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QED 鬼の城伝説
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QED 鬼の城伝説 の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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シリーズを通してオーディブルで聴いていますが、この作品から声が変わった様な気がします。 大森ゆきさんで変わってないはずですが、気になるレベルで声の違和感があるのでレビューに書きました。 | ||||
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この作品に関しては謎ときに関してはメインではないです。 一応解決編は出てくることは出てくるのですが 残念なながら読者の望むような形では終結しませんので… 「釜がなると死人が出る」そんないわくつきの家で起きた 連続殺人事件。 どうやらそこには、いろいろないきさつがあるようですが… メインはこの作品にも出てくる「鬼」について 特に面白いのは桃太郎の御供たち。 特にある生き物に関してはまあまあひどい言われ方をしています。 うわーと思えるほどに。 そういった裏話がメインなので 事件の解決を望む人には向かないです。 | ||||
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この作者のQEDシリーズを取り敢えず1回読んだが、これからもう一度読み直して、内容をもう少し理解しようと思っています。 | ||||
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殺人事件に絡めたフリをしてひたすら蘊蓄を開陳し続けるこのシリーズ、 今回は岡山旅情編、 ネタは桃太郎と温羅(うら)伝説、あと鬼ノ城についてです。 犬・猿・雉は鬼門の真逆の方位だ、といい加減なことを言いだしたのが 滝沢馬琴だった、というのはいい情報を提供してくれました。 犬飼姓は全国に2000人、鳥飼姓は800人いるそうですが、 猿飼(猿養)姓も25人ほどいるそうです。多くは香川県在住です。 楽々森彦命(ささもりのひこのみこと)がなぜ猿のモデルとされるのか、 ”楽々”でなぜ”ささ”と読めるのか、についてなどは もう少し突っ込んだ説明をして欲しかったと思います。 刺身のツマの殺人事件はいつもほどの荒唐無稽さも無関係さもなく、 充分に楽しめました。 | ||||
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桃太郎伝説を始めとした岡山の歴史と現代の殺人事件との関連のさせ方が無理矢理すぎる。 登場人物たちは納得しているが、そんなことで殺人が起こる・看過されるとは到底思えない。殺人事件のトリックにも見るところはない。というより作者の歴史講釈がメインで殺人事件はおまけくらい。 ミステリー部分は雑。 | ||||
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桃太郎に虐げられし、鬼たちの慟哭。 桃太郎の連れは、犬と猿と雉。吉備の国の吉備団子に釣られて鬼退治。 テレビ番組でも紹介されていたが、鬼は丑寅だから虎のパンツに角。その反対に戌申酉。 ところが丑寅の反対は午未である。なるほど調べてみるとその通りであった。 鬼の正体は、岡山県に勢力のあった大国で、製鉄技術と豊かな土地を持っていた。 鬼は、百済からきた王子だともいう。 朝廷は、この土地を収奪すべく、鬼退治となった。 気の毒なのは、殺された鬼たちである。 朝廷は、鬼の国の中で裏切り者をそそのかし、鬼の国を裏切らせ、ついに国を奪う。 朝廷に、収奪され、殺戮される。これに抵抗する鬼たち。 日本の国は、こうして大和朝廷に統一されていく。 この小説で知ったことだが、226事件で殺された犬飼毅の先祖は、この鬼退治のときの桃太郎の腹心だったそうである。そして、この犬飼こそが犬なのだと明かされる。 226事件は、東北の飢える人々を訴える反乱だったという。 犬飼が殺害されたのは、古代から続く歴史の報復かもしれない。 天皇は、この反乱軍を許さなかったという。 また東北は、朝廷が最後まで支配できなかった国だという。 ようやく制圧できたのは、明治になってからだともいう。 天皇家は、そのことをよく知っていただろう。 そして、現代。同じような話が繰り返されている。 虐げられた者が、鬼のようにいわれる。 そして勝てば官軍。 やりきれない思いにかられてならない。 そんな世界は、もう終わりにしてほしい。 QEDシリーズの中に流れる通奏低音。 それは鬼と、鬼を封じる神武天皇から続く朝廷の呪。 私の知るある修験者のひとりは、オニゴトという儀式を行う。 彼らは、朝廷によって封じられたオニを開放しているという。 オニのひとつが、国津神だともいうが、 どうやらオニは、国津神だけではないようだ。 そんなこともツラツラ思い出させた小説であった。 なお別の修験者のひとりは、宮内庁のある関係者とも交流がある。 彼の祝詞は昭和天皇の祝詞の響きと似ているという。 今の天皇家の状況についても、相談を受けているようだ。 今でも日本は、呪の国なのかもしれない。 | ||||
