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(短編集)
ガール
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ガールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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エンターテイメントでも何でもありません。不快になり、途中で読むのをやめました。時間の無駄でした。 | ||||
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仕事にがんばる30代女子の、女子ならではの生きづらさとか、見栄・虚栄・報われなさとか、もう若い女の子でないこととか、もやもや満載の前半~中盤、後半でなんだか解決しちゃってすっきり!のような5篇。主人公は全部違うし、状況も全部変えてあるけれど、全体的に同じトーン。日本の企業に勤めたことがないので、日本の会社ってこんな風なのかな?と思いながら読んだ。世界観がひと昔前の日本という気がする。まあ確かに、2009年刊行なので、15年近く古い話ではある。 5篇収録だけど、1篇読めばそれでいいかなと思います。 表紙の絵や表題のフォントはかわいいです。 | ||||
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独身OLしかも30過ぎの売れ残りの人生観を描いた5話の短編集。 映画にもなったがそれほど興味を引く内容ではなかった。 特に結末でも粋なものはなかった。 一般文学通算2538作品目の感想。2021/06/26 11:35 | ||||
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「男性なのにどうしてこんなに女性の心理が分かるの?」 「共感した」「まさに私のためにある本」 「細かい所まで、まるで自分が描かれているかのようにリアル」 寄せられた書評はおおむね好評だった。当然だろう。英朗はにやりとする。 こういう声が聞きたくて書いている。リアルと言われるのは最大の賛辞だ。 ペンネームこそ男性名だけど、本当は女性なんじゃない? そんな勘ぐりまで出てくれば、もう最高だ。口元が緩むのを止められない。 してやった。ぞくぞくするほど快感だった。 そのために、いつだって取材を怠らない。細部まで丹念に、徹底して調べ上げる。 ディテールにこそ真実は宿る。それが英朗の信念だからだ。 女性にテーマを絞ったのも、情報収拾の見込みがつき、手応えを感じたからだった。 心理面についてはむしろ簡単でさえあった。情報発信が盛んな昨今、ソースには事欠かない。 頼まずとも向こうから必要な知識を投げかけてくれさえする。 おい、俺に書かせるためか? そんなわけはないのに、思わずそんな風にさえ思えて英朗ははしゃぐように苦笑した。 新聞の投書や雑誌の特集はもちろん、ネットの悩み相談や知恵袋などに到っては、英朗のためにあると言っても良い。 どうしたら良いですか。みなさんどう思いますか。私がおかしいんでしょうか。 彼女たちが何を考え、何に問題意識を持っているか。まさに情報の宝庫だ。 あとはファッション。彼女たちにとってのステータス。これは外せない。 それに、雑誌も重要だ。 凡百の作家はこの辺の重要性に気付いていない。だから二流なんだよ。英朗は同情半分に笑う。 同世代はもちろん、一回り若い同性作家でさえ、雑誌? と怪訝そうにするだろう。考えさえ及ばないのだ。 彼らはリアリティの作り方を知らない。派手な演出、流行をなぞった脚本。 考えているのはその程度だ。物語は人間にあり、人間の本質は日常に潜む影にこそある。なんで分からないんだ? そんな中、英朗はただ一人、女性たちが読む雑誌にまでこだわる。購読書の違いはタイプの違いだ。 同調意識が高い女性の意識を掴むためには、そこをくすぐるのが最優先。 特に、今回のターゲットは職を持つ女性だ。自意識が大きくプライドが高い。 生半可な知識をひけらかせば逆に反感を買う。敵と思われれば叩かれる。 だが、一度味方につけてしまえばこっちのものだ。放っておいても自分から援護射撃してくれる。 だからこそのディテールなのだ。女性の視線に合わせて、自分が味方である証拠をちりばめる。 もちろん、彼女たちは男性作家がそんな攻め方をしてくるとは思ってない。かつて出会ったことがないからだ。 