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(短編集)
盲獣
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盲獣の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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江戸川乱歩のなかではエログロと呼ばれるジャンルだと思います。エログロは私の好みではありませんが、最後までエログロで徹していればそれなりに評価できます。でもこの作品は後半からエログロの熱量が減ってきて最後は全くエログロらしからぬ結末で終わってしまいます。盲獣がいつの間にか盲人芸術家となってしまいました。一体この盲獣は何を目指していたのでしょう、わけが分かりません。おそらく乱歩先生も自覚していたと思います、これは失敗作です。 | ||||
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犯行からその崩壊までを犯人の側から描く「十字路」は、良品のミステリ。登場する探偵が優秀すぎる気がしないでもないけど。しかし「盲獣」は単に残虐さのみが際立ち、後味が悪いだけの作品になってしまっている。乱歩自身が自身の全集に入れたくない作品として言っていたというのも分かる。イヤーな気分になりたい人は読んでみるといいかも。 | ||||
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この本は乱歩の作品の中でもっとも粗悪品といってもいいでしょうか。なぜなら現に乱歩は作者自註自解でもこの作品は全集に入れたくなかったと言っているほどです。犯罪者の異常心理という点が何といっても乱歩の魅力ですが、この作品ではグロテスクが妙に強調されすぎていて、見る人によっては吐き気をもよおす人もいるかも知れません。怖いもの見たさのある人は読む価値があると思います。それと触覚芸術論という点は唯一の救いでその着想はほめるべき点があるでしょう。 | ||||
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