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贄の夜会



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【この小説が収録されている参考書籍】
贄の夜会
贄の夜会〈上〉 (文春文庫)
贄の夜会〈下〉 (文春文庫)

贄の夜会の評価: 3.93/5点 レビュー 15件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.93pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(1pt)

購入失敗

古い本なのだが 紹介内容を見て買ったのだが 内容の進み具合がダルく読み進むのに疲れを感じる!内容が掴みきれない。
贄の夜会Amazon書評・レビュー:贄の夜会より
4163246800
No.14:
(3pt)

サイコサスペンス+ハードボイルドアクションといった感じ

サイコサスペンス風味の殺人事件があり、それを一方で警察が捜査をしつつ、もう一方で殺し屋が犯人への復讐を企てるというお話。サイコサスペンス的な話とハードボイルドアクション的な話がくっついており、2つの話を一つにくっつけたような感がある。
やや冗長で、ミステリー部分は催眠術が話の根幹になってるのであまり真面目なミステリーという感じではない。
全体として見るとカオスな作品であると思う。
贄の夜会〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:贄の夜会〈上〉 (文春文庫)より
4167769018
No.13:
(4pt)

贄の夜会 上

“犯罪被害者家族の集い”に参加した女性2人の惨殺死体が、東中野の教会で発見された。捜査に当たる刑事たちは“集い”に参加していた中条弁護士が、20年ほど前、14歳の時に同級生を殺害し首を学校の門にさらした猟奇殺人犯だったことを知り驚愕する―。サイコサスペンスに新たな地平を切りひらくド迫力の1700枚。
贄の夜会〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:贄の夜会〈上〉 (文春文庫)より
4167769018
No.12:
(4pt)

贄の夜会 下

“犯罪被害者家族の集い”を舞台にした殺人事件の捜査は、暗礁に乗り上げた。被害者の一人、目取真南美の夫・渉の挙動に不審を抱いた大河内刑事には、公安から圧力がかかる。事件の裏には沖縄の悲劇、そして警察内部の腐敗が黒々と横たわっていた。猟奇的殺人者、狙撃者、孤独な刑事の三つ巴の闘いの結末は―。
贄の夜会〈下〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:贄の夜会〈下〉 (文春文庫)より
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No.11:
(5pt)

大好きなものがどんどん詰まって。

次から次へと詰め込まれていき、それがスピーディーに絡まって、なかなか読む手を止められなかった。
話しもどんどん大きくしていくので、ちゃんとオチを付けられるか心配になってきたけど、きれいに落ちてたのでよかった。
あと、強引すぎるどんでん返しや、終わったように見せて、まだ先があったというような面倒くささもなく、読後もすっきりしました。
贄の夜会〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:贄の夜会〈上〉 (文春文庫)より
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No.10:
(5pt)

もっと評価されてもよい

「犯罪被害者家族の会」会合終了後、その会の女性二人が猟奇的な殺されかたをする。

捜査側と犯人側との描写があり、追いつめていく(あるいは、追いつめられていく)のが一般的なパターンであるが、本書はもう一つの軸があり、殺された側の夫も復讐のため、犯人を追いつめていくのだ。

犯人(あるいは、犯人と目される者)は中学生の頃、同級生を殺し、首を切って校門前に置いた前歴があったが、19年後の現在は勿論過去を隠して弁護士になり、「犯罪被害者家族の会」のパネラーになったりしている。

また被害者の夫は警察の事情聴取を終えた翌日には家をもぬけの空にし、しかも家にあった自分の指紋の痕跡を)きれいに消し去っている。そういえば事情聴取の時もお茶一杯飲まず、帰りの警察署内のエレベータを押す時も、ハンカチを添えて押していたのだ――。

事件は輻輳し拡大していくのだが、間然するところがなく、一気に読ませる。

もう一つ秀逸なのは、これは警察小説であり、クライム小説であり、冒険小説であり、犯罪小説であり、サイコ小説であり、色んな読まれかたをしても良いのだが、後半、犯人当て小説(本格)としても読ませている。

「贄の夜会」の贄とは生贄の贄であり、ラスト、犯人と生贄となった者との攻防戦(夜会)は単純な言葉しか思い浮かばないが、手に汗握ると云ってよいだろう。派手さと内容そのものの良さという点では、映画化されてもおかしくない。

贄の夜会〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:贄の夜会〈上〉 (文春文庫)より
4167769018
No.9:
(3pt)

推理小説?

前半部分は推理小説の趣で期待以上の面白さ、後半に入ると、ちょっと現実離れしたスーパーヒットマンの存在と意外すぎる犯人結末がどう評価されるか
分かれると思います。
初頭・前半部分ではかなり引き込まれるもので、次回作に期待です。
贄の夜会〈下〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:贄の夜会〈下〉 (文春文庫)より
4167769026
No.8:
(3pt)

期待し過ぎましたか

物語の中盤までは面白く読みました。ものすごく期待しました。「透明な友人」に対して期待し過ぎたのかな?警察情報に精通してスナイパーにも接近できる可能性はどうなんだろう?「羊たちの沈黙」は偉大な作品だなと再確認出来まし。
贄の夜会Amazon書評・レビュー:贄の夜会より
4163246800
No.7:
(5pt)

最高傑作

間違いなく香納さんの最高傑作です。主要登場人物である刑事とスナイパー、それぞれの物語が奥深く、とてもよく描かれていて最後まで一気に読めてしまいます。ここ数年間に読んだ本の中でも最高のクライムノベルですね、読んで損はないです。
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4167769018
No.6:
(4pt)

