白楼夢 海峡植民地にて



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

0.00pt (10max) / 0件

0.00pt (10max) / 0件

Amazon平均点

3.80pt ( 5max) / 5件

楽天平均点

0.00pt ( 5max) / 0件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []C
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

0.00pt

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1995年09月
分類

長編小説

閲覧回数1,380回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数0

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

白楼夢―海峡植民地にて (創元推理文庫)

2007年04月30日 白楼夢―海峡植民地にて (創元推理文庫)

1920年代の英国領シンガポール。様々な勢力が入り乱れる街で顔役として名を馳せる青年・林田は、大物華僑の娘・呂白蘭殺害の容疑者として、警察と呂一族双方から追われる身となる。林田は執拗な追跡をかわしつつ、己を陥れた黒幕を捜す決意を固める。追う者と追われる者、各々が見出す驚愕の真相。鮮やかなどんでん返しが相次ぐ、ミステリの名手が趣向を凝らした逸品、初の文庫化。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

白楼夢 海峡植民地にての総合評価:7.60/10点レビュー 5件。Cランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

現在レビューがありません


※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(3pt)

シンガポールの人間模様

1995年に講談社から出た単行本の文庫化。
 戦間期のシンガポールを舞台に、ある日本人男性が謎めいた事件に巻き込まれていく姿を描いた冒険小説である。
 当時のシンガポールを治めていたイギリス人、暗躍する華僑たち、増加しつつある日本人と人種間の緊張が巧みに描き出されており、歴史小説としてもよくできている。
 ただ、ミステリ的興味から読むと、結末にはがっかりするかも。
白楼夢―海峡植民地にてAmazon書評・レビュー:白楼夢―海峡植民地にてより
4062078708
No.4:
(4pt)

おもしろかった。

はっきりいって、あまり食指の動かされるタイトルでもないし、内容紹介をみてもそれほどおもしろそうな作品にも思えない。
舞台は1920年代のシンガポール。日本では大正の時代だ。この頃のシンガポールはまだ英国領で、いまよりももっと混沌として野蛮なところだった。そこで華僑のボスの娘白蘭が殺される。第一の容疑者として手配されたのが現場にいるのを目撃された日本人青年の林田だった。彼は自分の身の潔白を証明するため警察と華僑ファミリーの執拗な追跡をかわしつつ事件の真相を追ってゆく。
しかし、これが読み出すとやめられないおもしろさだった。現在のパートと林田がシンガポールに乗り込んできて、顔役としてのし上っていくさまを描いた回顧のパートが交互に配され、事件の背後にある相関関係が無理なくこちらに提示されていく。白蘭を殺したのは誰か?またどうして白蘭は殺されたのか?
ミステリ的な興趣もさることながら、回顧パートの林田が次第に英国領シンガポールで顔役として成功していく過程がさらに読ませる。当時としては国際社会の桧舞台ともいえる海峡植民地で、名も知れぬ日本人が自分の思惑外のレールに乗って華僑ひいては英国人にまで名を知られるようになるのである。いってみればビッグ・サクセスの物語だ。だが、ここにも伏線は潜んでいる。ラストで明かされる事件の真相は大きなカラクリだ。そうか、そういう仕組みになっていたのかと溜飲が下がった。だから本書はミステリとしても読み応え充分なのである。オビに書かれている『どんでん返しが続く驚愕の展開』っていうのは過大広告だと思うけどね。
ひとつ難を言うならば、やはり少しラストに不満が残る。この人は、こういう引き際を好むものなのか。どうしても尻すぼみの感がぬぐえない。本書の唯一の不満である。
だが、総じて本書はおもしろかった。もっとこの人の作品を読みたいと思った。読んでよかった。
白楼夢―海峡植民地にてAmazon書評・レビュー:白楼夢―海峡植民地にてより
4062078708
No.3:
(4pt)

