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夏期限定トロピカルパフェ事件
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夏期限定トロピカルパフェ事件の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 41~47 3/3ページ
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| 「春季限定」から一年余り。高校二年になった小鳩&小佐内の活躍を描いたシリーズ第二弾。 ふたりとも訳あって小市民をめざす・・というキャラクター設定の面白さで前作も読ませたが,今回は更にパワーアップ。性格設定的に途中「これは無理があるんじゃないか」と首をかしげたくなる部分もあったが,終盤からの種明かしで納得。小さな事件を積み重ねていき,最期に全体像を総括すると全く別の構図が浮かび上がる・・という古くは山田風太郎「おんな牢秘抄」(角川文庫)から近年では霞流一「首断ち六地蔵」(光文社文庫)などに見られた超絶テクニックを堪能。 柔らかい題名と表紙イラスト,そしてライトノヴェルという看板に正直手を出しそびれていたが,読んでよかった。 既に続篇が予告されているが,あの状況からふたりはどうなっていくのか,今から楽しみ。 | ||||
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| 『春期限定いちごタルト事件』につづく『小市民シリーズ』の2作目になります. はじまりこそ,前作と同じ日常の謎を中心にしたほのぼのした雰囲気があるのですが, 中盤以降になると,前作のおわりに少し見えた少女の黒い一面,これがハッキリ描かれ, 彼女の内面,また前作では弱かった主人公ふたりの『小市民』を目指す理由が語られます. 中でもメインはそんな彼女を知った上での終盤,大きな事件が解決したあとからで, まさかの急展開におどろかされ,本作はここだけのためにあると言ってもいいほどで, 『事の真相』が明らかになるに連れ,気持ちよかった謎解きまでの流れが重くなります. また,クールに見えていた少年の様子が痛々しく,彼女の『決定的なひと言』の直前には, くるであろうその『ひと言』を予感し,ゾワゾワとなんとも落ち着かない気分に包まれます. そして訪れる結末,恋愛ではない『特別な関係』に触れた彼女の言葉がとても印象的で, 果たして自分なら彼女のことをどうしただろうか,思わずそんなことを考えてしまいます. | ||||
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| 『春期限定いちごタルト事件』の続編。 3篇からなる短篇集であり、かつ、全体に関わる謎が織り込まれているという構成。読みながら、「何だか変だなぁ」と思ったのだが、あれほどの秘密が隠されていたとは。結末で愕然とさせられた。 前作と同じく、気持ちの良い話ではない。タイトルに釣られて買った人はお気の毒さま。特にヒロインの残酷さにはぞっとさせられる。意地悪な世界が好きな読者にはお奨め。 | ||||
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| 彼の作品は大分前からずっと追いかけていますが、この作品は個人的に最高傑作です。 やはり、彼の売りはその魅力的なキャラクターと、徹底的にロジカルなトリック、そして、青春物でありながら、最後に苦々しく心に残る毒を含んだエンディングだと思います。 今回の作品で、これらの要素がそれぞれ最高レベルに絡み合い、そして、とてつもないインパクトとして読者に伝わります。 前作の、『春季限定イチゴタルト事件』を読んでいた人ほど、キャラクターに感情移入出来るはずだし、そのキャラクターに感情移入している人ほど衝撃的なラストとなっています。 巻末の解説で小池氏も指摘していますが、この、キャラクター造詣をそのままどんでん返しに利用する手法は、まさに新たなミステリー小説のタイプだし、米澤穂信でしか書ききれないジャンルです。 彼の、ジュブナイルノベル的な魅力的キャラクター造詣や、軽妙なセリフ回しがあってこそのこのラスト。 他の作家がそうそう真似できる芸当ではありません。 今までは、ジュニア小説出身という事で文章の軽さや、リアリズムの欠如などで社会派好きの読者などには倦厭されていたかもしれませんが、この作品でこの作者は完全に一皮向けたと思います。 