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(短編集)
動機
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動機の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全81件 1~20 1/5ページ
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傑作中の傑作 | ||||
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4つの短編で構成されています。どの話も読み応えがあります。文章にムラ,ムリ,ムダがありません。現場にいるような緊迫感があります。別の作家さんの警察小説も読んでいますが,横山さんの作品が群を抜いています。ハズレがありません。 | ||||
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設定は突飛なことはないのに、作品ごとになるほどと唸らされる新鮮なミステリーの仕立てが楽しめます。一貫して落ちついた筆致も好印象。謎解きはあっと驚く切れ味というものではないとは思いますが。読み進めるのが惜しいような作品集でした。日本ではなかなかない水準だと思います。 | ||||
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内部事情の物語で、創作でしょうけれど、なんとなく社会の縮図的で引き込まれます。 | ||||
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読んでいて感じることでしょう。 なんというどんより感だ、と。 それぐらいに読者の望むような形にはなりえないのです。 全部で4つの作品が出てきます。 警察の要である警察手帳の盗難事件、ある事件の加害者と被害者の物語等。 その中で印象深かったのは「復讐する側とされる側」の 描写を描いた「逆転の夏」です。 この作品では正体不明の男による 殺害依頼が一人の男に寄せられます。 彼はかつて、絶望的な状況に追い込まれた末 一人の少女を手にかけてしまいました。 ただし、この作品は決して復讐が 望む結果にならない場合があるという典例を示しているのです。 実を言えば、復讐側にも非があるから。 ただし、駒になった人間に関しては別ですが。 最後に出てくる作品も、ある男の不祥事がもとで 出てくるほころびを扱った作品です。 でもこれは、思わぬ事実があっても、また希望はあると思いますよ。 基本的に内容は重厚です、 そして心にぐっさりきます。 それらが苦手な人には向かないです。 | ||||
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2作目、「逆転の夏」が特に凄かった。 最初の導入のエピソードがとんでもない展開を見せ、最後には見事に伏線がつながる。しかもストーリー展開の背後にはしっかりとした人間ドラマが刻まれる。 本当に横山先生の頭の中はどうなってるのか。どうしたらこんな凄い物語を考えつくのか。 近頃はラノベ調のミステリが全盛なのかもしれない。それはそれで面白いし、気楽に一気読みもできる。暇つぶしにちょうどよく、それが売れるのも分かる。 しかし、ラノベ調では味わえない凄さがある。読書って本当にいいものだ。最後のページを閉じ終えて素直にそう思えるのはやっぱりこちらだ。 | ||||
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賞を取ったたけに表題作の「動機」は最高だった一方で、最後の「密室」は少し横山作品とは思えない異質な感じを受けました。 | ||||
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「動機」「逆転の夏」「ネタ元」「密室の人」 それぞれ警官、元殺人犯、事件記者、裁判官が主人公となり起伏に富んだストーリーが展開される。 ちょっとしたきっかけで誰もが犯罪者になるかもしれない、そんな微妙な人間心理を作者は細やかに描く。 ロクヨン、クライマーズハイ、出口のない海などの長編も良いがやはり横山秀夫の真骨頂は短編なんだなと改めて実感。一気読みしても良し、じっくり読んでも味のある秀逸な短編集 | ||||
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4編の短編小説が収録されているが、「動機」が抜きん出ている。次が「ネタ元」。 「動機」は警察署内での盗難事件。警察手帳30冊が盗まれた。どうみても内部犯行。怪しいのは定年間近の「軍曹」と言われる巡査部長。ところが動機がない。たった2日間の猶予で貝瀬がとった奇策とは。これは逆転の発想なのだ。警察手帳が戻りさえすればよい。盗った理由はおそらく本当に紛失した1冊をかばうためだろう。そこで「軍曹」に体当たりして、「真犯人からの告発」というスタイルで彼に返却させるチャンスを与えた。なぜ「軍曹」がかばったかという理由が上手い。 「ネタ元」は地方紙の女性記者に対する全国紙の引き抜きの話。「ネタ元を持ってこい」という「お土産持参」と思い、意を決して確認したところ、脅迫と間違えられたというお話。実際に引き抜かれたのは、思わぬ人物だった。この「オチ」が上手い。 4編に共通することだが、著者が警察の内部事情に詳しいので、緊迫感がある。文章も秀逸。 | ||||
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四つの作品はどれも素晴らしいものですが、一つだけ最後の最後で驚愕したことが。(以下ネタバレ含みます)自分が万引きしたものを、ゴミ箱に捨てるのはダメでしょう。罪を封印してその後社会人としてのうのうと生きさせるのは、物語とはいえ、架空の人物とはいえ、そういう行動はさせないで欲しかった。 | ||||
