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夏期限定トロピカルパフェ事件
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夏期限定トロピカルパフェ事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 21~40 2/3ページ
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甘いもの大好き♪な人は、読み易くて堪らない一冊では? 恋人じゃないけど互恵関係にあって、立派な小市民を目指す小鳩君と小山内さん。 小山内さんが、自分の好きなスイーツ店の地図を製作し、それを夏休み中に制覇しようという企画を小鳩君に持ち掛けるのですが…。まさか、そこからが伏線だったなんて。(あ、ちょっとネタバレですね…)。 ゆったり楽しめたのは、「シャルロットだけはぼくのもの」ですね〜。シャルロット、食べた事無いんでどんなのかは見た目でしか分かりませんが…最初、シャルロットを四個買ってきてって言うのはもしかして小山内さんの両親の分なんじゃ…?っていう推理は見事外れました、はい、全然関係なかったですね。いや、いいんですけど。でもマンゴープリンもあるのにシャルロットも二個も食べるのか…高校生の食欲恐るべし。 コーヒーの量を誤魔化す方法は、当たりました。うん。でも、最後小山内さんに看破された時、アレは汗でびしょびしょになっちゃってもう使えなくって…っていう方便は駄目ですかねえ? それにしても…小山内さん誘拐事件の真相。あれは凄いと思いました。氷菓を読んだ時、密室に閉じ込められたと騒ぎまくる千反田えるを見ていて、犯人があの人って莫迦みたいだって思ってましたけど、それから数年、この方の小説のクオリティは確実に上がりました。次の秋期限定栗きんとん事件が読みたくてたまりません! これからの二人はどうなってしまうのでしょう? このまま? それとも……。それにしても、キャラは小鳩君は折木、小山内さんは伊原に似ていますね…何かで米澤先生はキャラをイメージしていないと書いてあった気はしますが。 | ||||
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主人公小鳩君とヒロイン小佐内さんは、交際してないけど「小市民」として目立たないで生きるためにお互いを利用するという少し変な間柄。 夏休中、小鳩君は小山内さんのスイーツ巡りに付き合わされることになる。デートしたいだけ?と思いきや、やっぱり、小山内さんに陰謀が・・・。前作に比べて少しだけシリアスな事件に巻き込まれます。 …すごく斜に構えているようで、結構青春している二人はとっとと付き合えば良いのにね。 余談ですが、米澤穂信氏の描く少年達は賢さを無意識か意識的か鼻にかけている印象があってあまり好きではないのですが、(さよなら妖精の守屋君とか古典部の折木君とか…)小鳩君は彼らに似てるけど、過去のそういった出しゃばりを恥じて行動しているのが面白いです。 | ||||
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前作「春季限定〜」のときは、表紙カバーの可愛らしさに惹かれて読んだもので、内容にはさほど期待してなかったし、読後もその感は変わらなかった。ただ、小鳩君と小佐内さんのその後は気になるところであり、続編の本書を読んでみたのだが...。 それがどうだろう。前半こそ前作の踏襲を思わせるライトな感じは変わらないが、後半に一気にヒートアップ。結構ハードな展開にハラハラし、事件解決かと思わせてのどんでん返しも見事で本格ミステリーの秀作に仕上がっていたのには驚いた。 ラストはほろ苦いが、前作以上に次作が気になる、また期待もさせる一作であった。 | ||||
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小市民シリーズ第二弾です。今回は謎の真相がわかったときに二転三転するし、全てのことが実はつながっているということだ。小佐内ゆきの「狼」としての一面がが色濃く出てくるのである。「狐」こと小鳩は小佐内ゆきのお供え物みたいな感じだろう。小市民を目指そうとしていても結局小市民になりきれない。 今回の中心的な謎は小佐内ゆきが石和馳美に誘拐されるというものである。その中に1章のシャルロット事件と2章の「半」の謎も内包されている。 前作よりは小佐内ゆきのキャラクターが色濃く出てきている。全ての物語は小佐内さんの手の平でころがされているといったところか。復讐の鬼ですね。最終的には、小鳩と小佐内の互恵関係が解消することになる。お互いを止められないんだったら、互恵関係にならないからね。 | ||||
