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(短編集)
ガール
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ガールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全122件 81~100 5/7ページ
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ガールというタイトルは、レトリック。本当は、今現在、一番WOMANな年齢の女性たちの物語。学校を卒業して10年が過ぎ、一回り年の違う新入社員が入社して来る頃、ガールとしてもてはやされてきた彼女たちは、どう生きようとしているのか?がよーくわかる一冊です。 作者は男性なのに、ほ、ほーーーっというくらい、登場人物の心がわかってる!一体これどうやってリサーチしたの?と不思議なほどです。特に小さな嫉妬やあせり、競争心など、とても男性には見抜けまい、とおもわれるところまで、事細かに描かれています。 別の意味で読んでほしいのは、彼女らの上司・同僚・後輩にあたるビジネスマンのみなさん(男性)です。会社っていうところは、たくさんのエライ人と、ごく少数の仕事のできる人と、女の子といわれる若い女子社員で構成されていて、彼女らは、あまり注目されていないけど。ほんと、この位のご理解がお願いできればとおもいます。これは、彼女たちの決意表明です | ||||
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5編。それぞれが30代の働く女性を主人公に、もう「ガール」ではいられない、微妙な年齢の女ごころを描く。 すごく読後感がいい。思わずにんまりしてしまう。あー、いい話だったな、と思って。 それは、「筋の読めてしまういかにも、な定型的いい話」ではなく、「こうくるか!うーん、いいね〜」といった良さ。気もちがいい。 会社や世間や周りの人間とうまく折り合いをつけていくのは、簡単なことではない。 うまくいきすぎる展開に「きれい事」「ありえない」と興ざめしてもいいんじゃないかと思う。 なのに「こうだといいよね」と素直に感興できるのは、登場人物たちの細やかな描写が、すごく現実に即しているからだろう。 共感できるところがいっぱいだから。 人ごとだと思えないくらいだから。 友だちのあのコに似ているから。 だから、「きれい事」とはならずに「理想型」だと思える。 男性作家なのに。すごいね。 | ||||
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女性が主人公の短編集。 「マドンナ」が40代半ばの会社のおじさんが主人公だったが、こちらは30代半ばの会社の女性が主人公。 なんか、わかる。ような気がしました。 人間は、爽やかなばかりではないけど、清々しいものですね。 ■ 「ガール」と「マドンナ」が対応しているのなら、女性は男性よりも常に10年ほど先に成熟していることになりますね。 道理で、おのこはいつもガキなわけです。。。 | ||||
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伊良部はでてきませんが、強要する事無く「答えは幾つもある」 という奥田ワールド的な「あ。それでいいんだ」と安心できるオチが素敵です。 登場人物に状況が似ている人には、「なんか私大丈夫かも?」と思わせるような読後感。 | ||||
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面白かった〜、ホント面白かった! 久々に一日で読みきれる本に出合いました。五人の30代女性のリアルな感情をポップに且つしみじみと、シビアに且つ愛情深く、鋭い観察眼で描いているこの小説。 作者が男性というのが信じられない! 私からすれば少々年上のお姉さま方の社会での生き方がとてもかわいく、またかっこよかったです。 バリバリ働いている主人公が同窓会の帰り、結婚した元クラスメイトと交わす会話。 「今日は帰って少しブルーになる」という彼女の言葉に驚く主人公。自分も同じ。女って大変だな、と思う。どの人生をとっても完璧に幸せにはなれないのだと。違う道があったんじゃないかって思ってしまう。というくだりなんて、すごいなぁ〜、と思った。 そしてそこで落ちてしまうのではなく、そこから明るく自分なりの生き方を見つけていく彼女達の潔さがとても清々しかった。 奥田英朗さんの本を読んだのはこれが始めてだったので、読み終わってすぐ、本屋に「マドンナ」と「東京物語」を買いに走りました。だって、この本、面白かったから! | ||||
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大手企業中間管理職で夫よりも収入が多いが子供がいない女性。 マンション購入と結婚は別と割り切り、自分の資産を考え始める女性。 ちやほやされた20代のギャル期卒業の潮時を考える女性。 離婚してシングルマザーになり職場復帰をする女性。 ひと回りも違う新入社員が入ってきた衝撃など、誰もが抱く30代OLの心の葛藤が5つの短編となって描かれていて面白い。 働いていたときのことを思い出しながら読んでいくと、 「そうそう、これって私!」「これって○○さんのことみたい!」と頷くところばかり。 読後感も爽快!ポジティブな気分になれて、元気になれる作品。 | ||||
