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『クロック城』殺人事件
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『クロック城』殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
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「アリスミラー城殺人事件」が秀作だったので期待して読んだが、酷い。綾辻行人のファンではないが「館シリーズ」の場合、まだ雰囲気がおどろおどろしくて楽しく読めるが、この作品はただ長くて(322ページだがもっと長く感じた)苦行な上、世界観がはっきりしていない。キャラクターもはっきりしてなくて、トリックや種明かしもそこまで面白くない。この作品レビューの他の低評価レビューに同意します。 とりあえずお金の無駄。 | ||||
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ありえない設定を使ってのミステリー。アクション、ラノベ、SF、ホラーとか色々なテイストも散りばめられている。そして物理的なトリックと本格推理劇。細かいこと考えず一気に読める。 | ||||
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レビューが低いから期待していなかったが、それを相まってか、より驚くことも、世界にのめり込むことも出来て、読後は物凄く充実した気持ちになった。 確かに物書きとして練度のない部分、というのは散見されるが、みんなそれらをあげつらいすぎなんだと思う。 トリックも子供だまし、とかいってる人が居るが、読めばわかるがそれは、この小説の着地点では全然なかったりする。 と、あまり言い過ぎないようにするが…。 …。 …。 とにかく、この小説は全体として絶賛に足るものだと僕は判断した。 一人の人間がそー言ってるのだ。何だかこの小説にそれなりの可能性があるように思えないでしょうか? 気になった人はレビューに惑わされてもいいから、とにかく手にとってみて欲しいです。僕は本当に良かったと思った。 以上。 | ||||
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推理小説としてはあまりにも読めるトリックなので、そこを楽しむものでは無いと思う。 と言うか、本格とか読んでいるならすぐ分かる。 ただ、この舞台設定がどこかに効いてくるのかと思いきや全く関係して来ないので、よく分からないうちにサクッと終わる印象。 元々、推理小説には謎解きのカタルシスを求めているので、それがないのが微妙かなぁ。 | ||||
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幽霊やまもなく終わる荒廃した世界など,タイトル通りの館ミステリとは違った印象で, 余分とまでは言いませんが,いささか突飛な周囲の設定に序盤は特に困惑をさせられます. 『メフィスト賞』の受賞作であり,それなら仕方ない(?)とも考えてみたのですが, 必要だったかと言われると,幽霊の存在をはじめ,終末論に振り回される対立する組織, そこに重ねる主人公と幼なじみの複雑な関係など,どれも理解をするまでには至らずで…. 挙げ句,ほとんどがハッキリせずに終わってしまうため,何とも消化不良の思いが残ります. また,世界の終わりが強調されるもののの,人気のない街の様子が序盤に少しあるだけで, あとは,最後まで城の中で展開されるため,閉塞感のような雰囲気はほとんど伝わりません. 二転三転するミステリ部も,わかりやすい大仕掛けの後のもう一つには驚かされるものの, 推理の多くは推測で,黒幕の人物に何かしらの区切りも付かずと,これまた中途半端な解決. 世界設定,ミステリ,物語,そのどれもに拾い残しがあり,物足りない作品に感じられました. | ||||
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地球がもうすぐ滅びる世界で、霊がみえる探偵の男性が主人公。霊をボーガンで撃って退治しています。傍らには霊かよく分からない同級生の女性もいます。よくわからない設定です。 依頼者に連れられて行ったクロック城で殺人が起こるのですが・・・。 解決と同時に、このよく分からないもやもやした設定もすっきりするのかと思えばそうでもなく終わってしまいました。 | ||||
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幻想的な世界観は見事です。 しかし肝心のトリックが微妙でした。 みなさんも言っておられるように大体の人はすぐに分かってしまうのではないでしょうか。 自分が予想したいくつかのトリックを裏切ってくれるかなと期待して読みましたが一番使って欲しくないトリックが答えで拍子抜けです。 殺人事件が起きた後にクロック城の略図を見返してトリックが粗方予想出来てしまいました。 人物像の描写も味気なくトリックも微妙ですが、幻想的な世界観は読み応えがありトリックよりも世界がどうなっているのかが気になる作品でした。 | ||||
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トリックがすぐに分かるのはご愛嬌。 とにかく雰囲気が良くて、それだけで読ませてくれます。 ミステリー風味のサスペンスと思えば、何も気になりません。 怪しげな洋館、錯覚、そういうキーワードにぴんとくる人向け。 | ||||
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あまりにもライトノベルな雰囲気と2015年現在からすると、ちょっと古めかしい雰囲気なので、半分までしか読めませんでした。 メフィスト賞受賞作は結構好きで割と読んでると思いますが、この作品は、自分には合いませんでした。 | ||||
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期待以下だった。 クロック城で起きた不可能犯罪のトリックは、 早い段階で、多数の人が完全正解ではないものの気づく脆弱なレベル。 フーダニットや細かい点で仕掛けがいくつかしかけていて、 そこには非常に驚いたが、一番屋台骨のトリックがバレバレすぎて ミステリの全体評価はどうしてもさがってしまう。 根底に流れる、電磁波の影響で機械が麻痺→文明社会崩壊→人類滅亡目前という世界観や、 それに付随する、ゲシュタルトの欠片やスキップマンという概念などの、 SF的設定を読者に受け入れさせる文章力・描写力には 感嘆するものの、それがミステリ部分に+に働いていてないので、残念どころか ムダに思えてくる。オチにいたっても、SF関連話は収束させきれていないように感じた。 ただ、城シリーズを貫くトリックへの思い入れや、斬新なものをどんどん 発掘し、驚きを提供していこうとする作者のエネルギーを強く感じられるので、 その姿勢に、胸を打たれるものがあった。 | ||||