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高校生の男女が登場し、推理くらべというか知恵比べみたいなことをする、楽しいお話しが、やがては、ドロドロした物語になっていく。 全体の構成としてはどんでん返し的なところがある、とも言える。 おじさんには恥ずかしい表紙も、これはこれで意味があるのかもしれない。 それはともかく、例によって、シリーズものを途中から読んでしまう自分にとっては、彼らがなぜここまで「小市民」にこだわるのかわからない。 高校生らしいナイーブさなのかと思うと、どうもそうでもないらしい。 この物語を本当に楽しむには、「春」から読まないといけないのだろう。 | ||||
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前作で小山内の狂気が示された元で、本作では小山内の不可解な行動と誘拐事件、薬物乱用事件などが絡み合っていきます.短編2本中編1本の形を取りながらひとつの長編としてつながっている構成のしっかりとした作品でした.主人公とヒロインが探偵と犯人という関係で、将棋のように相手の手を読みながら戦う語り口が楽しいです.ミステリとしてはありきたりで、キャラ小説として楽しむのが正解だと思います. | ||||
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事件そのものは、(小説で描かれるものとしては)他愛の無いものといえるかもしれませんが、軽い文体でするすると読み進めることが出来ると思います。 で、そのまま予定調和的に終わるかと思うと、これがなかなか。 やけに解決編が長いなと思っていたら、解決”後”の話まできっちりと決着をつけてくれます。最終章のタイトルのようなただの甘い話ではありません。 | ||||
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前編のほんわか空気から一変してシリアスに。 小鳩君、小佐内さんともに本領発揮というところですが、肝心の解決のシーンでちょろっと軽いギャグのようなものが挟まるのが頂けない。 小説版では春より夏の方が好きなのですが、漫画版は逆の評価になりました。 ともあれ秋と冬に期待です。 | ||||
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小市民シリーズの2作目. 作者お得意の日常の謎を重ねながら,大きな事件に迫っていく手法は健在で 一つ一つの謎はよくできているし,ラストの真相は大掛かりである. 伏線もよくできていて,戦略とアクシデントがからみあって 大きなどんでん返しが待っている. ミステリーとしてのできはなかなかよい. 結末では小鳩くんと小山内さんの関係にも変化が生じる. 小市民を目指す互恵関係の行く末は? 続きを読みたくなる結末だ. | ||||
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小市民シリーズの2作目. 作者お得意の日常の謎を重ねながら,大きな事件に迫っていく手法は健在で 一つ一つの謎はよくできているし,ラストの真相は大掛かりである. 伏線もよくできていて,戦略とアクシデントがからみあって 大きなどんでん返しが待っている. ミステリーとしてのできはなかなかよい. 結末では小鳩くんと小山内さんの関係にも変化が生じる. 小市民を目指す互恵関係の行く末は? 続きを読みたくなる結末だ. | ||||
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小市民シリーズ第2作 被害者が逆襲するというパターンは「犬はどこだ」と似ていた。 シーリーズものにありがちな、ある程度のマンネリ化があると思っていた。 しかし、予想を裏切られた ラストではなんと互恵関係が崩れる 次回への期待が否が応でも高まる 相変わらず、キャラ造詣が秀逸だ。 前回では小佐内さんは小動物から狼へと変貌を遂げた 今回は妙にかわいらしい女の子から計算高い女性へと変貌する。 しかし、最後の最後には狼の仮面の下のもろい素顔を露呈させる。 このシーンは非常にスリリングだった 秋山瑞人著「イリヤの空、UFOの夏」の主人公達は両思いなのに、お互いのことを理解しあっていない人間関係がおもしろかった。 本作の主人公達は互いのことを考えることはでき、冷静に妥当かを判断しようとする しかし、共感することはせず、感情でつっぱしれない 次回では二人の関係がどう変化するのか楽しみだ! | ||||
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小市民シリーズはこれが初めてだったのですが、楽しめました。 小鳩君の一人称視点で書かれているのが面白い。 自称小市民の絶対小市民じゃない思考回路はすごくユーモラスです。 何気に一番気に入ったのが第一章。 ただのお菓子の横取りが相手が小佐内さんだと、こうも手に汗握る心理戦になるとは・・・。 途中、「小鳩君、あれを忘れてる!あれを!」と突っ込みたくなりました。 2人の他愛ない夏休みの日々が微笑ましかっただけに最後の展開は衝撃でした。 小佐内さんも小鳩君も割り切れていないことが分かるだけに、切なかったです。 続刊で2人が納得できる結末にたどり着けますように。 | ||||
