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『クロック城』殺人事件
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『クロック城』殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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「アリスミラー城殺人事件」が秀作だったので期待して読んだが、酷い。綾辻行人のファンではないが「館シリーズ」の場合、まだ雰囲気がおどろおどろしくて楽しく読めるが、この作品はただ長くて(322ページだがもっと長く感じた)苦行な上、世界観がはっきりしていない。キャラクターもはっきりしてなくて、トリックや種明かしもそこまで面白くない。この作品レビューの他の低評価レビューに同意します。 とりあえずお金の無駄。 | ||||
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推理小説としてはあまりにも読めるトリックなので、そこを楽しむものでは無いと思う。 と言うか、本格とか読んでいるならすぐ分かる。 ただ、この舞台設定がどこかに効いてくるのかと思いきや全く関係して来ないので、よく分からないうちにサクッと終わる印象。 元々、推理小説には謎解きのカタルシスを求めているので、それがないのが微妙かなぁ。 | ||||
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幽霊やまもなく終わる荒廃した世界など,タイトル通りの館ミステリとは違った印象で, 余分とまでは言いませんが,いささか突飛な周囲の設定に序盤は特に困惑をさせられます. 『メフィスト賞』の受賞作であり,それなら仕方ない(?)とも考えてみたのですが, 必要だったかと言われると,幽霊の存在をはじめ,終末論に振り回される対立する組織, そこに重ねる主人公と幼なじみの複雑な関係など,どれも理解をするまでには至らずで…. 挙げ句,ほとんどがハッキリせずに終わってしまうため,何とも消化不良の思いが残ります. また,世界の終わりが強調されるもののの,人気のない街の様子が序盤に少しあるだけで, あとは,最後まで城の中で展開されるため,閉塞感のような雰囲気はほとんど伝わりません. 二転三転するミステリ部も,わかりやすい大仕掛けの後のもう一つには驚かされるものの, 推理の多くは推測で,黒幕の人物に何かしらの区切りも付かずと,これまた中途半端な解決. 世界設定,ミステリ,物語,そのどれもに拾い残しがあり,物足りない作品に感じられました. | ||||
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幻想的な世界観は見事です。 しかし肝心のトリックが微妙でした。 みなさんも言っておられるように大体の人はすぐに分かってしまうのではないでしょうか。 自分が予想したいくつかのトリックを裏切ってくれるかなと期待して読みましたが一番使って欲しくないトリックが答えで拍子抜けです。 殺人事件が起きた後にクロック城の略図を見返してトリックが粗方予想出来てしまいました。 人物像の描写も味気なくトリックも微妙ですが、幻想的な世界観は読み応えがありトリックよりも世界がどうなっているのかが気になる作品でした。 | ||||
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あまりにもライトノベルな雰囲気と2015年現在からすると、ちょっと古めかしい雰囲気なので、半分までしか読めませんでした。 メフィスト賞受賞作は結構好きで割と読んでると思いますが、この作品は、自分には合いませんでした。 | ||||
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この作家は好きです。この作品の持つ雰囲気、設定も好きです。しかしトリックがいただけない。小学校の低学年でも見抜くでしょう。 | ||||
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この方の本は始めて読みました。 いつもは1冊読んでも、たまたま外れの本だったと思い、もう1冊読んでみるのですが、これは・・・・。 作家さんとしては文章が稚拙で、話しを終結させる力もないため、非常に不快感の残る作品だったと記憶しています。 個人の好みもあると思いますが、購入される方は慎重に! | ||||
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この本を本格推理小説として読めばとてもお金を取れるものとは思われない。この「トリック」は本格物としてはトリック以前の代物で今日では同人誌レベルでもめったにお目にかかれないだろう。しかし終末を目前にした世界でボウガン片手に幽霊退治をするハードボイルド系の主人公はなかなか魅力的で、この著者はこちらをメインにしてファンタジー作家になった方が大成するのではなかろうか。 | ||||
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城シリーズはすべて読んだが、筆者はお世辞にも文章がうまくない。リーダビリティも低いし、何より物語の世界観を構築出来ていないのが痛い。にもかかわらずクロック城や瑠璃城のような、陳腐極まりない、読むに耐えない謎めいた設定を好んでいる。本書の設定もちゃんちゃらおかしく一笑に付させていただきました。こういった事は島荘や京極のような圧倒的な文章力をもってこそ成せるわざではないだろうか。ただトリックは物理的なものでも捻りが効いていて、面白い。つまらない設定に固執せずストレートに書いてほしいと思います。 | ||||
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「んなアホな!」と思わずツッコミを入れてしまったトリックに、ある意味、期待通りのオチ。本作以外の作品は未読なのですが、メフィスト賞を受賞されたほどの方なので、他の作品は素晴らしい出来なのだと思います。これはちょっと・・・。 | ||||
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非常に退屈だった。 全く盛り上がらない。 トリックは稚拙で,何のオチにもならず, 登場人物にも何の感情移入もできなかった。 本格推理・粗製乱造の極み。 | ||||
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作者のデビュー作にして、メフィスト賞受賞作。同賞受賞作は出来不出来の差が激しい事に定評があるが、本作は下の部類であろう。子供が精一杯背伸びをして書いた印象を受ける。 太陽の黒点の異変による地球終末の話から始まったかと思ったら、探偵の相棒の少女はファントム。地球防衛軍もどきも登場する。作者がゲーム機で育った様子が窺える。作中で描かれる不可能犯罪はチャチなもので、この稚拙さをカバーするために他の要素を色々と取り入れたとしか思えない。しかも、ファントムの存在を前提に書いているので、例えば「犯人は壁をすり抜けて犯行を行なった」と言う解でもOKとなってしまい、作者には不利な筈なのに、気付かないのであろうか。作中で披露される脳医学・心理学・生体学などの専門用語の濫発は却って作品の幼さを際立たせている。そして結末に到っても、地球終末やファントムの謎は解かれないのである。こちらの方が殺人事件より重要だろう。 「クロック城」という建物が「城」でないのもお笑い草だが、作品は題名を更に下回る出来。 | ||||
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