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(短編集)
動機
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動機の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全94件 21~40 2/5ページ
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一見何気ないことのように思える出来事が発端になり大きな波紋を作っていく、そんな話が揃った短編集です。 警察、裁判官、記者など、話によって主人公の役職は大きく変わり、どれも普段あまり接点のない職業なだけに「こんな些細なことでそんなに大事になってしまうのか」と驚きました。いや、主人公たちの運や環境が悪かったというのが第一なんでしょうが。 短編とはいえ、どの話もそこら辺の長編にひけをとらない濃さです。 短いページの中で二転三転するストーリー、ラストのどんでん返し、主人公がどうなるか気になってページを捲る手が止まりませんでした。 文句なしに面白い話ばかりですが、どれも後味はけしてよくないのでスカッとした読後感をお求めの方にはお薦めしません。バッドエンドでこそありませんが、諸悪の根元に罰が下ることはなく、その分主人公が相応以上の罰を負うことになる結末が多いので、読み終わったあとは結構重たい気持ちになります。 あと登場人物の真意が唐突に明かされる印象があったので、伏線というか、もう少し登場人物の真意が深読みできそうなエピソードを交えて人間同士の感情面を濃く描写されていたら☆5相当でした。 | ||||
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D県警の話もいくつか載っている、短編集という表現が正しいのでは? | ||||
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先日読んだ横山秀夫の「64」が面白かったので、 「64」の原点になったと言われている、この「動機」を読んで見ました。 4話入った短編小説なので、登場人物も少なく大変読みやすかったです。 事件を犯す者には必ず”動機”がある。 出勤前までは・・・。ほんの1時間前までは・・・。 いつもと同じ笑顔で生活をしていたのに。。。。 それがたった一つのボタンの掛け間違から人を殺めてしまう。 順風満帆の人生から職を失うほどの奈落の人生に転落してしまう。 誰もが犯罪者にでも被害者にでもなり得る、 そんな表裏一体の危うさを上手く表現していて面白かったです。 | ||||
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卓越したプロットと、機微。横山小説の髄が詰まった短編集です。 特にお気に入りは「ネタ元」。地方新聞の事件担当の女性記者が主人公。 序列、葛藤、野心、人間臭い要素が複層的に織り込まれ、 何とも言えない余韻を残します。幸福でも不幸でもなく。すごいなあ。 表題作の「動機」も傑作で真相に唸らされますが、 前提となる施策は非現実的かな?と感じてしまい(あくまで感じただけ)、 そのぶん星を一つ減らしました。秋の夜長にじっくりと読みたい一冊です。 | ||||
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短編4編が収録されているが、どれっも一気に読めて、なお面白い。刑事の警察手帳が紛失する話。殺人事件を起こした人物に完全殺人の依頼が来る話。女性新聞記者の話。裁判官が居眠りする話。推理小説の要素が十分にあるおすすめです。 | ||||
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この著者はとてもストーリーのまとめ方が上手です。 なんというか、苦みというか酸味というか、作品のテイストが繊細で、とっても大人な感じです。。。 この「動機」は4つの短編からなっており、すべての主人公の職業や状況が違いますが、みんな胃の痛くなる状況を抱えており、読んでいくうちに自分の身に降りかかってくるような迫りくる書きぶりにぐいぐい引き込まれていきました。 最初の短編は読後感が良いのですが、突き抜ける青空のような感じではなく、苦みの効いた爽やかさで、カッコいいです。 2つ目の短編は一番大人な味付けでした…それだけに一番印象に残りました。。。 3つ目の短編は新聞社の話ですが、元新聞社におられたそうで、とても臨場感が漂います。 4つ目の短編は裁判官の話で、珍しい切り口かなと思いますが、最後がまた…大人です。。。 汗かいて頑張る大人への応援歌、と言ってもいいのではないかと思いました。。。 | ||||
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独特の思考方向、後で考えると考えすぎじゃないのこれ? って思うことありますよきっと | ||||
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短編集です・・ 一つ一つ丁寧に読んでいきたい本です。 面白い・・ 生き様が夫々あり しがらみや 悔恨、などなど 人生模様が読まされます・・・ 大事に読んでいきたい作家です。 | ||||
