどうだろう。トリックといえるようなものもないし。 容疑者が次々と殺されていく展開は楽しめた。 | ||||
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ミステリーではタブーとされている一人称で書かれているものが多い横溝作品。本作もその一つで女性の目を通した物語になっている。サスペンスを軸とした展開で人がよく死ぬ。 | ||||
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