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サウスポー・キラー
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サウスポー・キラーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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球界1の球団オリオールズに入団して2年目の左ピッチャー沢村は、 ある日見知らぬ男に襲われ、身に覚えのない八百長疑惑の濡れ衣を着せられる。 この罠は誰が、何のために仕掛けたのか? 球界を舞台にしたミステリなので、なんとなく登場人物のイメージが浮かぶが、 主人公の沢村だけはクールなイメージで野球選手には似つかわしくない感じ。 | ||||
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このミスの大賞に輝いたらしい野球ミステリー。 犯人探しという点では、ある程度のところで見当がついてしまうのだけれど、それでがっかりさせない面白さがある小説だった。 とにかく野球のシーンが面白いこと、なんのって。実際の野球を見る目が変わりそうです。 すっきり楽しく納得して読める。 エンターテインメントのお手本のような小説でした。 | ||||
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ちょうど読んだばかりのコミック「ONEOUTS」の主人公の渡久地とダブらせて読みました。なかなかこんなタイプの小説は日本では無いです。小粋な会話やクールな主人公はアメリカン・ハードボイルドって感じです。最後の試合はもっと盛り上げても良かったかも。漫画の原作にピッタリ! | ||||
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野球が好きという事もあり題材としては面白買ったです。物語が進むにつれ引き込まれていきましたが、起承転結の結の部分がちょっと強引だったかなと、魅力が半減してしまいました。犯人がわかってからどう読者を唸らせか今後の作品を楽しみにしたいと思います。途中までは☆4最後が☆2だったので間とって☆3つとしました | ||||
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「このミステリーがすごい!」大賞受賞作ということで手にとってみました。 ストーリー展開は今ひとつテンポが悪い様な気がしました。 登場人物のキャラクターは個性がある人ばかりで、面白いと思います。 主人公が所属する球団は、ジャイアンツをモデルにしているようであり、あからさま過ぎる部分が多く、ジャイアンツファンには批判的に捉えられるかもしれないような内容です。 また、野球小説であり、読むのには専門的な知識は必要ないものの、野球界の背景とかが分からない興味の無い方は、面白みが半減するかもしれません。 気軽に読むのであれば、悪くは無かったのでしょうが、大賞受賞作ということで期待をしてしまった分、若干落胆してしまいました。 | ||||
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どう見ても野球関連のタイトルなのにミステリーということで興味を惹かれました。 主人公はなかなか魅力的な人物で、野球のシーンは引き込まれるものがあります。 肝心のミステリー的要素ですが前半部は全容が掴めず、やはり引き込まれます。 しかし後半になるにつれ、オチがチラホラ見え始めてしまうのが残念でした。 動機に関してもあまり納得できません。 個人的には野球のシーンが印象的でサクッと読めた、という感想です。 | ||||
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野球場面の臨場感は秀逸だし、D・フランシスの世界から抜け出してきたようなストイックな主人公と悪役のキャラ立ちはなかなかよく書き込んでいるが、残念ながらミステリーとして読むのは厳しい。ネタバレしない程度に書くが、伏線を「強引なサインを出す捕手」「怪しい女優」「敵役の同僚」など張りまくるのだが「同級生の警察キャリア」「親切なスポーツ記者」などが都合よく登場して、結局「そんなことをわざわざしないだろう!」というオチ。次回作はメジャーに挑戦する主人公がなぜか悪役・高木と呉越同舟になって、アメリカで・・・みたいな話かな? | ||||