そんなところへ英朗が誌名まで具体的に持ち出した日には、口を開けて驚くこと請け合いだ。 そして事実そうなった。 なんで男がそんなこともまで知ってるのよ。カレや旦那とは大違い。この人は女性の裏側を知っている。 書いている途中から、もうそんな賞賛の声が聞こえるようで、たまらなかった。 いける。自分から吸い寄せられるように使えるネタが集まってくる。そう感じ始めたとき、英朗は早くも成功を確信していた。 結果はご覧の通り。当然のごとく増版に次ぐ増版。発行部数はたちまち40万を超えた。 ついには映画化の話まで舞い込んできた。超豪華キャスト陣に加え、メガホンを取るのは俊英・深川栄洋。 直木賞作家作品の映像化に相応しい人々だ。 思い描いていたことは現実になった。それ以上かもしれない。 だが最近ではもう、それもこれも珍しいことではなかった。 英朗は大物に相応しく事実として自分の出した結果に満足すると、また机に戻った。 次の原稿が待っているのだ。 ……とまあ、こんなところでしょうか。 もうヒロインの造形からしてもう、あざとく狙いに来てますよね。 「読んでる雑誌はCanCam」とかでキャラを語り出したときには、「はい来ましたw」と。 とどめとばかり、解説の女性にはファッションやその辺のディテール褒めて貰ってるし。 作者としては笑いが止らなかったことでしょう。 基本的に女性達を気持ち良く接待して賞賛してもらうための小説なので、なんやかんやと彼女たちは上手くいきます。 リアルじゃこんなにとんとん拍子にゃいかねえよと思う所ですが、いくんです。 ハッピーエンドが必要ですから。その辺のリアリティは逆にどうでも良い。 伊良部シリーズが似たようなつくりですが、あれで好評を得ているから問題ないと分かっている。 日常の中に潜む色々な悩みや問題を丹念に掘り起こし、リアルに描きさえすれば、ストーリー性方面のリアリティにはそれほどこだわらなくても問題ない。そこはあくまで物語でいい。 それが奥田式みたいですね。 流石。手慣れてるな。相変わらず読みやすくテンポの良い文章だ。よっ、奥田節。 そうは思いますが、じゃあ小説として創作物として自分の特別になり得る作品であったかというと… 正直、あざとさが透けてみえて鼻に付く感覚の方が強かったと言わざるを得ないです。 | ||||
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10年位前の作品だそうで、そのせいか今の時代の30代女性には全く合ってない。 今の30代女性ってもっと悲観的で自分に自信がない。 バブルの浮かれた空気を引きずっている人なんて世代的に違うから一人もいない。 ジャンルは違いますが、30代独身女性を描いた漫画「タラレバ娘」の方が世相を反映しています。 書かれた時代が違うから仕方がないのかな。今読むと違和感がすごくあります。 | ||||
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おじさんの空想。 マンションを買う話ひとつとっても具体的な数字や段取りが何ひとつなく、ぼんやりと話は進んでいく。 出てくる女性の話し方、身振り手振りの表現がいちい古臭い。 痛々しい。 | ||||
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他の方も書かれていますが、表現がやっぱりおじさん臭い。 書かれたのが2006年だからちょっと一昔前の安いドラマを見ているようでした。 短編ですがどれもおじさんが頑張って女性誌を読んでイメージした30代女性って感じです。 私は地方住みの30代後半の女ですが、都会の30代女性ってこんなガツガツしてるの?って読んでて疲れました。 現実の中年女性ってもっと落ち着いてますよ。 なんか終始イタイ勘違い女が出てきて、読むのを何度もやめようかと思いました。 | ||||
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痛い30代女性を、あなたは間違ってないよ!と後押しするような本。 特にワーキングマザーの章では、主人公が楽しく生きるために子供に多少我慢させたっていいでしょ!って感じで。 別にワーキングマザー自体は否定しないけど、これ読んだら母親としてどうなの?と感じてしまう。 現在20代後半だけど、30代になってもこの本に共感するようにはなりたくないと思いました…。 | ||||
