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サウスポー・キラー
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サウスポー・キラーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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ちょっと気晴らし的に楽しませてくれる作品を探していた。この作品は、最初から何か良くないことが主人公を追い詰めていき、それがなかなか姿が見えないというストーリーである。いわゆる一気に読めるという本は、この手の展開は多いのだが、それに乗せられて一気に読み、楽しい時間を過ごした。著者には感謝である。 | ||||
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以前よりタイトルは知っていましたが、読んでみて満足しています。 サウスポーキラーとはそういうことだったか。 | ||||
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最近読んだ推理小説のなかでは一番おもしろかった。プロ野球好きで推理小説好きの方におすすめです。 | ||||
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地雷原ともいえるこのミス大賞作品の中で、珍しく読めるレベルの一作 ハードボイルドな作品といえば鼻につく文章やキャラ付けでうんざりさせられることも多いが この作品に関してはその辺の匙加減が旨く、不快な気分にはならない 犯人はちょっと露骨だが、まあ悪くない ただラストの戦闘シーンはやや間抜けだった | ||||
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ファンでないとしても、国民的スポーツであるプロ野球の世界が舞台なので、イメージしやすく、また芸能界の内幕を覗き見るような華やかさも感じる。主人公の設定は「脳みそまで筋肉」というプロスポーツ選手とは一線を画した、知的な外国帰りのクールなタイプで、小憎らしいがとても魅力的だ。 チーム内の人間関係を表現する際の描き方がかなりベタで分かりやすすぎるところが、物語全体を軽く感じさせてしまうのかも知れないが、また一方そのおかげで読みやすくなっていて、読者をグイグイと引き込んでくれているのだろう。痛快で一気にゴールまで連れて行ってもらえるという感じがした。 ただ、アメリカ帰りの主人公が、頻繁に発する切り返しのジョークが、私にとっては「うわっクサイ」という印象が否めず☆4つにしました。 | ||||
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主人公のキャラクターに好感がもてた。自分のことを冷静に分析し、人気球団の性格にとらわれず自分の意思を貫くキャラクターだ。また、服のメーカーを紳士服の青木と答えたり、女優の彼女とのやりとりはユーモアのセンスもあっておもしろかった。ストーリも次の展開が楽しみになるくらいおもしろかった。ただ、野球の話なのに試合の様子やその緊張感がちょっと足りなかった気がする。 | ||||
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星4つはもちろん期待をこめてのもの。念のため。 さて、本書であるが、解説によれば、 ディックフランシスの世界を狙ったということになっているが、 もし本当ならば、残念ながら失敗というほかない。 ディックフランシスの作品にある「重厚さ」がまったくない。 新人の応募作ということで割り引いても、ちょっとなーというレベル。 ただし、これはディックフランシスと較べての話。 較べるほうに問題があるのだが。 選考委員が自説の補強にディックフランシスを持ち出してきたから、こんな変な展開になっているのか。 この作品のテイストは、「べっぴんの町」「ディセンバー13」に代表される軒上泊に近い。 というか、そっくりなんだけれど。 大賞を受賞させようという自説に、軒上泊よりもディックフランシスのほうが補強材料としては強力だろう。 作者にとって、ディックフランシスなどどうでもよかったのかもしれない。 もちろん星を4つもつけたんだからいいところもある。 いわゆる「ハードボイルドミステリー」の方程式の中で、 よく健闘しているということである。 無実の罪、なぞの美女、魅力的な悪役、心強い味方、などなど「ハードボイルドミステリー」というストライクゾーンだけを使ってそこそこ巧く仕上げている。 もうすこし、ボールゾーンへ球1個分ずらすとか、ボールゾーンへの球の出し入れを使えば、 もっと深みが出たように思う。 この作品に即していうなら、巨人(あえて書くが)の外様選手に対する扱い(近いところでは、落合・清原を見ればわかる)をもっと深く描いていたら、みんなが納得するものが出来たように思う。 上でも言ったように、軒上泊が好きな方には大変お薦めの作品である。 それ以外の方にも、文庫でならば損はさせない作品である。 この作者、今のスタイルを捨てたら、45歳ぐらいで、とてつもない傑作を生むような予感がする。何の根拠もないけれど。いや、文章が「書ける」という点だけかな。 | ||||