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まず悪い点から書かせてもらえば、出て来る台詞が総じて寒い、という一言に尽きる。「俺は〜なのさ」みたいな勘違いハードボイルド節全開で、恥ずかしすぎて読んでいて身もだえしてしまった。 また、読売巨人をあてこすっているのは分かるが、あまりにもそれがあからさまで薄っぺらい。すぐに権力批判をしたがる人を見てるようで生暖かい気分になった。それに関連して、主人公に敵対する要素(人・環境など)が類型的過ぎて細野不ニ彦の描く悪役みたい。こうしたマイナス面を絵で補える漫画ならばともかく、小説でやるにはちょっと薄っぺらさが否めない。書いていて思ったが二時間ドラマとかにはしやすいんじゃないだろうか。 文章的には読みやすいし、盛り上げどころもしっかり描かれていて、最後まで一気に読める。ストーリー構築能力はしっかりしているということだろう。新人でこれなら次回作以降も期待できるのでは、と思わせるだけのものはあった。 | ||||
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ミステリというよりはハードボイルドよりな作品だと思います. そのため,軽妙なセリフまわしやロマンスが多めにあるのですが, デビュー作というせいでしょうか,ぎこちないところがめだちます. これに,主人公の淡々とした性格がくわわって地味めに感じ, 終盤をはじめ,犯人とのやり取りに緊張感がありませんでした. また,ラストで犯人に抱く感情にも,今ひとつ理解ができません. ほかにも『ストレイト』や『カーヴ』などのクセのある表現や, 球団や監督などのモデルが,明らかにわかるのが気になりました. | ||||
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第3回(2004年度)「このミステリーがすごい!」大賞受賞作 「スロウ・カーブ」改題。 日本で一番人気があり、常に日本一であることを要求される球団を 舞台にし、野球小説としての要素も盛り込んでいます。 人気球団の選手だからこそ注目されることの快感。 そこから離れることの怖さ。 また、一軍と二軍の大きな差など、リアリティがあります。 この球団の2年目ピッチャーのサウスポー沢村が、何者かに襲われ その翌日、球団のフロント、マスコミの番記者宛てに怪文書が届きます。 沢村は暴力団と関係があり、八百長をやっている、と告発されています。 ここに、古参の記者下平通子、売れない女優との恋愛をからめるのですが、 それぞれの人物造形がうまい。 下平は亀の甲より年の功を地で行く、食えないおばさん。 売れない女優は美しく、ポジティブで、強い女性。 またフロント、チームメイトから疑いをかけられながらも 監督だけは沢村を信じるなど、読ませる内容です。 ミステリーも、不可解なトレードを巻き込み、どんどん深まっていきます。 ところが犯人の動機が弱い。 致命的なことに「おもしろいか」といえば、そうでもない。 とても優等生過ぎてしまう。 人気球団に入団して、一瞬でも天狗にならない人間に親しみはわかない。 | ||||
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「第3回『このミステリーがすごい!』大賞」の大賞を分け合った2作のうちの一作。 私も好きなプロ野球界を舞台にしたミステリーだ。 人気在京球団オリオールズの左腕投手・沢村航(わたる)が、見知らぬ男に暴行を受けたことが事件の始まりだった。沢村を「暴力団と癒着している」だの、「八百長を行っている」だのという誹謗中傷の告発文が球団やマスコミに送りつけられる。結局謹慎処分を受けてしまった彼は、自分を罠にハメた者に対して自ら真相究明に乗り出す。 そして彼は過去にもオリオールズの左腕投手(サウスポー)ばかりが同様の手口でハメられ、トレードに出されたり、選手生命を奪われていたという事実にたどり着く。誰が、何のために? 作者の言葉にあるように「密室などのトリックのない、死体すらない」、本来はサスペンス主体のストーリーなのだろうが、どう見ても球団はあの有名チームを、監督はあの有名人をモデルにしたとしか思えない設定で、オーナー、フロント、コーチやトレーナー、チームメイト、他球団の選手、それに加えてスポーツ記者とのやりとりが業界裏話の暴露というより、むしろ私には漫画チックに感じられて、やや物語全体の緊迫感を損ねているような気がした。 サスペンスミステリーとしては今ひとつだったが、事実かどうかは別にして球団の内幕を垣間見ることができたことと、主人公沢村の野球に賭ける執念、投手と打者の駆け引き、試合中の選手の実際の動きなど、プロ野球ファンの一人として興味深く読むことができた。 | ||||
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