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溝鼠
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溝鼠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 41~50 3/3ページ
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復讐代行業というビジネスが実存するのかどうか知らないが、あるなら私も一仕事お願いしたいものです。それにしてもここで描かれるシゴトの執拗さははっきり言ってイカレています。恐るべし新堂冬樹。読者はこの情け容赦ない筆致にカタルシスを覚えること請け合いです。映画と違って小説のR指定は無意味な気もしますが、この内容なら仕方ありませんね。 | ||||
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この本を読み終えて3日間寝込んだ。何故この作品が小説本でR指定作品となっているのか良く分かる。しかし、新堂冬樹の叩き付けるような凄まじい文体には毎回感嘆する。エゲツナサを書かせたら天下一品、今後の動向が気になる作家である。 | ||||
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凄まじいの一言につきる。己が一番可愛い、という感情は誰でも持つものであろうが、過激過ぎる内容に言葉を失う。表現がこれでもかっ!といわんばかりのえげつなさに不快な部分もあるが、読み進めるとゾクゾクとする感覚がある。ただし、精神的に不安定な方にはお勧めできない。 | ||||
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ものすごい迫力、最初から息もぬけないその展開にたまらなく背筋がぞくっときてしまう、そんな作品。復讐代行屋の主人公、トラウマのある自分の親にあってからドラマは転がり始める、姉の狡猾さに翻弄され、自分の部下は使い倒す。だれを信じられるのかそこがまったくつかめない、全体のトーンが真暗で、そういったところに読者は快感を得てします。登場人物各人の個性が強く、でも作品は壊していない。映画になればきっとものが変わってくるだろうが本である限りは期待を裏切らない。新堂作品はこの後また新化していく、この作品が単に通過点だと思い知るがいい。 | ||||
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とにかくおもしろい。それ以外の言葉はいらないと思う。私は満点をつけることは一生ないだろうと思っているが思わず満点をあたえたくなる作品。 温室育ちのお坊ちゃん・お嬢ちゃんに読んで欲しい(廃人になっても知らんけど)。 | ||||
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きれい事を並べたりロマンチックな雰囲気に浸るのが好き、そんな人にこそ読んでほしい。平和ボケな毎日にビシッと冷水を浴びせられた、ある意味気持ちの良い作品。登場人物は皆、自分の意志に正直な分、他人とのコミュニケーションは損得勘定が先になってしまう。自分のためなら他人なんて・・・・なんと真っ正直な生き方だろう。しかし同じような人間が、同じ血を持つ人間が複数集まったとき・・・修羅場になればなるほどワクワクする、特異な楽しさが心地よい。お薦めします。 | ||||
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腐ってる!壊れてる!描写がリアルとかエロ過ぎとかより生理的に嫌悪感を覚える。でも、おもしろい。自分の子供には、読んで欲しくない。中高生で読んでたら結構ショックかも…。 | ||||
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あまりにリアルな展開に言葉が出ない。この本を読み終えたあと、絶句してしまった。いろんな感情が頭の中でこんがらがり、ものすごく考えさせられた。生きていく上で、重ねてきた偽善等からくるフラストレーションが、一気にぶっとんでどうでもよくなった。もう、すごいとしか言えません。 | ||||
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一言で言うとブッ壊れている。読んでいて吐き気がした。出版界初のR指定というのもうなずける。しかし、嫌悪感はない。矛盾しているようだが、本書は最後まで持ち続けていた私の期待を裏切り尽くしてくれたからである。そして、人間の闇の部分を前面に押し出して醜悪さだけが目立つかもしれないが、徹底したキャラクター設定が物語の論理的帰結を生んでいるところに感服した。一気に新堂冬樹のファンになってしまった。 | ||||
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ほとんどの本についている「帯」。多くはあまりにも無責任な宣伝文句の羅列。時には大きな間違い。それだけにつられて手にとると失望を味わうことが少なくない。しかし、この作品のそれはまさに文字通りだ。「あまりにも過激な内容に、・・・・」とある。「これぞ本物のノワール」とある。まさにそのとおりだ。しかし、これだけ人間の本性に迫った作品を表現する言葉としてはなお不足だと感じる。私にも適切な言葉は見出せない。ただ言えるのは、作者の虚飾を捨てたある意味での自己表現のすごさ、更に言えばある種の「誠実さ」を強く感じる。だれしもここに描かれた人の性(さが)を真正面から見つめることに躊躇を覚えるに違いない。しかし、それは私たち自身が少なからず自らの中に持っている性そのものである。それが多いか少ないか、あるいは強いか弱いか、正直にそれを自ら直視できるかできないかの違いに過ぎない。読むことに勇気を有する作品である。 | ||||
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