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この物語に登場するオリオールズという球団は、日本一の人気球団。 全試合が全国ネットで放映され、球場はいつも満員御礼状態。 しかもこの球団の親会社は日本一の発行部数を誇る新聞社。 さらに言えば、このチームの監督は、「野生の勘」で有名なかつての名選手だった。 とくれば、いったいどこのチームがモデルになっているかはすぐにわかってしまい、読んでいて思わず笑ってしまった。 主人公の名前が「沢村」というのも、なかなか興味深い。 そんな、どこかリアルな設定の物語であるがゆえに、裏表紙に書かれていた 「やがて彼がたどり着いたのは、周到に計画された恐ろしい陰謀だった!」 という言葉に、日本の球界の裏側を暴くような社会派ミステリーの匂いを感じずにはいられなかった。 しかし、名もなき新人作家が、某人気球団や日本野球界を敵に回すような筋書きは、さすがに荷が重すぎたのだろうか、結果的には比較的ノーマルな本格派ミステリーという形で収まった。 個人的には、殺人の起きないミステリーということで、純粋にパズルを解くような面白さがある作品だったように思える。 | ||||
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スポーツ物の小説が好きなので読みました。また、「このミステリーがすごい」にも選ばれていましたので期待していました。犯人が半分くらいでなんとなくわかったのでミステリーという点では☆3つかな?と感じましたが、ストーリーはとても魅力的でした。登場人物の沢村、美鈴、高木とどの人もなかなか個性的でよかったです。 | ||||
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久しぶりに面白く読むことができた推理小説でした。推理小説なので中身に入って話ができないのが残念ですが、登場人物は、主人公も相手役の女性も魅力的でした。自分のことや人の気持ちをきめ細かく理解できる知的レベルの高い人物像に仕上がっていて、共感がもてます。気持ちがほっこりしました。犯人も魅力的です。登場人物、それぞれに生きていることがわかって、著者の暖かい気持ちを感じ取ることができました。 | ||||
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デビュー作ということだが、なかなか面白かった。 主人公がプロ野球のピッチャーということで、読む前は「野球に関する描写が稚拙でないといいが」という一抹の心配があった。 結果はノープロブレム、適度に詳しく、的を得た描写でリアリティーがある(突飛な魔球などは出てこないし・・・)。野球ファンが読んでも十二分に耐えうる。 その描写の確かさゆえ、プロ野球選手らしからぬクールでスマートな主人公(沢村)がハードボイルドらしく気障なセリフを吐いたり、痩せ我慢をしたりしても、あまり現実離れしたものとはなっていない。(もちろん歯の浮くセリフもあるが・・・それはまあハードボイルドということで) 真の犯人(?)は普通に読んでいれば途中で気づく可能性大ではある。 しかしミステリーというよりハードボイルドの要素が強いので、主人公がいかに窮地を脱するのか、そして生き様が描かれていればOKでしょう。 | ||||
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まあ、スラスラと読めてしまいました。 ある程度展開が読めてしまうときもありますが、 でも登場人物のキャラクターも面白いし、 ストーリー展開にもそれほど大きな難も見られないし、 今後も期待できるのではないでしょうか? | ||||
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プロ野球界を舞台にした異色のミステリ。 主人公はアメリカ帰りでチームになじめない(年齢的には若くない)若手投手。 身に覚えのない八百長疑惑に巻き込まれ、汚名を晴らすために自ら調査に乗り出す・・・。 ミステリとしては終盤明かされる謎が取り立てて驚くべきものではないのは欠点。 (真犯人が誰か、途中で予想できてしまったし、その動機も、その程度で こんなことやるか普通?と思ってしまった) 面白いのは、主人公がただの野球選手であって探偵でも刑事でもないので、真相に たどりつくまでうだうだうだうだ回り道するところ。話を聞きたい相手に逃げられるし、 けんかには負けるし・・・。 もうひとつ、減らず口をたたきながら孤独(しかし女は寄ってくる)に闘うという ハードボイルド風の読み物としても楽しめる。 若干、その外国映画風の軽口が、場面の中で浮いているのは気になるが・・・。 テーマもユニークだし、筆力は十分なので、この筆者の今後に期待します。 | ||||
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楽しみでしょうがない!『本格的な野球ミステリー』という珍しいジャンル?に普段ミステリーにはあまり興味の無い方だが、思わず手が伸びた感想から言うと、心地いいスピード感の有る作品でした。常に冷静な主人公(将来性の有る左腕)が巻き込まれる身に覚えの無い八百長疑惑を己の行動力で解決していくというストーリー個人的な意見だが、石田衣良のIWGPシリーズが好きな男性には気に入って頂けるんじゃないかなぁ、と思います。でも、野球業界の事をあまり知らない人にはちょっとキビシイか。 | ||||