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30代の働く女性が主人公の短編×5、と端的に言ってしまうと ありがち? って思ってしまうんですが、 (そして、私自身、結構斜に構えて読み始めたのですが)、 文句なしにおもしろかった〜。 ホンキで働く女性のしんどさも、 30超えちゃったけど、どこかでいつまでも「よしよし」って オンナノコ扱いしてほしい気持ちも、 もういいトシなんだからさ〜的な世間の目線も、 なんでここまでわかるの?っていうくらいリアルで そうなのよ、そうそう って感じでした。 前出のレビューでもほかの方が書かれていましたが、 リアルなだけでなく、主人公がみんな前向きなのも、 そして書き手が男性なのもツボにはまった理由かも。 作者の目線が温かくて癒されました。 | ||||
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30代・働く女性が読んだら、アイタタタッ! でもなんか応援されてるのね?そうなのね?って前向きな気持ちになります(笑) 奥田さんは本当に観察力がありすぎです。 男性にこれを書かれてるって事が案外女性がハマる理由じゃないですか? 女性が書くと「あんたに何がわかる」といちゃもんつけたくなるのが女性ってもの。 「あ、男性にもばれてたんですね。テヘッ。」ってな痛恥ずかしさがカイカンです。多分! 私は「おみつ」がツボでした。素敵です光山さん! | ||||
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30代の女性を主人公にした5つの話がまとめられています。 1つだいたい30分くらいで読める内容。 様々な立場の女性を上手に選び、描いています。 それぞれの主人公の設定がまずおいしい。 こういう女性ね〜って、感じ。 今回は人物のデフォルメもないので 等身大の人物って感じ。 そこの描き方もうまい。 そこで起こってくる事件、事故。 ちょうど新しい変化、進化を求められる年代なんですよね。 そしてそれを乗り越えていく姿。 ちょっと前向きにさせるところが奥田さんのいいところ。 ちょっと勇気をいただく感じ。 とても楽しめた3時間でした。 | ||||
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30代。独身。子なし。 ちょっと前までは「負け犬」なんていわれていた女性達にスポットを当てた短編集。 ちょうど自分と同じか少し上の年代の女性を描いているだけに 「そうだよね〜」や「イタタタ・・・」な部分がよ〜くわかる! とってもおもしろかった!! 男性が書いているとは思えないほど、 この年代の女性の心情をうまくとらえているし、 ファッションとか流行も相当リサーチしたはず。 既婚でも、子供がいても、昇進しても、マンション買っても、 ブルーの種はあとからあとからうまれてくるもの。 ゼロになることなんてきっとない。 それならばそんな不自由な環境の中でも、 自分を持って私らしく少しでも楽しく日々を送りたい。 そんなポジティブさが良かったです。 「ガール」がいちばん共感できました。 女だもん、いつまでもファッションやコスメには関心を持ってキレイでいたい。 ずっと女の子でいたい。 そんな気持ち、持ち続けてもいいですよね? | ||||
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30代。OL。文句ある?の帯に 『すいません、文句ありません』といいたくなるような 女性たちのお話し。 30代ではあるけど、女性ではない。 働いてはいるけど、OLではない(アタリマエ)。会社員でもない。 なので、会社の中の話はイマイチピンと来なかったりするんだけど、 女性ってやっぱり大変なんだなぁ〜、と思わされますね。 しかもそれを女性ではなくて、 男性である奥田氏が書いているというところがすごい。 女性の心理なんて男の僕には分からないが、 奥田氏の描く女性の姿は女性から見たらどんな風に映っているのか、 興味深いですね。 描かれている女性は5人。 どの女性も自分の生活と仕事のことで悩んだり、苦しんだり。 でも、しっかり今の自分を大切にして、生きているって感じがして 好感が持てます。 女30代、色々あるけど、頑張りまし〜ってな雰囲気。 僕も男30代、人生これからさ〜の意気で 毎日仕事にもプライベートにも頑張らなくては、と思ったのでした。 作品中の『マンション』という作品が、 ちょうど自分もマンションとか家とか欲しいなぁ〜と思ってる時期なので(独身ってとこも同じだなぁ〜) 妙にうなずきながら読んでしまいました。 奥田英朗 侮りがたし。 | ||||
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「うん、うん、わかるわかる」と頷いたり、「あ痛たた・・・」と感じたり。 読み終えて本を閉じる時には「でも、こんな生き方もいいじゃん」とカラっとした気分になれる。 元気が出る一冊でした。 | ||||
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30代キャリアウーマンの乙女心?を描ききった5編。 結構シビアな状況なのに悲観的にならず、最後にはみんな前向きに生きていく姿勢が、好評の原因なんでしょうね。 実際には、マンションを買う余裕も無く、職場には好い男もいないし、嫌な野郎ばっかりが、現実でしょうが・・・、みんながんばれ! | ||||