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この作家は好きです。この作品の持つ雰囲気、設定も好きです。しかしトリックがいただけない。小学校の低学年でも見抜くでしょう。 | ||||
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2002年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 第24回メフィスト賞を受賞した著者のデビュー作。 破滅へと向かう世界を背景に、謎の屋敷で血塗られた連続殺人が起こる。SFとダーク・ファンタジーと本格ミステリを混ぜ合わせたようなテイストだ。不可解で理不尽な設定が多く、そのあたりで好みが分かれると思う。 トリックとしては、うーんという感じ。短編ならありかも? そして、何もかも投げ出したようなラスト。これは次作に続くのか? | ||||
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既存の推理小説にはない要素が取り込まれていていいと思った。この本は一気に読んでしまえるほど読みやすい。 | ||||
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文庫本出た当時に買って1度読んだだけで、すっかりストーリーは忘れていますが、 トリックだけはまだ覚えています(笑 やはりそれだけトリックのインパクトというか、トリック性という点では 意表を突くものがあります。 ただリアリティで考えると「いやいや、ちょっと待て」とツッコミたいところですが、 まあこれは小説ですので、そこまで現実性を求めるのは酷というものでしょう。 意表を突くトリック、物理トリックで斬新なもの、というものを求めている人には、 読み甲斐があると思うので、一度読んでみてもいいんじゃないかと。 ただ、ストーリー全体が心に残らない上に、再読する気がまったく起こらない点で★3が限度かな。 | ||||
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一読してトリックが島田荘司氏の斜め屋敷の犯罪を彷彿とさせたのですが、本作のメイントリック自体は勘のいい人なら途中で分かってしまうのはないでしょうか。これだけのボリュームのミステリーで図解1ページをチラっと見ただけでネタがバレてしまうトリックというのは賛否あると思われますが、独特の幻想的な世界観は悪くないと思います。ただそれらがミステリー的な面白さに繋がっているかと言われれば微妙。但し、トリックが明かされた後から急激に話が展開され盛り上がります。本書の解説で、図解見ただけでネタがバレてしまうような底の浅いブレイク前の習作と思うなかれ!と煽っていますが、本書を読んだ多くの人はブレイク前の習作だなあと感じるのではないでしょうか・・・・・。 | ||||
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この方の本は始めて読みました。 いつもは1冊読んでも、たまたま外れの本だったと思い、もう1冊読んでみるのですが、これは・・・・。 作家さんとしては文章が稚拙で、話しを終結させる力もないため、非常に不快感の残る作品だったと記憶しています。 個人の好みもあると思いますが、購入される方は慎重に! | ||||
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ひと繋がりになった三つの館の外壁にある三つの大時計が、それぞれ 過去(十分前)・現在・未来(十分後)の時刻を表示している『クロック城』。 そこで連続殺人が起こり、首なし死体が次々と現れる。 殺人現場に行くための経路は、複数の人間によって監視 されていたため、犯行は誰にも不可能と思われたのだが……。 メインとなる物理トリックは、悪くいえば陳腐の一言。ただ、 憎めない大らかさがあり、個人的には嫌いではないです。 終盤、探偵役と真犯人の推理対決が行われ、真相が二転三転と変っていく のですが、最終的に提示される、首切断のホワイダニットが振るっています。 そこで魅せつけたセンスによって、作者のミステリ作家と しての資質が証明されたといっても過言ではないでしょう。 | ||||
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この本を本格推理小説として読めばとてもお金を取れるものとは思われない。この「トリック」は本格物としてはトリック以前の代物で今日では同人誌レベルでもめったにお目にかかれないだろう。しかし終末を目前にした世界でボウガン片手に幽霊退治をするハードボイルド系の主人公はなかなか魅力的で、この著者はこちらをメインにしてファンタジー作家になった方が大成するのではなかろうか。 | ||||
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城シリーズはすべて読んだが、筆者はお世辞にも文章がうまくない。リーダビリティも低いし、何より物語の世界観を構築出来ていないのが痛い。にもかかわらずクロック城や瑠璃城のような、陳腐極まりない、読むに耐えない謎めいた設定を好んでいる。本書の設定もちゃんちゃらおかしく一笑に付させていただきました。こういった事は島荘や京極のような圧倒的な文章力をもってこそ成せるわざではないだろうか。ただトリックは物理的なものでも捻りが効いていて、面白い。つまらない設定に固執せずストレートに書いてほしいと思います。 | ||||
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「んなアホな!」と思わずツッコミを入れてしまったトリックに、ある意味、期待通りのオチ。本作以外の作品は未読なのですが、メフィスト賞を受賞されたほどの方なので、他の作品は素晴らしい出来なのだと思います。これはちょっと・・・。 | ||||
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