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ひょっとしたらこれ、これから30代になる人が読んだほうがいいのかもしれない。 正直、1話読み進めるごとにクオリティが下がっていったように思います。だんだん痛々しくなってきたというか・・・。最後の「一回り」の途中で本を閉じました。 自分も30代後半になったけど、ここまで卑屈になったりしないけどなあ、なんて思いました。 同年代の独身東京一人暮らしのコはもう少し大人で分別ありますよ…。 若さ至上主義?の人は、この本に共感することが多いのかしら。ガールであることがテーマだからそこにスポットを当ててるんでしょうけど、浮つき過ぎじゃないですかね(笑) そして表現がいちいち古臭い。ストーリー的に、最後に何かあるのかとワクワクしたけど何もない。 登場人物にだれ一人共感できず残念でした。 ただ、映画にはしやすいだろうなぁと思いました。 | ||||
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友人に映画をすすめられ、予習のつもりで読んでみました。 タイトル通り、「疲れた…」のひと言です。 私はヒロインたちと同世代ですが、共感できるところがなかったし、「女性の嫌な部分を、たんまり見せられた」という気分です。 ヒロインは五人いますが、みんな自意識過剰で強欲で、謙虚さがなく、違うストーリーなのに、同じ人物に見えてきました。 私が男性だったら、こんな女性たちは嫌かも… 映画を観に行こうという気持ちも、失せてしまいました。 | ||||
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自分と同じ年代が主人公だしテーマが共感できそうな感じがして購入。 女性心理がよく描かれているのかなあ・・・ なんかあまり共感できなかった。 おそらく、この短編の主人公達はみんな「大企業」に勤めているからかも。 中小規模の会社でしか働いたことのない私には 社内の派閥や仕事への意識、同僚や上司との関係がピンと来ませんでした。 そのせいもあって、現実からとても遠いお話しに感じました。 | ||||
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仕事で悩んでいるとき元気出そうと読んでみた。読んで途中で何度も放り投げたい気分になった。今の30代のOLやそのまわりのサラリーマンはみんなこんな馬鹿なのか?たぶんその辺の知ってるOL集めて日々の愚痴とか自慢とか喋らせて「30代OL女子ってこんなかんじでしょw」って書いてる気がする。そう邪推するくらい登場人物はお化けみたいに生命力がない。プライドは高いが仕事の意欲もたいしてなく人と関わり方も薄っぺらい。世界は自分と会社と気の合う同僚だけいればいい精神で埋め尽くされている。もう限界だったのが子持ちのOLの話。いくらOLの仕事の話だってここまで子供適当に考えてる働くおーえるじょしはいないでしょ。自分の働く女子としての時間やプライドの方が大切な親っていたらこわい。いるのか?作者の知り合いには?私たちOLってまだまだ幼いでしょ?つい自分勝手になちゃうの。でもでも時々はみんなのことも考えてるよ。で頑張り過ぎちゃうわけ。でもそこがかわいいでしょ?それってガールじゃない?の意味でのタイトルなのでしょうか???わけわからん | ||||
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こんな女性が増えてるんだなー、というのは共感がもてるし、細かい描写が具体的で想像しやすい。でも50歳程の男性に女性の気持ちがわかってたまるかーとも思ってしまいました。第一、ファッションの描写や名前の設定が古い気がする。私はまだ大学生なので、どちらかというと、就職してから"こうはなりたくない"と感じたのでした・・・f^_^; | ||||
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主人公の5人の女性は、境遇こそ違え、性格が皆似通っていて、読む途中で疲れてました。 なぜこんなに攻撃的なんでしょう。 30台OLってみんなこんな感じなんでしょうか? 実際にはもっといろんなタイプの人がいるとおもうんですが。 とはいえ、一人称の軽い文体で、するっと読めてしまうので、結局は最後まで読んでしまったんですけど。 | ||||
