■スポンサードリンク
地獄の道化師
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
地獄の道化師の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女の暗い情念に、戦慄しました。 普通、ここまでがんばる女って、いるかしら。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小学生の頃、学校の図書室で借りて貪り読んでいたのが、 江戸川乱歩のジュニア向けシリーズでした。 大きく怪人二十面相と、そうでないものとに分かれ、 どちらかというと、後者のほうが少年心に面白かった記憶があります。 犯人探しそのものもさることながら、警察との微妙な駆け引きの中で、 小林少年をうまく用いながら、みずからの天分や推理力のみを頼りに、 寸でのところで事件を解決に導く明智小五郎の技に、 少年時代の僕は、探偵という仕事に憧れたものでした。 本書も、乱歩の代表作二編が収められたものですが、 すぐに犯人が割れるわけではなく、いくつかの重要な伏線が意図的なものである可能性まで含めて、 装いの中に、真相のカケラを辿ってゆくプロセスから、最後には見事に全貌が浮上し、 しかし、明智は傍証として、その一部に重要な探りを入れることを忘れず、 極めて入念なアプローチだと感心させられることしばしばであり、 またもや完全犯罪は防がれるのでした。 蔦の絡まる洋館風の瀟洒な建物や、当時オープンしたてのデパートなど、 昭和の懐かしい光景もあちこちに登場するので、 それらも併せて、設定の妙味を愉しんでもらえたら、と思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このドラマ、BSでもDVDでも別の配役で監督も別(だと思う)で観たのですが、双方に違いがあり、原作を読みたくて取り寄せました。謎が解けました。どうしても俳優の個性とか脚本家とか、まぁ監督もそうなのでしょうが、変えてしまいたくなるのでしょうね。原作を読んで乱歩のいいたいことがよくわかり、当然登場人物の本当の職業、音楽の選曲などの違いを知ることができました。 原作を読むのが一番いいとわかりました。乱歩の小説の中でもすぐれた作品に間違いありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どちらも似たような展開ですが、どちらも存分におぬぬめ楽しめますm(_ _)m 地獄の道化師 は 明智小五郎 vs ピエロ 一寸法師 は 明智小五郎 vs 一寸法師 どちらもキャラ立ちした殺人犯ですが、ピエロ vs 一寸法師 という構図にした場合、どちらが魅力的か? ひとそれぞれ好みによりますが、両者互角ということにしときます。 犯人は意外や意外です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『地獄の道化師』とは「地獄から来た恐ろしい道化師」という単なるタイトルロールではない。 切羽詰った犯人が土壇場で仕掛ける絶望的なトリック自体が「地獄」なのだ。 乱歩全作品中一二を争う陰鬱と凄惨。少年の頃に読んで受けたトラウマは今も消えない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
地獄の道化師は、最初に思いついた陰鬱なイメージを無理につなぎ合わせた結果だと思いますが 展開がやや強引すぎて、どうも納得感に欠ける結末になっています。 むしろ表紙では「他一篇」と省略されている「一寸法師」の方がはるかに面白いです。 色々と制約のある現在では大々的に宣伝できないのでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本巻には「地獄の道化師」「暗黒星」「幽鬼の塔」に少年探偵団ものの「大金塊」が収録されている。「地獄の道化師」はおどろおどろしい展開ながら、本格的な犯人探しものに全力投球した乱歩がうかがえる佳作である。エログロ表現を書けなくなった当時でも乱歩の筆は読者にからみつくような力を持っている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
地獄の道化師・一寸法師ともに乱歩らしい作品です。私は「地獄の道化師」の方は後半で犯人が分かりましたが、「一寸法師」の方は最後まで分かりませんでした。両作品とも明智小五郎が登場しますが、特に「一寸法師」では明智が法を守るために探偵をしているわけではなく、あくまで自分の謎解きを楽しむために探偵をしている様子がうまく表現されているように思います。現代では不適切な表現が多く含まれていますが、いずれも名作であるのは間違いありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
婚約者が自分をどうしても愛さず、美しい妹に惹かれてしまう。婚約者の音楽家仲間の女性にも嫉妬して凶行に走る悲しき「女道化師」。作品中、犯人はひとことも話さない、という設定だったように思いますが、犯人の凶行がなによりも雄弁に犯人の感情を物語っている点が凄絶だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
婚約者が自分をどうしても愛さず、美しい妹に惹かれてしまう。婚約者の音楽家仲間の女性にも嫉妬して凶行に走る悲しき「女道化師」。作品中、犯人はひとことも話さない、という設定だったように思いますが、犯人の凶行がなによりも雄弁に犯人の感情を物語っている点が凄絶だと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!