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クリスマス黙示録
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クリスマス黙示録の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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多島斗志之さんの作品は結構好きで、創元推理文庫推理文庫で復刊された作品は殆ど読んでいます。 特に「黒百合」は大傑作です! 本書も多分、以前はどこかで文庫化されていたと思います。 今や見る影もありませんが、 日本がかってバブル景気で浮かれていたころのアメリカが舞台になっています。 一種のサバイバルものだと思いますが、それにダイハード、そして「恐怖のメロディー」 の執念深い女性を加味したような読み応えのある作品に仕上がっています。 実際の所はどうなの河分かりませんが、本書に示されているように、 やはりアメリカには根強い人種差別があるのかなとも感じました。 私は観ていませんが天海祐希さん主演でドラマ化されているそうです。 ちょっと設定を変えれば、最近つまらない「相棒」にも使えそうですが、いかがですか?? とも思います。 | ||||
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渋目かも知れない。そう派手などんでん返しがあるとは言えない。突出したアイデアに基づいてる訳でもない。 けれどもこれは間違いなく傑作。 徹底的な取材に基づいたサスペンスだけれど昨今多い変な社会派気取りのテーゼのようなものが殆どないのが素晴らしい。もちろんアメリカにおける日系人/日本人に対する差別などは下地にあるけれど、それはあくまでも物語の土台になる下地で、最後までエンターテインメントに徹していると思う。 ラストに変な余韻を残そうとして蛇足がついたりしていないのもいい。 そして、やはり多島斗志之作品である。 作家は筆の運び方の精緻さは文芸作品の方向性を向いている作品で確かなものがあるけれど、余計な装飾を省いたこの作品でもその文章の端正さは味わえる。 構成や文体においても、視点の切り替え、モチーフの扱い、テンポ感においてなどなど随所に工夫が見られて、読み応えがある。 | ||||
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多島FANだったのと、天海の女優になったばかりの頃の 作品ということで興味を持ったことで読み始めました。 舞台はアメリカ。 タミという30そこそこの女性FBI特別捜査官が主人公。 誤ってアメリカ人の少年をひき殺してしまったカオリの 警護を頼まれるところから物語は始まります。 息子を殺されたヴァルダという母親が、カオリに復讐する ことを誓い姿を消しため、警護をすることになるのでした。 ヴァルダは警察官であり、射撃の名手。色んな面で危機を 感じたキリップ特別捜査官を信じ、彼の指示に従いながら 警護に当たるタミ。無能扱いされ自信を失っているタミは ヴァルダの恐ろしく執拗な追撃に、自らの知識と経験と勘 を基に、カオリを守り抜こうとする話です。 なんだかグイグイと引き込まれていき、最後まで一気に 読み上げました。 ヴァルダの追撃と執拗さは、まるでジェフリー・ディヴァー 氏の「コフィンダンサー」という作品を思い起こさせる 展開で、ハラハラし、スリルがあります。 タミはさすがFBI捜査官、と思わせる後半のくだりは ヴァルダとの追撃シーンと合わせて読み応えがあります。 まるで殺し屋か?と思うヴァルダのすごさ。ヴァルダと まともに撃ち合ったら勝てないと分かっているタミの作戦。 あっぱれです。 もう1回読んでもいいなと思いました。 お勧めの1冊です。 | ||||
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中盤まではなんとなく進んでいくが、後半はドキドキ感を味わいながら読み進めることができるクライムサスペンス。 非常に読みやすい。 ちょっとした息抜きに最適。 | ||||
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