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動機~陰の季節~ [VHS] こんな短い原作をこれだけの長時間ドラマにしたのに感心しました。素晴らしい脚本と俳優に感謝します。 出演: 上川隆也/伊東四朗/高田純次/麻木久仁子 ぜひ映像でも楽しんでください。 舞台は警察組織を陰で支える管理部門「警務部」。警察職員の人事・福利厚生・教育などを担当し、さらには警察職員が被疑者となった事件の捜査も行う。その警務部警務課の調査官 結局手帳は28冊しか出てきませんでした、その謎は・・・・・ | ||||
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一話一話がボリューム感たっぷり。ストーリーが短いから短時間で一気に読める。おススメ。 | ||||
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4編からなる短編小説。どれも完成度が非常に高い。 横山作品の名作「影踏み」とは違って、4編には繋がりはない。 特にオススメは「逆転の夏」。これだけでも横山作品にハマると思える。 横山作品は刑事モノだけでなく、新聞社モノが面白いが、出所後の人物の描き方が面白い。影踏みの主人公ノビカベはちょっとかっこよすぎるが、逆転の夏の山本はそんなにうまくはいかない。これだけでも読んでもらいたい。 | ||||
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敏速に対応いただき助かりました。 本も帯び付きできれいでした。 | ||||
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一見何気ないことのように思える出来事が発端になり大きな波紋を作っていく、そんな話が揃った短編集です。 警察、裁判官、記者など、話によって主人公の役職は大きく変わり、どれも普段あまり接点のない職業なだけに「こんな些細なことでそんなに大事になってしまうのか」と驚きました。いや、主人公たちの運や環境が悪かったというのが第一なんでしょうが。 短編とはいえ、どの話もそこら辺の長編にひけをとらない濃さです。 短いページの中で二転三転するストーリー、ラストのどんでん返し、主人公がどうなるか気になってページを捲る手が止まりませんでした。 文句なしに面白い話ばかりですが、どれも後味はけしてよくないのでスカッとした読後感をお求めの方にはお薦めしません。バッドエンドでこそありませんが、諸悪の根元に罰が下ることはなく、その分主人公が相応以上の罰を負うことになる結末が多いので、読み終わったあとは結構重たい気持ちになります。 あと登場人物の真意が唐突に明かされる印象があったので、伏線というか、もう少し登場人物の真意が深読みできそうなエピソードを交えて人間同士の感情面を濃く描写されていたら☆5相当でした。 | ||||
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先日読んだ横山秀夫の「64」が面白かったので、 「64」の原点になったと言われている、この「動機」を読んで見ました。 4話入った短編小説なので、登場人物も少なく大変読みやすかったです。 事件を犯す者には必ず”動機”がある。 出勤前までは・・・。ほんの1時間前までは・・・。 いつもと同じ笑顔で生活をしていたのに。。。。 それがたった一つのボタンの掛け間違から人を殺めてしまう。 順風満帆の人生から職を失うほどの奈落の人生に転落してしまう。 誰もが犯罪者にでも被害者にでもなり得る、 そんな表裏一体の危うさを上手く表現していて面白かったです。 | ||||
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卓越したプロットと、機微。横山小説の髄が詰まった短編集です。 特にお気に入りは「ネタ元」。地方新聞の事件担当の女性記者が主人公。 序列、葛藤、野心、人間臭い要素が複層的に織り込まれ、 何とも言えない余韻を残します。幸福でも不幸でもなく。すごいなあ。 表題作の「動機」も傑作で真相に唸らされますが、 前提となる施策は非現実的かな?と感じてしまい(あくまで感じただけ)、 そのぶん星を一つ減らしました。秋の夜長にじっくりと読みたい一冊です。 | ||||
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短編4編が収録されているが、どれっも一気に読めて、なお面白い。刑事の警察手帳が紛失する話。殺人事件を起こした人物に完全殺人の依頼が来る話。女性新聞記者の話。裁判官が居眠りする話。推理小説の要素が十分にあるおすすめです。 | ||||
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この著者はとてもストーリーのまとめ方が上手です。 なんというか、苦みというか酸味というか、作品のテイストが繊細で、とっても大人な感じです。。。 この「動機」は4つの短編からなっており、すべての主人公の職業や状況が違いますが、みんな胃の痛くなる状況を抱えており、読んでいくうちに自分の身に降りかかってくるような迫りくる書きぶりにぐいぐい引き込まれていきました。 最初の短編は読後感が良いのですが、突き抜ける青空のような感じではなく、苦みの効いた爽やかさで、カッコいいです。 2つ目の短編は一番大人な味付けでした…それだけに一番印象に残りました。。。 3つ目の短編は新聞社の話ですが、元新聞社におられたそうで、とても臨場感が漂います。 4つ目の短編は裁判官の話で、珍しい切り口かなと思いますが、最後がまた…大人です。。。 汗かいて頑張る大人への応援歌、と言ってもいいのではないかと思いました。。。 | ||||
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独特の思考方向、後で考えると考えすぎじゃないのこれ? って思うことありますよきっと | ||||
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