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おなじみのQEDシリーズです。 今回は吉備で昔話の桃太郎に込められた騙りを暴きます。 ただ、 さすがに桃太郎についてはもう語り尽くされていて、なのか さすがにこれだけ長いシリーズだとマンネリ化、なのか あまり新味のある話ではありません。 現代の殺人事件の解決もかなり無理矢理、という印象です。 だんだんこのシリーズ、旅情サスペンスみたいになってきたなぁ と、少し残念な感想です。 | ||||
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岡山県総社の外れの小村にある鬼野辺家では「鬼野辺の釜が鳴ると、主が死ぬ」という。その鬼野辺家の長男健爾が、南京錠のかかった土蔵の中央に生首、土蔵の隅に胴体が転がった状態で発見される。発見者は婚約者の妙見明日香。明日香の友人の投書を受けこの怪奇事件の取材に行く小松崎。それに合わせた崇の吉備津彦命に関わる神社探訪と奈々・沙織の同行。その案内役を明日香の友人達が努める。吉備津神社に伝わる「鳴釜神事」。吉備津彦命による温羅退治伝説。温羅の本拠地とされた鬼の城。桃太郎伝説の含意。伝説・伝承と征服された吉備の製鉄(タタラ)の民との関わりが崇により明らかにされていく。一方、その友人を仲介に鬼野辺家の言い伝えに絡む殺人事件の謎解きに崇が関わっていく。各ストーリーが並行して展開されながら、「鬼」という語が接点となり、また「鬼」とは何かが明らかになる。吉備路の伝説・伝承の裏読みに導かれ知的好奇心をそそられた。吉備路観光の際には手軽な深掘りガイドブックとして携えていき、再読したいものだ。 | ||||
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~岡山で起きた密室殺人と、桃太郎伝説の裏に隠された歴史の真相。天才型探偵のタタルが用事で後から到着する、というあたりもミステリの定番ですね。密室殺人についてはそれほど驚愕のトリックはありませんでしたが、桃太郎伝説についてはまあまあ。桃太郎については『古事記』と、井沢元彦の著作を読んでいたので、実にすんなりと理解できま~~した。こちらについては絶対に真相だとは信じきれませんが、少なくとも筋は通っています。日本古代史に詳しくない人は“真実”と思ってもらえるだけの内容でしょう。しかし何作読んでもこのシリーズは食玩と同じで、主と従が逆転している感じがします。歴史の謎がメインで、殺人がおまけになっている、という感じです。相乗効果という感じがし~~ない/ミステリーとして昇華されていないのが惜しい。~ | ||||
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仕事でお付き合いのある社長さんより薦められて、初めてこの作者の作品を読んでみたのですがとても面白かったです。歴史物は自分の分野ではないのですが、作者の知識レベルが非常に高い(資料集めが上手い?)のでただの歴史物では得られない満足感が得られました。社長さんが「シリーズ中、本作品が一番面白い!!」と言ってたのですが過去の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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現代の岡山を理解するためにはこの本を読むとおぼろげながらわかってくる。現代ミステリーと歴史を絡み合わせたおもしろい作品といえる。歴史を使う小説はかなりあるとおもうが、1500年も昔の古代の歴史、日本人なら誰もが知っている物語を明確に背景を説明して証明している。吉備の国が舞台となっているが、現在の岡山にいまだに潜む問題の背景を教育現場では誰も教えてくれないところまで匂わしている。ぜひ読んで実際自分の目、身体で古代を感じてみたい。 | ||||
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桑原崇がなかなか登場しなかったのはもどかしかったが、つい最近、岡山に行ったところだったので、温羅・桃太郎の話など、非常に面白く読めた。(代わりに、地元の女の子二人(異様に詳しい)と棚旗沙織の解説で物語は進む。)本シリーズの面白さは、「行ったことのある場所、これから行く場所に対する認識が変わる」ところにあるのではないだろうか。そしてもう一つの面白さは、、、やはり棚旗奈々と桑原崇の恋愛(?)物語だろう。本書における桑原崇の意味深な言動、棚旗奈々のあからさまな態度。次作での大きな進展ありか・・・?今後の二人に注目だ。 | ||||
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このシリーズの肝は探偵役のタタルが語る薀蓄にあると思うのだが、本作では2/3ほど読み進めないと当の本人が登場しない。なんかトラベルミステリー化しちゃったかと思ったら、最後にはきっちり決めてくれました。桃太郎伝説のもとになった温羅の伝承も本作で初めて知りました。古代史に興味がある方は楽しめると思います。トリックの食い足りなさも本シリーズの特徴か・・・。 | ||||
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今回のQEDは桃太郎と鬼がテーマ。つまり、鬼退治ってことなのかな。どうせなら、タイトルを桃太郎伝説とかにしてしまえばわかりやすいのにさすがにそこまではしないのか。今回もたくさんのいにしえの話が紐解かれ、和歌が詠まれ、新しい発見があるのかと思うと待ちきれない。個人的にはもっと分厚いのが読みたいです。今年も夏ごろにQEDトラベルシリーズventusが出るのかな。ほかには麿の酩酊事件簿なんかも私はとても好きなのでそちらもどうぞ。 | ||||
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