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面白いです。作者は男性なのに,女性の生態にやたら詳しいなぁというのが最初の感想です。どんなふうに取材?したんだろ。リアルです。でも,男性から見てリアルに見えるのであって,女性から見たらこれもリアルではないのかな〜。女性の方からの意見も聞きたいですね。 「空中ブランコ」も面白かったですが,これも良いです。 | ||||
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「負け犬」とひとくくられて、そのまま放置されていた30代キャリアウーマン。立場の違う女同士でいがみ合ってみるものの、最後の最後は分かり合ってしまう。 奥田カウンセラーが小説仕立てで、あなたの悩みを鏡に映してご覧に入れます。ホラ、どうですか。最後はやっぱり、自分で自分に納得していくしかないですよね。自分の足で歩き出すしかないですよね。 5つのケースにそれぞれお薬出しておきますねー。ま、ビタミン剤なんですけど。 | ||||
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他の方のレビューにもある通り、とーーーっても共感できます。 読みながら勇気が出てきたり、励まされたり、癒されたり・・・ 読後は気分爽快!です。 仕事じまい直後のきんきんに冷えたビール!といいましょうか(笑) このように”行き過ぎていない”プラス思想で等身大の30代の女性 像を描き出す小説は画期的です。出逢えたことに感謝!です。 ちなみに私は35才、フルタイム正社員、一男一女の母ですが どんな立場の方でも一読の価値はあると思います。 | ||||
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「ヒロくん」最後スカッとするね!!私も男性の年上の部下がいます。。やりにくいよね!!そうそうこんな気持ちって感じで読みながらいけいけーと応援してました。 「マンション」最後爽快!!わたしもこんな風にバシッと言いたい・・・最後より最初の30代独身 女友達の友情のがリアルかな。。 「ガール」こんな光ちゃんみたいな天然の大人になりたい!!でもこれが天然でないとしたら・・・と思うと怖い!!理想の30代女性!! 「ワーキングマザー」唯一涙がでた。子供がお母さんに気を使うなんて・・・。がんばれ働く女性!!でもこの会社なら子育てしながらでもやっていけそうだけど、そうそうこんな物分りのいい上司なんていないわよねえ。「ひとまわり」わかるわかる・・・。そうそう。なにかきっかけがないとそうそう考えなんて変わらないよね。何事もきっかけが必要。 どうして、こんなにも女心がわかるのか・・・・関心しながら読んでいました。この本はわたしの中でも今年のイチオシです!!ずっと持っていたい本です。 | ||||
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話題作ですのでとりあえず手に取りました。 あまり期待してなかったのですが、いや、よかった。 うまいです。30代女子の微妙な心がうまく描かれていました。 キャリアな女性たちが主役で、キャリアとは縁遠い私なんですが、立場は違えどうんうんうなずける部分多くて。どのstoryも最後は前向きに終わるので、読み終え感も爽快! | ||||
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この本が売れてるのは知っていたけど、わざわざ図書館で借りて、借りれるまでの間は忘れていて、やっと手元に来たときは、読む気が少し減っていた。でも、最高!!! 色々な立場の人が出てくるけど、どのエピソードにも30代の微妙な年頃の女性の心理がシッカリと描かれていて、本当に、どうしてここまでこの年代だからこそ考える事がドンピシャと分かるんだろう?ってビックリした。そして「負け犬」本じゃなくって、終わり方も暖かい!こういう本を男の人が書いてるのが、また、ビックリ。 絶対にお勧めしたい!私は、マンション購入の話も「これは私?」って思ったし、最後のモノトリアムの女性も共感出来た。 これを読んで、あぁ自分だけじゃないんだ・・・ってほっとした。これから先の時代は、女性の生き方がさらに多様化するだろうけど、そういう中でも、自分と違う生き方を選んでいる人とも仲良くしていきたいと思った。 | ||||
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若くはないけれども大人にもなりきれない。30代半ばは、女性にとって、選択肢がぐっと狭まる時期のような気がする。 たとえば、結婚しないかもしれない人生や出産しないかもしれない人生が、現実のものとして目の前に迫ってくる。 まるで10代の恋愛のように、憑き物がついたように、男性にすがりつくような日々は、私も最後の悪あがき、現実逃避していたのだろう。図星だ…。 既婚でも独身でも、子どもがいてもいなくても、同じ女性というだけでゆるやかな連帯感を持つことがある。しんどいこともあるけれど、楽しくて面白くて心地よい。だから、女商売はやめられない。 読み終わるまで作者が男性だと気付かなかった。こういう女性の人生の魅力を爽やかに描いてもらえて嬉しい。 | ||||
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