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『夏期限定トロピカルパフェ事件』です。いわゆる小市民シリーズの第二巻です。 といっても主役格の二人、小市民を目指していつつ、全然小市民じゃないのは第一巻以上ですし、最後にはそういう結論に至って開き直っちゃったりしていますが。 作中の時間は、二人が高校二年時の夏ということになります。一巻から時間がずいぶん飛んでいるのですが、まあそこはいいでしょう。 解説にもある通り、第一章と第二章は、雑誌に掲載された独立短編。日常系ミステリ小編として秀逸だと思います。 ただ、本作品は、その両作を内に組み込んでの長編。長編としての評価は、ちょっと微妙かもしれません。 最後のどんでん返しに次ぐどんでん返しは確かにすごいのですが、さすがに無理があるというか、ご都合主義行き過ぎに感じ、素直に驚嘆できなかったです。 主人公がいない場面で幼い容姿の小山内さんが事件を起こす場面は、三人称の説明文体で、主人公一人称の時の軽快な文体と乖離があってちょっと戸惑ったのでした。 そして、その事件の全貌が解明されるわけですが。 それはさすがに無理があるのでは。警察で全員の証言を詳しく調べて電話の着信記録とか調べたらバレるのでは。それにクライマックスで根○○○が出てきたけど、それって事件が起きた最初に出てきたらどうするつもりだったのでしょう。 そんな感じで、トリックはなんとなく納得しがたかったです。 日常ミステリにとどめてあった方が良かったように感じた読者もいる、ということです。 でも、この作者の特色である青春部分については、最後で小市民でないと開き直った時に二人が出す結論が、なんというか、トロピカルパフェの味でした。 | ||||
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主人公達、特に幼い…失礼、小佐内のコアな部分が光に照らされていく p107の「どこにも凄みがあるわけではないけれど、微妙な引っかかりが次の展開を否応なしに 期待させ、でしゃばらない文章がなんとも心地よくて昼も食べずに読み続けている(中略)果たして主人公君の運命はいかに、続きは終章のお楽しみ」のくだりまさに著者の自作に対する本音・自負であろう。 『半』の謎解きが少々くるしかったり、誘拐事件の詳細を述べる地の文とは違った第三者の観察的視点(内通者の存在の示唆?)の存在についてなど疑問が残るところはあるが、 前著と同じく、解決の根拠をちりばめ読者に利用させようとするところは評価できる。 行き過ぎた深謀遠慮の果ての小市民密約解消は2人が結ばれるための布石と勝手に予想。 そんなに深く考える必要はないでしょう。 | ||||
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小市民シリーズミステリー待望の二作目。これはもちろん夏に読むべきでしょう☆依然奇妙な人間関係の高校生男女ふたり。出だしはいつもの展開を踏襲し、日常に生まれるナゾを自ら作り出したり解き明かされたり。しかし、全体を通してどことなく主人公の語りに不穏な色があり、前作を読んでる身としては当然、おや?とひっかかります。でもまさかナゾがすべて解けたあとにこんな展開が用意されているとは…。恋愛関係でなくてもせつないストーリーは描けるのだなあという一例が、ラストに読者を待ち受けております。だけど、あー、この小説、続きはどうなってしまうの〜!? | ||||
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この本は、前に紹介した「春季限定いちごタルト事件」の続編になります。 小鳩くんと小佐内さんのコンビも、前回は高校一年生でしたが、今回は一年とちょっと過ぎて高校二年生になっています。見かけは普通ながら、それぞれ常人より推理力と復讐心が圧倒的に強い二人はその自分たちの性を押さえて隠すため、「小市民」を目指していますが、今回もまたそうはいかない展開になります。一夏の事件は二人の関係をそうした穏やかな状態で終わらせてはくれませんでした。 幕開けはそんな劇的なことを予感させない、むしろ微笑ましい雰囲気で幕をあけます。 夏休みになった途端に、「素敵な夏になりそう」と小佐内さんは、街にたくさんある厳選スイーツの食べ歩きに小鳩くんを誘います。その名も「小佐内ゆき 夏のスイートコレクション」と銘打って、それぞれのお店とおすすめまで書き込んだ、お手製の地図まで作って一夏の食べ歩きを提案します。甘いものがそんなに好きじゃないといいつつ、小鳩くんもそれにつきあいます。まさに、清く正しい男女交際? みたいな展開になります。そこだけみると気恥ずかいくらい青春しています。 彼女の性格からすると違和感を感じつつも、小鳩くんはそれにつきあいますが、それは大きな事件につながることだったのです。。 ストーリーはそのあたりまでで、感想ですが、正直ラストの部分は非常に辛かったです。 どんでん返しにつぐどんでん返しで、まさにミステリーの醍醐味を感じさせる展開で、なおかつその構成力には舌を巻く思いで、それだけであれば文句なく太鼓判で大絶賛です。