もしもこのまま米澤さんがこの路線でこのクオリティを維持し続けることが出来るのならば、間違いなく社会派や本格派を上回る存在となる事が出来るでしょう。 久しぶりにとてつもない才能を見せられた作品でした。 まだ読んだ事の無い方は、ぜひぜひ『春季限定いちごタルト事件』と合わせて読むことを強くお薦めします! ちなみに、続編については期待はしたいですが、この作品はこのままであって欲しい気持ちも少しあり、複雑な心境です。それぐらいに今作のラストは衝撃的で、そこから次へ続ける事は想像を絶するほどレベルが高いと個人的に思うのです。下手に続編を出されて残念な結果にはして欲しくないし、本当に複雑です。でも出るなら読みたい!(笑) | ||||
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| ライトノベル畑に出自を持つ新進ミステリ作家、米澤穂信の新シリーズ「小市民シリーズ(と勝手に呼ぶ)」の第2作です。 前作「春期限定いちごタルト事件」はライトノベル的なキャラクター造形の小鳩君と小佐内さんを主人公として、創元お得意の「日常の謎」本格ミステリにまとめた佳作でしたが、ちょっとこぢんまりとした印象で、作者への高い期待値もあって「良い作品ではあるけど米澤穂信の中ではもう一つ」というのが正直な感想でした。 それに対して本作「夏期限定トロピカルパフェ事件」は数段良くなっていると思います。ネタバレを避けると抽象的な言い方になってしまいますが、前作で感じたキャラクターの魅力と本格ミステリとしての良さがやや乖離したちぐはぐな印象は払拭されて、本作では2つの要素が有機的に融合されて見事な仕上がりになっています。さらに主人公2人が「小市民」を目指すという設定をキャラクター造形の記号としてカッコに入れるのではなく、思春期の自意識を巡る物語にからめていくことで、(解説にもあるように)戯画化された青春小説としても一歩進んだものになっています。 前作のファンはもちろん、いまいち合わないと思った人にも是非オススメする本作品、強烈な引きに続巻「秋季限定」「冬季限定」が待ち遠しくなることうけあいです。 | ||||
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| シリーズ1作目の「春期限定いちごタルト事件」を読めばわかってしまうことなんですけどね(笑) 高校2年生の”ぼく”は、同級生の小山内さんと、何故か事件に巻き込まれ、どうしてもソノ目指すところから踏み外し...解決してしまい...そして反省するのです。 どう踏み外すかは、本書を読んでのお楽しみ♪ その鮮やかな”お手並み”に、第1作に引き続き「無理に自分を偽らなくてもいいのに」と思っちゃいます。 また、ちょっとヒネている”ぼく”の友人(?)である直情型体育会系の堂島健吾くんも再登場。お姉様は今回登場ナシですが。 この作品の二次的な楽しみ方としては、小山内さんが大好きなスイーツの記述。 20品目以上のリストを読むと「このお菓子のモデルってどこかにない?」ってつい思ってしまいます。特に”ぼく”を魅了した<ジェフベック>のシャルロットには、ホントウにそそられました(笑) そして、今回のラストは、小山内さんの表情がいつもと違います。 その表情の行方はどこに〜解説氏が書いているように、秋期限定、冬期限定が出ることを切に願います。 | ||||
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| 『春季限定』から、待ちに待った続編の刊行です♪ さっき購入して、帰り道のカフェで一気に読んでしまいました! 日常の小さな謎を解くスタイルの短編連作ですが、その中にちりばめられた伏線の数々が最後にぴたりとはまる様は見事としか言いようがありませんよ。前作よりもよ『連作長編』として完成度が高いと思います。 (前作はどの話から読んでも楽しめる…という風にスタイルの違いだけで、どちらも充分面白いのですが♪) ミステリーとしてだけでなく、2人の主人公の考え方や微妙な関係の変化など秀逸で、甘酸っぱい思いでいっぱいになりながら読みました。 ラストの展開には「うわ〜、早く続きが読みたい!」と心底思わされますよ。 『秋季限定』『冬季限定』が今から楽しみです♪ | ||||
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