骨太のごっついストーリー。

短篇の美しさと技に定評のある作者の渾身の力作。長さが気にならない程、テンポのよい展開。妻を殺されてしまったプロフェッショナルの殺し屋、ノンキャリアの疲れた刑事、少年の頃に殺人を犯しながらも弁護士として社会に帰ってきた男、そして男のいう「透明な友人」とは?それぞれが重厚に書き込まれ、時にヒットマン小説を読むような、時に刑事ドラマを読むような、いわゆる一粒で数回楽しめる作品。その縦のストーリーにやわらかな色を加えるのが、刑事の妻や殺し屋の亡き妻への思い。ほんの少しだけ不満があるとするならば、刑事の部下の死は必要だったのか?という点(もちろんこれと次に続く従兄弟の死によって、妻へのかかわりに信憑性が出たともいえるのだが)と、心理学者の女性が最後に登場したときのまとめかたというか書かれかたが少し、雑だったように見えたところ?深読みしすぎかもしれないけどもしかしたら、予定外の長期連載になり、むりくり山場を持ってきてのつぎはぎ?なんて少し思っちゃった。なので悩みつつも、★4つ。
贄の夜会〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:贄の夜会〈上〉 (文春文庫)より
4167769018
No.5:
(5pt)

サイコサスペンスの傑作

冒頭に女性二人が殺害され、その殺人事件を解決していくストーリーです。内容は刑事が事件を解決していく犯罪小説と殺された女性の恋人の暗殺者が犯人を捜し出すハードボイルド小説を足したような感じで、容疑者の弁護士が果たして事件の犯人なのかどうか先が気になりぐいぐい読ませる力がこの小説にはあります。あまりストーリーを書いてしまうと読む面白味が無くなると思うので書きませんが、この作品が出版された年の小説では個人的にはベスト3に入る出来だと思います。「冬の砦」という作品も読みましたが、こちらの作品のほうが出来が良かったです。
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No.4:
(4pt)

力作

一部の題材に過去実際にあった事件(例えば神戸のサカキバラ)を全くなぞる様な引用はどうかと思いますが、全体としては読み応えのあるミステリーでした。大河内のデカとしての苦悩や葛藤など心理描写に加えて、猟奇殺人とその背後にある真相、また謎解きをする女性心理学者の見解、プロのスナイパーと暴力団ひいては警察との癒着の構造など場面場面で綿密な下調べがなされており、シーンが多い割には判り易い展開となっています。香納諒一の本は始めてでしたが、他の作品も読んでみたいと思いました。
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No.3:
(4pt)

色んな要素が絡み合った、“香納流ハード・ボイルド”超大作

’06年、「このミステリーがすごい!」国内編第7位に輝いた、ハードカバー2段組581ページの超大作である。「このミス」の解説によると、本書は、’99年に「第52回日本推理作家協会賞」を受賞した『幻の女』と並ぶ、香納諒一の畢生の傑作ということである。物語はふたりの女性の惨殺から幕を開ける。そしてこの猟奇殺人を追う、組織から逸脱した刑事、孤独な殺しのプロフェッショナル、そして謎の真犯人と、三者の追跡と闘いを、真正面からたっぷりと描いている。少年犯罪、犯罪者は本当に更生するのか、といった問題、それに暴力団の抗争、プロの殺し屋、警察内部のキャリアとノンキャリアの問題、公安と刑事課との綱引き、警察内部の腐敗構造、あるいは被害者の人権、復讐、そして猟奇殺人・シリアルキラー、サイコサスペンスといったことが複雑に絡み合って、“香納流ハードボイルド”ストーリーは展開してゆく。刑事にしろ、殺し屋にしろ、他人の心を操る謎の殺人者にしろ、その過去と生き様は、それぞれ、それだけでひとつの作品ができそうな重みとボリュームを持っている。加えて、初出が、『別冊文藝春秋』の連載だったこともあり、各章にヤマ場が設けられており、これだけの大長編を飽きることなく読ませてくれる。そして第五章の「慟哭」で物語は大きく転回し、第六章(終章)の「暴走」で、刑事と殺し屋が出会った時、衝撃と感動の大団円が待っていた。本書は、香納諒一が構想執筆に6年を費やした、読み応えじゅうぶんの大作である。
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4163246800
No.2:
(5pt)

2006上半期の大きな収穫

不振を極める2006年ミステリー界の最大の収穫といっていいだろう。主人公とスナイパー、犯人、脇役に至るまでキャラクターが立っている。犯人の動機が今ひとつ弱い気もするが、それを補ってあまりあるストーリー展開の妙がある。緊張感みなぎる描写も上手い。とにかくお薦めの一冊である。
贄の夜会Amazon書評・レビュー:贄の夜会より
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No.1:
(4pt)

力作、感動まちがいなし

猟奇的殺人から幕が開ける。それを追う刑事大河内と、妻を殺されたスパイナーとが繰り広げる孤独な戦い。犯人を追いつめていく二人は最後に。。この二人がなんろもかっこいい。また娘を失い、妻と別居した大河内だが、最後に感動の結末が待っている。難を言えば、犯人自体を描いているところが少なく、動機が十分に説明されていないのが、残念。
贄の夜会Amazon書評・レビュー:贄の夜会より
4163246800

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