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クールな頭脳派サウスポーである沢村は、旧態依然としたプロ野球界では異色の存在。ある日暴力事件に巻き込まれた彼は、それが元で八百長疑惑をかけられる。いったいなぜこういう事になったのか。自分をはめたのは誰なのか。真相を究明する為、沢村は立ち上がる。------------------この作品のポイントは、大きく3つある。まず舞台設定。登場する球団、監督などは容易にモデルが想像でき、親しみやすい(野球ファンなら、選手や記者についても推測がつくだろう)。続いてプロ野球の描き方。「ピッチャーは走りこみと投げ込みをやってりゃいいんだ。ウエイトトレーニングなんか要らない」そんな考えが何十年も常識としてまかり通っている事を非難しつつも、「選手は何も考えずにプレーしているわけじゃない。やっている事はものすごく高度で繊細」と、プロの凄さについて書く事も忘れていない。最後に、魅力的な登場人物。それぞれキャラクターの個性が確立されていて、読者が求めるツボをしっかりと抑えている。謎解きという点では平凡であり、読み進めていけば犯人はわかるだろう。ただ、読む方としては「あのキャラはどうなるのか」気になるので、最後までスムーズに頁をめくっていける。試合描写など粗が感じられる面もあるが、十分に楽しめる作品。あまり深い事を考えずに、サラッと読むと吉。 | ||||
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このミスの大賞受賞作ということで、むしろ敬遠していたのだが、野球に関連すると言うことで読んでみた。ミステリー作品と言うよりは、ミステリー色の強い野球小説という方が適切かもしれない。あきらかに特定の球団・監督をモチーフとした設定、主人公が身に覚えのない八百長疑惑に巻き込まれる展開はきわめてありきたりで、また、犯人も容易に予測がつくのだが、ストイックな主人公のキャラクターを初めとした個性的な登場人物の造型によって作品全体を引き締まり、救われている印象を受けた。犯人の動機をはじめ、設定に少し無理がある分、☆1つ減点するが、文章自体も読みやすく、少なくとも値段分の価値はある作品だと思う。余談ですが、「ベースボールミステリー」というリストを作製してありますので、よろしかったらご参照ください。 | ||||
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あらすじは、主人公沢村が自宅のマンションの前で誰かに襲われる。その後、八百長疑惑など明らかに沢村に罠を仕掛けようとしていることがわかる。沢村は、その罠を仕掛けたのは誰かを突き止めようとする。つまり、犯人に対して戦いを挑むのである。結局犯人は誰か?ヒロイン黒坂美鈴との恋の行方は?沢村は野球を続けることができるのか?がポイントかな。私がこの本の印象は何だろうと思ったときに以下の点が挙げられる。・「現実は小説より奇なり」と言う言葉があるように、2004年プロ野球騒動やライブドアvsフジサンケイグループの騒動のようなそんなに驚く急展開やミステリーサスペンスはないですが、読ませるもの(沢村の周りにいるキャラクターの設定と沢村とのからみ、沢村の引退をかけたピッチングなど)はあった。私はそういう読ませどころが随所にあったのがよかった。最後ですが、この本は、野球が好きな人でも嫌いな人でも十分楽しめる作品です。私は水原秀策氏の次回作を期待したい。 | ||||
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非常に面白く読めた。「このサスペンスが読みたい」大賞受賞作ということで、殺人などが絡むいわゆる「普通の」サスペンスストーリーの前提を期待して読んだのだが、まさにその盲点について快く裏切られた。プロ野球についてあまり深く知らない人も楽しく読めるように野球オタクな内容にもなっていないところも非常に好感が持てた。また、主人公が事件を解決しながらエンディングで自分のヒロイズムを達成していく場面についても読者として応援しながら読み続けられる躍動感や臨場感も十分で楽しむことができる作品だった。 | ||||
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野球を理解していた方がよりたのしく読めることは間違いないが,野球を知らずともある程度の年齢以上の読者なら十分楽しめる作品である。野球という一見さわやかなスポーツの裏に潜む,人間の表と裏の心模様を描き,登場する数少ないけど個性的なキャラクターが読んでいて飽きさせない。特に主人公は典型的な現代青年でありながら,自分に降りかかった火の粉を最後まで自分の力で解明しようとするところ。反面,好意を寄せる女性にはあくまでぶっきらぼうな会話しかできず,そのアンバランスが好感を生む。長島茂雄的な劇的なサスペンスではなく,新庄剛志的なさわやかなスリルと興奮は味わえる作品 | ||||
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素直に面白かった!!!気がついたら一日で読んじゃっていました。”野球”、で最初女性には不向きかなぁ、と思ったけど、ぜんぜん関係なし。主人公にかなり共感しちゃいました。ミステリーとしてだけじゃなくて、最後の方は臨場感と感動まであって、お得な1冊でした。一日で読んじゃったことを後悔してます。ちょっと記憶が薄れたころに、もう一度読み返したい本です。(早く続編か、新作か出してください!) | ||||
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