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奥田さんの作品はいつも面白いのに、これはなぜ?と思ってしまいました。 自分自身も30代独身の女ですが、 確かに30代に突入してから20代の若さはなくなったなあと感じますが、 だからといっていきなりこんなブルーになった覚えもないです。 登場する女性陣が20代でも30代でもやけに強気で恐くて、 若さが一番!と思ってたり、人気のある男性が昔はモテたかもみたいなキャラだったるするあたり、 何かバブルっぽいし、かなり時代から外れているなあと思いました... 30代でもフルタイムで働いたり、結婚しなかったり、華やかで居続ける女性が増えたのは、そんな昔の話ではないですが、その女性達の考え方が結局古いままで描かれてしまっていて残念です。 | ||||
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私自身32才女性、昨年末結婚しました。社会人となってからは、ずっと都心で独り暮らし、時には都内に住む両親に無心して海外旅行三昧に贅沢な休日の過ごし方も知っていますし、留学経験もあります。結婚するまでは恋愛経験もそれなりでしたし…ま、早い話「ガール」に登場しそうないかにも快適な都会のシングル女性ライフを十分知っている者なんです、私。だけど、そういう者から言わせて戴ければ、これは所詮本物のアラサー女性を知らないお方の憧れが丸見えのストーリー!よく研究しているとは思いますが、結局最終的にはおじさん好みのエンディングで、おじさん、あるいは都会のシングルライフに憧れる田舎の女性が、最大限の情報を駆使して作り上げた虚構ですね。気恥ずかしくて、最後まで読めませんでした。 | ||||
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良いかもしれません。 奥田作品は「東京物語」から入ったクチなので、一生懸命生きている主人公の悲哀などを 期待していました。 例えば「東京物語」では親の会社が倒産して大学を中退してクリスマスも小さな広告会社で 働く主人公が、今は青学の学生で、高校の同級生の女とバッタリ会う場面があります。 彼女は楽しげにスキーに出かけ、彼はいつ終わるともしれぬ仕事に雪の中、出かけるのです。 また「大手広告代理店のムカつく女」が出てきて彼女にいじめられたりします。それでも 黙々と懸命に働く。そこの悲哀と共感を感じました。 それの女性版なのかな?と期待してたのですが・・ この小説には「有名企業で働くワタシ」「男より稼ぐワタシ」「未だにちやほやされたいワタシ」「大手マスコミのオシャレな男性との合コン」が出てきます。 あまりに安易なパタンで、内容もはっきり言って愚痴ばかりですし、思考がとても自分本位です。仕事は楽しくやりたい、でも周りに認められたい、遊んで来たけどこれからも同様に遊びたい・・・とかなり舐めています。「これはフィクションだから」と白雪姫、シンデレラと同じジャンルと捉えれば楽しめます。しかし「東京物語」で重い荷物を長時間運ぶ主人公に共感できた人は楽しめないでしょう。思い荷物を運ぶシーンがあるどころか、プレゼンに向かう前の話題が合コンとファッションですから。 OLでなく貴族と言う設定でやった方が良かったのではないでしょうか。 | ||||
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30代の女5人 市場価値として変化してきてるのを肌で感じている様子の女5人だが 奥田秀朗が描いた女は女じゃない その甘さは作品のキレの悪さにも繋がる 打ち上げ花火のように終美を飾る30女5人 5人ともしょぼい散りかただった 奥田秀朗がおじさんを主人公にした作品と比較するとあまりにも価値が下がる | ||||
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30代女性のことを書いているのですが、杓子定規な30代女性(男性が思う30代女性?)という気がしました。実際私も30代前半既婚ですが、未婚の女性に優越感を感じたこともないし、逆に綺麗にしていていいなあと思ったこともありません。働いている人のほうがお洒落にしていなかったり、専業主婦で子供が2人いる友達はすごく素敵だったり、最近の30代女性は著者の描く女性像とはかなり隔たりがあるのでは・・と違和感をもちました。ただお話は軽いので、最後まで一気によめます。暇つぶしにはいいかと思いました。 | ||||
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