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溝鼠



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溝鼠の評価: 3.64/5点 レビュー 50件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.64pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全50件 21~40 2/3ページ
No.30:
(3pt)

面白いけど

確かに面白い。登場人物のキャラクターはインパクトあり過ぎたけど個人的に「悪の華」や「ろくでなし」程、ストーリーのインパクトはなかった。
溝鼠 (トクマ・ノベルズ)Amazon書評・レビュー:溝鼠 (トクマ・ノベルズ)より
4198506612
No.29:
(4pt)

超ど級の変態達の物語

ド変態の主人公、そしてその姉と父親の物語。
確かに彼らは血の繋がった家族のはずなのに、
全く容赦しません。ここまで容赦のない関係
だと逆に清々しささえ覚える。
残酷描写も、ノワール小説の中でも近年まれ
に見る醜悪さ。
自己愛に満ち満ちた主人公が唯一愛して止ま
なかった姉、それすらも自身の究極の危機の
際には蹴落としてしまうエゴイズムと本性。。
すぐに次巻「毒虫VS溝鼠」を買い求めました。
いやー、凄い小説です。
溝鼠 (トクマ・ノベルズ)Amazon書評・レビュー:溝鼠 (トクマ・ノベルズ)より
4198506612
No.28:
(4pt)

「ひどい」小説

正視(正読?)に耐えない記述が続く小説。これでもかと続くその内容を生み出した作者の妄想・想像力には恐れ入る。作者をこういうものの執筆にかりたてのは何なのかを確認したくて、我慢しつつ通読した。ドブネズミ(=人間ではない生き物)に人間がどこまで成り下がることができるかを確認することが作者の意図なのだろうか。作中人物達のように、作者が楽しんで性的快楽を覚えつつ執筆したのではないと信じたい。
溝鼠 (トクマ・ノベルズ)Amazon書評・レビュー:溝鼠 (トクマ・ノベルズ)より
4198506612
No.27:
(4pt)

黒新堂バリバリの痛快小説

著者を初めて読んだのは「枕女優」だったので、正直ほとんど評価していなかった。またテレビで怪しげなコメンテーターという印象しか無かった。しかし掲示板でオススメ本に上がっていたので何気なく読み始めたが、こりゃすごい。登場人物が全員悪人でありかつ変態という凄まじい内容。もう騙し騙され肉親であっても裏のウラのうらを探り合い騙し合う泥沼の世界。最近ケータイ小説のようなライトなもの、純愛ものが全盛だがこのようなオヤジ向けの濃い小説は読み応えがある。もう最高。これで新堂作品を読破することを決めた。この本は面白い。
溝鼠Amazon書評・レビュー:溝鼠より
4198615012
No.26:
(5pt)

読むのが疲れるw

いい意味で。
好き嫌いを選ぶ作品。
でも、ここ数年こんな小説見たことがないww
年に何回か読みたくなる。
溝鼠 (トクマ・ノベルズ)Amazon書評・レビュー:溝鼠 (トクマ・ノベルズ)より
4198506612
No.25:
(4pt)

衝撃的な内容

「無間地獄」を読んで作者は只者ではないと思ってから数年後に本作品を読んだが、同様にすさまじくえげつない内容であった。
復讐代行業を営む主人公が持る人間の裸の欲望が描かれている。
元ヤクザである主人公の父とヤクザの娼婦である姉の関係もかなり強烈で忘れられない内容であった。
幼児虐待を回想するシーンなどでは本当に吐き気がするほどの内容であったものの、完読に4日間かかりつつも、途中で中断できない小説であるなど、作者の力量を感じた。かなりボリュームがあるため、心して読むべし。
溝鼠Amazon書評・レビュー:溝鼠より
4198615012
No.24:
(3pt)

ネズミ

復讐屋とその家族の物語なのだが、全員ロクでなしである。
まあそんな内輪揉めな側面がある為に今ひとつ盛り上がりに欠ける。
終盤に行くにつれ描写のハードさが増していく。読後の嫌悪感は最悪で最低。
溜息をついてタバコ吹かしながら「人間って何だろ...」と夕日を見たくなる事うけあい。
パゾリーニの「ソドムの市」を見た時に近しい感覚を抱いた。
溝鼠Amazon書評・レビュー:溝鼠より
4198615012
No.23:
(1pt)

ただ小汚いだけ

なんだか、時間を損しただけだった。
キャラクターに現実味が無く、文章も聞きかじりの知識をそっくり羅列しただけ。
この人の作品何作か積んであるんだけど、読むのは初めてで、他の作品もこの調子だとすると、
かなりげんなりするなぁ…
溝鼠 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:溝鼠 (徳間文庫)より
4198923949
No.22:
(3pt)