前作よりも非常にレベルアップしています。 が、本当にラストの展開が辛かったです。よくできたキャラクターに惚れ込んでいたからかも知れませんが、最後の二人の選択が悲しかったし、その途中での小佐内さんの語りにも胸が苦しくなっていました。 女性はいろいろな顔を持ち、男が思っているような単純なものでは決してないです。それはまぁもちろん人生経験で誰もが知っている筈ですが、こういうシチュエーションになって、思いがけない展開になるとなんだか全てがわからなくなってしまったり、動けなくなるのも男性心理の不可思議。読んでいて、まるで自分がそこにいるかのように苦しくなってしまいました。 続編が「秋季限定 マロングラッセ事件」として出る予定だそうですが、ここからどうやって組み立て直すのか、二人が幸せな状態でいるのか、この作品を読んだ人は必ずやきもきしながら待つ事になりそうです。 | ||||
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本シリーズにおいて、 小鳩君は〈探偵行為〉を、小山内さんは〈復讐〉を それぞれ封印し、平凡な「小市民」を目指しています。 ともに自分の過剰な部分を抑圧し、 「普通」になろうとするのですが、 抱える問題の切実さでは、 小山内さんの方がより深刻 だといえます。 第一に、小鳩君の「探偵」は、節度さえ守れば、 十分社会に受け入れられるものであるのに対し、 小山内さんの「復讐」は、どこまでいっても 反社会的行為であり、認められないものだということ。 第二に、小鳩君の「探偵」はあくまで事件に 第三者的に関わる傍観者であるのに対し、 小山内さんの「復讐」は、自分自身の利害が 密接に絡んだ事件に、当事者として関わらざる を得ないものだということ。 そういったわけで、小山内さんは、たまに鎌首をもたげる復讐心を スイーツを食すことで紛らわせ、代償としているのですが……。 今回、二人の関係に決定的な転機が訪れます。 小鳩君にすれば、中学時代とは違う意味で、 「探偵」として挫折したといえるでしょう。 「秋」になって、彼が自分の資質と自意識にどう折り合いをつけるのか、 そして、小山内さんとの関係にどのような答えを見出すのか、 今から楽しみです。 | ||||
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「春季限定」から一年余り。高校二年になった小鳩&小佐内の活躍を描いたシリーズ第二弾。 ふたりとも訳あって小市民をめざす・・というキャラクター設定の面白さで前作も読ませたが,今回は更にパワーアップ。性格設定的に途中「これは無理があるんじゃないか」と首をかしげたくなる部分もあったが,終盤からの種明かしで納得。小さな事件を積み重ねていき,最期に全体像を総括すると全く別の構図が浮かび上がる・・という古くは山田風太郎「おんな牢秘抄」(角川文庫)から近年では霞流一「首断ち六地蔵」(光文社文庫)などに見られた超絶テクニックを堪能。 柔らかい題名と表紙イラスト,そしてライトノヴェルという看板に正直手を出しそびれていたが,読んでよかった。 既に続篇が予告されているが,あの状況からふたりはどうなっていくのか,今から楽しみ。 | ||||
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『春期限定いちごタルト事件』につづく『小市民シリーズ』の2作目になります. はじまりこそ,前作と同じ日常の謎を中心にしたほのぼのした雰囲気があるのですが, 中盤以降になると,前作のおわりに少し見えた少女の黒い一面,これがハッキリ描かれ, 彼女の内面,また前作では弱かった主人公ふたりの『小市民』を目指す理由が語られます. 中でもメインはそんな彼女を知った上での終盤,大きな事件が解決したあとからで, まさかの急展開におどろかされ,本作はここだけのためにあると言ってもいいほどで, 『事の真相』が明らかになるに連れ,気持ちよかった謎解きまでの流れが重くなります. また,クールに見えていた少年の様子が痛々しく,彼女の『決定的なひと言』の直前には, くるであろうその『ひと言』を予感し,ゾワゾワとなんとも落ち着かない気分に包まれます. そして訪れる結末,恋愛ではない『特別な関係』に触れた彼女の言葉がとても印象的で, 果たして自分なら彼女のことをどうしただろうか,思わずそんなことを考えてしまいます. | ||||
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『春期限定いちごタルト事件』の続編。 3篇からなる短篇集であり、かつ、全体に関わる謎が織り込まれているという構成。読みながら、「何だか変だなぁ」と思ったのだが、あれほどの秘密が隠されていたとは。結末で愕然とさせられた。 前作と同じく、気持ちの良い話ではない。タイトルに釣られて買った人はお気の毒さま。特にヒロインの残酷さにはぞっとさせられる。意地悪な世界が好きな読者にはお奨め。 | ||||
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