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氏の作品は初めてでしたが、短いストーリーの中に深い人物描写があり、一つ一つが充実した短編でした。 | ||||
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読んでいると気が重くなるような、眠くなる様な感覚に襲われる。 | ||||
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一瞬とも気を抜けないハラハラドキドキ感が良かったです。でも読後はすこし くたびれています。 | ||||
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久しぶりに時間を忘れて読みました。 単なるミステリーではなく、情を感じさせる本でした。 | ||||
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動機…さまざまな動機が混在をして、物語が複雑になっている。面白く読んでいたら終わった、もったいないくらいの奥行きのある作品。主人公の父親を施設に入れて放置。担当看護士からのハガキを読んで会いに行く。息子が病室へ入ると「よっ」と一言。が、それは息子ではなく彼の妻に、かけていた言葉だった。たった一言だが愛を感じる「よっ」だった。介護で困窮した妻、刑事という職業の責務の重さ、長年同じ仕事を続けた者のそれぞれが持つ「動機」は、同一一線上へ並んだ時、この物語がすっきりと終結した。これはなかなかの出来。久々に痛快になった。 | ||||
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ひどい作品だと思う。 落ち込んだ。 こんなひどい話、無いと思う。 それほど、重く、のしかかってきた。 楽しい気持ちになりたい人には勧めません。 人生がいかにひどいものになりえるか、思い知らされたい人にはお勧めです。 | ||||
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表題の短編は「ABC殺人事件」のエキスをそのまま使っただけのよくある代物です。 設定がそもそも無理筋で、小説とはいえ、いかにも作り物の感拭えず。 初め数ページで所謂ネタばれ。それこそ動機も結末までも即座に分かってしまいます。 一応読了しましたが、10分もしたら頭に何も残ってません。 本編も含めこの作者の作品はお薦めしません。 心と時間がたまらなく寂しくなります。 | ||||
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大変面白かったです。 他の作家さんの作品などと比べても、頭一つ出てる感じ。 でも、第三の時効のほうが、更に面白いです。第三の時効は、ちょっとすごすぎる。 それに比べると、こちらは、横山作品の中では、普通です。 | ||||
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4篇の短編小説から成っている。 主人公は警官 前科者 新聞記者 判事と様々でそれぞれに味わい深いストーリーに仕上がっている。 複雑なトリックや大どんでんがえしがあるわけではない。 ある程度予測のつく展開なのだが さすがに素人には考えのおよばない結末が用意されてる。 また 登場人物の心のひだが見事に描かれている。 人間のエゴやずるさや弱さ そしてその奥にある良心 優しさ 思いやり さまざまな思いと葛藤しながら生きている彼らに共感し 考えさせられるものも多かった。 4篇共 ラストで身近な人の思いもよらない内心を知り 驚愕する。 人間の悲しさや切なさがしみじみつたわってくる素晴らしい作品です。 | ||||
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流れは、意外な展開を見せ、ついつい読みほしてしまう。45分間のサスペンスドラマを見終わった感がのこる。 | ||||
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これは KINDLE 版を買われる方のためのレビューです。 皆さん気をつけて下さい。この KINDLE 価格はあくまでも横山さんの短編「密室の人」一篇に対してのものなのです。 私は横山さんの短編の面白さには何にも文句はつけません。 私が文句をつけたいのは、この KINDLE 向けの短編集を販売する文藝春秋社の販売方法に対してのことです。 文藝春秋社のこの紹介文を読めば誰だって、横山さんの短編集が KINDLE バージョンだったら一冊100円で読めるのじゃないかと判断してしまうのではないでしょうか。 なぜならば文庫本の短編集が 570円であって、この紹介文にははっきりと 470円のオフと書いてあるのです。 何だか書いていて悲しくなってしまいました。天下の文藝春秋社がこんなさもしいやり方を選ぶようになってしまうくらいに出版各社の状況は厳しいということなのでしょうか。 | ||||
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我々のよくしらない警察の組織が よく描かれていいると感じがする また、その中にいる人間の葛藤、困惑、 競争がよく描かれていいる。しかし、 このシリーズはどうも同じ傾向があり 若干、食指気味になる | ||||
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