世の中の恥部を覗き見

とんでもなく、金に執着する主人公っていうか、その姉、その父。
家庭崩壊なんて甘いもんじゃなく、とんでもない背徳というか。
で、出てくる人間がすべてクズみたいな人たち。
姉というのが、とんでもない絶世の美女らしいのですが、
ちょっと自分の中で思い浮かべられなくて。というか、現実感なさ過ぎて。
まあ、すらっと読めて、非常に気持ち悪くなる、大変に読後感の悪いお話でした。
でも、世の中の恥部を覗き見するのにちょうどいいかも。
読んで損はなかったです。
溝鼠 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:溝鼠 (徳間文庫)より
4198923949
No.21:
(4pt)

新堂だけが限界を超えられる

このページを見ている人、新堂のくれる底なしの興奮を求めているはず。
買うべし!そして読むべし!
吐き気がするほどの満足感を味わえること確実!!!
溝鼠 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:溝鼠 (徳間文庫)より
4198923949
No.20:
(5pt)

金、復讐、変態的行為への異常なまでの情熱

パターン化した筆致やストーリー展開に飽きて暫く遠ざかっていた新堂冬樹であるが、久々に読んでみたら非常に面白く、瞬く間に読み終えてしまったのが本作品である。金への執着心だけでなく、些細なことに対する復讐心や精神的屈辱感を与えることへの拘りに重点を置いていることが、私が今まで読んできた新堂作品に見られなかった本作品の特徴である。「ノアール」には退廃的、冷笑的、絶望的と言った意味が含まれると思うのだが、本作品の登場人物にそれらの語句は似合わない。金、復讐、変態的行為と言ったものに対する彼らの異常なまでの情熱が本作品の読みどころと言えるだろう。
溝鼠Amazon書評・レビュー:溝鼠より
4198615012
No.19:
(5pt)

金、復讐、変態的行為への異常なまでの情熱

パターン化した筆致やストーリー展開に飽きて暫く遠ざかっていた新堂冬樹であるが、久々に読んでみたら非常に面白く、瞬く間に読み終えてしまったのが本作品である。金への執着心だけでなく、些細なことに対する復讐心や精神的屈辱感を与えることへの拘りに重点を置いていることが、私が今まで読んできた新堂作品に見られなかった本作品の特徴である。「ノアール」には退廃的、冷笑的、絶望的と言った意味が含まれると思うのだが、本作品の登場人物にそれらの語句は似合わない。金、復讐、変態的行為と言ったものに対する彼らの異常なまでの情熱が本作品の読みどころと言えるだろう。
溝鼠 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:溝鼠 (徳間文庫)より
4198923949
No.18:
(3pt)

ダークさは、超一級品

復讐代行業・幸福企画の社長・鷹場英一。金に汚く、他人の幸せを破壊することが生きがいの彼は、ある時、請け負った仕事により、大きな事件へと巻き込まれて行く…。
金に汚く、変態的な性癖を持つ英一。英一の姉で、ヤクザの情夫、自らに絶対的な自信を持つ美女・澪。二人の父で、やはり金に汚い源治。3人が狙うのは、大学病院の助教授が溜めこんだ2億円。そして、それはヤクザが狙っている金…。
と、これだけだとただの(ってのも変だけど)クライムノベルだけど、特徴的なのはそれぞれがそれぞれを全く信頼していない点。姉への憧れ、恋心のようなものを抱きつづけ、金を奪い次第、自分を虐待しつづけてきた父を殺すことを考えている。一方の父・源治にしても同じ。さらに、澪は澪で、ヤクザの情夫という立場から自由になるため、自分を慕いつづけている弟を利用する一方で、自分を束縛している弟をやはり色仕掛けで誘った男に始末させる腹積もり。そして、その3人を中心にして、その周囲も「異様な」性癖の持ち主だらけで、それぞれがそれぞれの思惑だけで動いていく。そういう意味では凄くダークな作品。
ただ、全編に渡って、くどいくらいに変態的な性描写だとかが描かれている、というのはどうかな? その描写があるからこそ、作品全体に溢れるダーク感がより強くなっている、とも言えるのだけど、一方で読む側にとっては苦痛に感じる人もいるだろうし、また、テンポという点で少し犠牲になっている部分もあるかな? という風に感じたところがあるのも確か。この辺りをどう評価するか意見が分かれそう。
あと、これはどうでも良いかもしれないが、文庫裏表紙に書かれた説明文の「復讐代行屋」の描写は殆どない。序盤にちょっとあるだけで、あとは2億円争奪戦の模様。裏に書かれた説明文で想像される「復讐代行屋の日々の仕事風景」みたいなことを期待すると、ちょっと肩透かしを食らうような気がする。
溝鼠 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:溝鼠 (徳間文庫)より
4198923949
No.17:
(2pt)

期待外れ。

復讐代行屋というおもしろそうな?家業ということで、その筋の裏側?その筋自体が裏だから表側になるのかな?そういう知らない世界をビシバシ書いてあんのかなと思ったんだけどあんまりたいしたこと無かった。
どS親子の騙し合いですね。
すいません、時間の無駄な気がして途中で読み止めちゃいました。
後半で何か盛り上がるかもしれないので、星2つ。
溝鼠 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:溝鼠 (徳間文庫)より
4198923949
No.16:
(3pt)

ちょっと...