おもしろかった。

はっきりいって、あまり食指の動かされるタイトルでもないし、内容紹介をみてもそれほどおもしろそうな作品にも思えない。

舞台は1920年代のシンガポール。日本では大正の時代だ。この頃のシンガポールはまだ英国領で、いまよりももっと混沌として野蛮なところだった。そこで華僑のボスの娘白蘭が殺される。第一の容疑者として手配されたのが現場にいるのを目撃された日本人青年の林田だった。彼は自分の身の潔白を証明するため警察と華僑ファミリーの執拗な追跡をかわしつつ事件の真相を追ってゆく。
しかし、これが読み出すとやめられないおもしろさだった。現在のパートと林田がシンガポールに乗り込んできて、顔役としてのし上っていくさまを描いた回顧のパートが交互に配され、事件の背後にある相関関係が無理なくこちらに提示されていく。白蘭を殺したのは誰か?またどうして白蘭は殺されたのか?
ミステリ的な興趣もさることながら、回顧パートの林田が次第に英国領シンガポールで顔役として成功していく過程がさらに読ませる。当時としては国際社会の桧舞台ともいえる海峡植民地で、名も知れぬ日本人が自分の思惑外のレールに乗って華僑ひいては英国人にまで名を知られるようになるのである。いってみればビッグ・サクセスの物語だ。だが、ここにも伏線は潜んでいる。ラストで明かされる事件の真相は大きなカラクリだ。そうか、そういう仕組みになっていたのかと溜飲が下がった。だから本書はミステリとしても読み応え充分なのである。オビに書かれている『どんでん返しが続く驚愕の展開』っていうのは過大広告だと思うけどね。
ひとつ難を言うならば、やはり少しラストに不満が残る。この人は、こういう引き際を好むものなのか。どうしても尻すぼみの感がぬぐえない。本書の唯一の不満である。
だが、総じて本書はおもしろかった。もっとこの人の作品を読みたいと思った。読んでよかった。
白楼夢―海峡植民地にてAmazon書評・レビュー:白楼夢―海峡植民地にてより
4062078708
No.2:
(4pt)

多島らしさ

戦前大正時代の英国アジア海峡植民地(シンガポール・マレー半島)を舞台にしたサス
ペンスだ。世界設定で佐々木譲の『昭南島に蘭ありや』を思い出してしまうが、何故か
ストーリーや登場人物の設定まで似ている。
ただ、こちらは多島斗志之らしいあっさりした仕上がりになっている。どちらが好きか
は好みが分かれるところだと思う。
戦前のシンガポールとか上海には憧れる。東洋と西洋のカオス。ノーブルな支配者達と
猥雑と喧騒のあふれた庶民の街。ヒロインと主人公のかかわりの過程でそういった雰囲
気を描いて欲しかった。とても魅力的なヒロインを登場させておきながら、もったいな
いと思ったがそれが多島の持ち味かもしれない。
白楼夢―海峡植民地にてAmazon書評・レビュー:白楼夢―海峡植民地にてより
4062078708
No.1:
(4pt)

多島らしさ

戦前大正時代の英国アジア海峡植民地(シンガポール・マレー半島)を舞台にしたサス
ペンスだ。世界設定で佐々木譲の『昭南島に蘭ありや』を思い出してしまうが、何故か
ストーリーや登場人物の設定まで似ている。
ただ、こちらは多島斗志之らしいあっさりした仕上がりになっている。どちらが好きか
は好みが分かれるところだと思う。

戦前のシンガポールとか上海には憧れる。東洋と西洋のカオス。ノーブルな支配者達と
猥雑と喧騒のあふれた庶民の街。ヒロインと主人公のかかわりの過程でそういった雰囲
気を描いて欲しかった。とても魅力的なヒロインを登場させておきながら、もったいな
いと思ったがそれが多島の持ち味かもしれない。
白楼夢―海峡植民地にてAmazon書評・レビュー:白楼夢―海峡植民地にてより
4062078708



その他、Amazon書評・レビューが 5件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク