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(短編集)
動機
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動機の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全94件 1~20 1/5ページ
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「陰の季節 D県警シリーズ」が面白かったので、「陰の季節 D県警シリーズ」の続編と思いこんで読んだ。 D県警シリーズは1話目だけで、残り3話は、元殺人犯、新聞記者、裁判官の話だった。4話ともよく練られた話で、細かな心情の描き方とか臨場感とかあるが、期待していた内容ではなかった。これは「D県警シリーズ」とは呼べない。残念。 | ||||
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傑作中の傑作 | ||||
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4つの短編で構成されています。どの話も読み応えがあります。文章にムラ,ムリ,ムダがありません。現場にいるような緊迫感があります。別の作家さんの警察小説も読んでいますが,横山さんの作品が群を抜いています。ハズレがありません。 | ||||
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設定は突飛なことはないのに、作品ごとになるほどと唸らされる新鮮なミステリーの仕立てが楽しめます。一貫して落ちついた筆致も好印象。謎解きはあっと驚く切れ味というものではないとは思いますが。読み進めるのが惜しいような作品集でした。日本ではなかなかない水準だと思います。 | ||||
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内部事情の物語で、創作でしょうけれど、なんとなく社会の縮図的で引き込まれます。 | ||||
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読んでいて感じることでしょう。 なんというどんより感だ、と。 それぐらいに読者の望むような形にはなりえないのです。 全部で4つの作品が出てきます。 警察の要である警察手帳の盗難事件、ある事件の加害者と被害者の物語等。 その中で印象深かったのは「復讐する側とされる側」の 描写を描いた「逆転の夏」です。 この作品では正体不明の男による 殺害依頼が一人の男に寄せられます。 彼はかつて、絶望的な状況に追い込まれた末 一人の少女を手にかけてしまいました。 ただし、この作品は決して復讐が 望む結果にならない場合があるという典例を示しているのです。 実を言えば、復讐側にも非があるから。 ただし、駒になった人間に関しては別ですが。 最後に出てくる作品も、ある男の不祥事がもとで 出てくるほころびを扱った作品です。 でもこれは、思わぬ事実があっても、また希望はあると思いますよ。 基本的に内容は重厚です、 そして心にぐっさりきます。 それらが苦手な人には向かないです。 | ||||
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2作目、「逆転の夏」が特に凄かった。 最初の導入のエピソードがとんでもない展開を見せ、最後には見事に伏線がつながる。しかもストーリー展開の背後にはしっかりとした人間ドラマが刻まれる。 本当に横山先生の頭の中はどうなってるのか。どうしたらこんな凄い物語を考えつくのか。 近頃はラノベ調のミステリが全盛なのかもしれない。それはそれで面白いし、気楽に一気読みもできる。暇つぶしにちょうどよく、それが売れるのも分かる。 しかし、ラノベ調では味わえない凄さがある。読書って本当にいいものだ。最後のページを閉じ終えて素直にそう思えるのはやっぱりこちらだ。 | ||||
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ミステリーとしての内容は面白かった。 ただ、今のコロナ禍の暗い環境の中で読むには重く、暗いので辛かった。 | ||||
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賞を取ったたけに表題作の「動機」は最高だった一方で、最後の「密室」は少し横山作品とは思えない異質な感じを受けました。 | ||||
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「動機」「逆転の夏」「ネタ元」「密室の人」 それぞれ警官、元殺人犯、事件記者、裁判官が主人公となり起伏に富んだストーリーが展開される。 ちょっとしたきっかけで誰もが犯罪者になるかもしれない、そんな微妙な人間心理を作者は細やかに描く。 ロクヨン、クライマーズハイ、出口のない海などの長編も良いがやはり横山秀夫の真骨頂は短編なんだなと改めて実感。一気読みしても良し、じっくり読んでも味のある秀逸な短編集 | ||||
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これはD県警シリーズと言えるのか?二渡の名前がちょこっと出てくるには出てくるが、関係無いしもちろん活躍も何も…… 面白いからいいけどさ。 | ||||
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4編の短編小説が収録されているが、「動機」が抜きん出ている。次が「ネタ元」。 「動機」は警察署内での盗難事件。警察手帳30冊が盗まれた。どうみても内部犯行。怪しいのは定年間近の「軍曹」と言われる巡査部長。ところが動機がない。たった2日間の猶予で貝瀬がとった奇策とは。これは逆転の発想なのだ。警察手帳が戻りさえすればよい。盗った理由はおそらく本当に紛失した1冊をかばうためだろう。そこで「軍曹」に体当たりして、「真犯人からの告発」というスタイルで彼に返却させるチャンスを与えた。なぜ「軍曹」がかばったかという理由が上手い。 「ネタ元」は地方紙の女性記者に対する全国紙の引き抜きの話。「ネタ元を持ってこい」という「お土産持参」と思い、意を決して確認したところ、脅迫と間違えられたというお話。実際に引き抜かれたのは、思わぬ人物だった。この「オチ」が上手い。 4編に共通することだが、著者が警察の内部事情に詳しいので、緊迫感がある。文章も秀逸。 | ||||
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四つの作品はどれも素晴らしいものですが、一つだけ最後の最後で驚愕したことが。(以下ネタバレ含みます)自分が万引きしたものを、ゴミ箱に捨てるのはダメでしょう。罪を封印してその後社会人としてのうのうと生きさせるのは、物語とはいえ、架空の人物とはいえ、そういう行動はさせないで欲しかった。 | ||||
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動機~陰の季節~ [VHS] こんな短い原作をこれだけの長時間ドラマにしたのに感心しました。素晴らしい脚本と俳優に感謝します。 出演: 上川隆也/伊東四朗/高田純次/麻木久仁子 ぜひ映像でも楽しんでください。 舞台は警察組織を陰で支える管理部門「警務部」。警察職員の人事・福利厚生・教育などを担当し、さらには警察職員が被疑者となった事件の捜査も行う。その警務部警務課の調査官 警察手帳が30冊もの大量紛失事件はたして犯人は・・・・ 結局手帳は28冊しか出てきませんでした、その謎と動機とは・・・・・ | ||||
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動機~陰の季節~ [VHS] こんな短い原作をこれだけの長時間ドラマにしたのに感心しました。素晴らしい脚本と俳優に感謝します。 出演: 上川隆也/伊東四朗/高田純次/麻木久仁子 ぜひ映像でも楽しんでください。 舞台は警察組織を陰で支える管理部門「警務部」。警察職員の人事・福利厚生・教育などを担当し、さらには警察職員が被疑者となった事件の捜査も行う。その警務部警務課の調査官 結局手帳は28冊しか出てきませんでした、その謎は・・・・・ | ||||
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一話一話がボリューム感たっぷり。ストーリーが短いから短時間で一気に読める。おススメ。 | ||||
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横山作品には、人間の愛、怒り、悲しみ、苦悩、葛藤、慟哭が見事に描かれー、ではなく・・・それの押し売りをかなり感じてしまい(特に半落ちが酷かった。でもだから映画化されるのだろうが、大衆受けするから)内容はもちろん面白いが、自分としては何と言うか、あまり受け付けない作家でもあった。 で、今回この短編集を読んでみたわけだが、二話目には正直没入した。殺人犯として、「もはや社会で明るく前向きに生きることなど不可能」な描写に、犯罪者でなくとも、今の日本で同じような状況に置かれている大勢の人間の姿が重なってしまったのだ。自分の人生には、もう何もない、ただ時が過ぎゆくのみという。実際、ほぼその通りだし、真面目な話ディープインパクトなみの脚力でもなければ、底辺からの逆転などありえないし、逆にそんなやつは実力ではなく運がいいだけだという重い寂寥感が当然の現実として存在している。 しかし、読後、主人公ではなく元妻の態度に、納得の共感を持ってしまい前述の気持ちが雲散霧消してしまった。世間に日々報道されるセクハラ事件、その大部分は男が加害者として報道されるが、一般の感想としては「そんなわけねーだろ」という女の悪を簡単に見逃す社会性に強い憤りは確かにある、が、主人公の行動が殺人に至ってしまっては、もはや自業自得で、夫婦関係の再構築などそりゃないだろうと強く思ってしまった。傷害で留まっていれば、まあ復縁の可能性はゼロにはならんだろうが。被害者遺族の怒りも、その線上で受け続けるのは当たり前のこととなる。 要は、この作品をもって、表からは窺い知れない犯罪加害者と被害者の実体とするのは間違っているわけだ。そこを書くなら加害者の確信の罪と、それ故の内心の開き直り、もしくは事件の忘却、それに対する遺族の絶え間ない憎しみ、諦めを主軸とすべきだろう。主人公山本は、単に自らの軽率さで人生を捨てることになったわけで、横山の他の作品にも言えることだが、主人公の生きざまをいかにも重そうにクレーンで引き上げて読者に見せるという手法が、やっぱり現実の日常で日々を過ごす人間との大きな乖離と、そこを描く能力の欠如を感じるんだよなあ。作者の気持ちのいい「主観」に筆力をもって付き合わされる感覚が、鼻につくわけよ。 もちろん小説なんだからそれでいいんだけど、それならこの世の実体に筆の力で挑んでいるという態度を読者に感じさせるべきではないね。 虚構は、それとして描くべきだ。 | ||||
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4編からなる短編小説。どれも完成度が非常に高い。 横山作品の名作「影踏み」とは違って、4編には繋がりはない。 特にオススメは「逆転の夏」。これだけでも横山作品にハマると思える。 横山作品は刑事モノだけでなく、新聞社モノが面白いが、出所後の人物の描き方が面白い。影踏みの主人公ノビカベはちょっとかっこよすぎるが、逆転の夏の山本はそんなにうまくはいかない。これだけでも読んでもらいたい。 | ||||
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これが初めてです。64をドラマでみて、映画が出るとのことで原作を読んでみようと思いました。個人的には短編より長編の方が好みなのでそれなりには楽しめましたが長編に期待することにします。 | ||||
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敏速に対応いただき助かりました。 本も帯び付きできれいでした。 | ||||
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