「血塗られた神話」、「闇の貴族」、「ろくでなし」、「無間地獄」と読んできて本作を読んだ訳ですが、なんだかちょっと間延びしたカンジは否めません。なぜかと言うと、さほど重要とも思えない(作者にとっては重要かもしれませんが...)変態的行為や性的シーンにかなりのページを割いていて、それがスピード感、テンポのよさをなくしてしまっているような... 前出の4作に比べると、オトナ向け雑誌に連載してた小説なの?みたいなカンジは否めません。それでもストーリー的には十分楽しめました。
溝鼠 (トクマ・ノベルズ)Amazon書評・レビュー:溝鼠 (トクマ・ノベルズ)より
4198506612
No.15:
(5pt)

久しぶりに熱中した本

寝る間を惜しむ事無く読んだ本です。作家の書き方が上手く気づいたら物語りに引きずり込まれていました。表紙にも書いてある通り過激な内容だとは思いますが、私には至って普通の内容に感じました。又、他の作家には無いような魅力を感じた本です。過激な内容が大丈夫な方には是非お勧めの本です。
溝鼠 (トクマ・ノベルズ)Amazon書評・レビュー:溝鼠 (トクマ・ノベルズ)より
4198506612
No.14:
(4pt)

ある典型

新堂冬樹の「溝鼠」はどう見ても上品な内容ではない。この小説の登場人物の誰か一人にでも感情移入できる人とはお付き合いしたくない。だが、面白いことは確かだ。「溝鼠」は変に過剰である。そこまで書くのは変だろうと普通なら考えそうなところまで新堂冬樹は突き進んでいく。いや、内容が残酷すぎるとか変態的すぎると言っているのではない。残酷な小説なら他にいくらでもあるし、変態的な小説もいくらでもあろう。関心が微妙に違うのだ。新堂冬樹はことさらに「変な」部分を拡大してみせる。後半、二人のいい大人がトイレに駆け込む優先順位を巡って争うシーン(状況は結構切迫している)があるのだが、普通の作家だったら、まあ、あんな理由での争いは書かないだろう。なんでもそうであろうが、過剰は崇高さに近い場合もあるし滑稽に近い場合もある。「溝鼠」はどう考えても後者である。新堂冬樹がそこを狙っているのかどうかはわからない。ただ、滑稽なくらい過剰な「溝鼠」は、確かに典型である。新堂冬樹をバルザックにたとえたら褒めすぎだろうが、「溝鼠」はバルザックの「ゴリオ爺さん」をさえ連想させるほど、ある典型を描いていると言えるだろう。
溝鼠 (トクマ・ノベルズ)Amazon書評・レビュー:溝鼠 (トクマ・ノベルズ)より
4198506612
No.13:
(2pt)

う~~ん…

 確かに,衝撃度や読了後の嫌悪感は特筆もの。 ただ,「変態が変態に特化しておりそれ以外の何者でもない」というところに,逆に心理描写の浅さが見えてしまう。 つまり,登場人物の行動や思考パターンにおぞましさは感じるけれども,そこに今ひとつリアリティが感じられない。現実の人間というのは,常に一般常識や道徳との葛藤をしており,その葛藤を乗り越えるところに「悪さ」「弱さ」があると思うんだけど,それがほとんどなくて(というより皆無),ここまで「悪さ」「弱さ」に徹しきれるなら,本人は楽だし実際にそんな人間もいないし逆に強いじゃんとか思ってしまう。 しかもデフォルメの仕方はすごいけど,外見も含めて結局「みんなが思い描いているステレオタイプな変態」ばっかり出てくる。 主人公の親がとんでもないSで,その原点がその親もSだったから…というのも,何だかよくありがちなパターンで,じゃぁその親がSだったのは何故?とか,根本的な説明になっていない逃げの姿勢に見えてしまうし… あ,酷評しておりますが,ホント,衝撃度は満点だし,「ファンタジー」としてはおもしろいと思います。
溝鼠Amazon書評・レビュー:溝鼠より
4198615012
No.12:
(3pt)

今回のマーケットは『変態』

基本的に、マーケットを特定して書いておられるように思われます。確かに、フツーの人にはえげつなさしか感じられないこの本、感動する人は感動するでしょう。ただ、話が散漫になりがちで引っ張りが弱いのと(マーケット対象に意図的にそうしたんでしょうか?)、中盤はいいのにラストに向けてなぜか散漫になる傾向があるように思われます。
溝鼠Amazon書評・レビュー:溝鼠より
4198615012
No.11:
(1pt)

変態の極致

読後まず、こいつは正真正銘の変態小説だと思った。連載では、年配のおじさん達がストレスを軽く発散するに受けたかもしれないが、一冊丸々となると閉口する毒が満載で重い内容。新堂冬樹が強靭なエネルギーで書き上げているため、最後の最後まで変態ずくしです。主人公が変態を驀進する若さがあるので、R指定になったのだろうと思いましたね。結末のえげつなさに、倫理は存在しません。
溝鼠Amazon書評・レビュー:溝鼠より
4198615012

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