■スポンサードリンク
(短編集)
支那そば館の謎
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
支那そば館の謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
きれいな本て楽しく読みました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
北森鴻氏はベテラン有名作家ですが、実は初めて著書を手に取りました。なので、この裏京都シリーズについては、本流の作品とはだいぶ作風が違うらしいという、漠然とした前知識しかありませんでした。 重厚さや鮮烈さといったものはないので、本格ミステリとは言えないと思います。その代わり、なんとものどかで飄々とした味わいがあります。 著者は山口県出身だそうですが、登場人物たちの京都弁は完璧です。ただ、話のかけあいの雰囲気はどちらかというと大阪に近いような気がします。どの短編を取っても、2時間の京都ミステリにぴったりではないでしょうか。どこかの局がドラマ化してくれないかと思うほどです。寝る前に一編、ベッドで読むのが至福の時になりそうな気軽で楽しいミステリです。物語の中に登場する、決して華美でも豪華でもないけれど、滋味豊かでシンプルな京料理もおいしそうです。京都好きな人や京都人にはとても楽しめると思います。 北森氏はつい先日、48歳の若さで亡くなってしまわれましたが、このシリーズが気に入っただけに、新作をもう読めないのかと思うととても残念です。ご冥福をお祈りいたします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とてもよかったです。 とてもよかったです。 とてもよかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
事件そのものはちょっと重苦しいものもあったりしながら、登場人物の軽妙な掛け合い漫才のような会話で救われる。主人公はかつて裏の世界で生きていた、しかし今は一介の寺男として暮らす有馬次郎、通称アルマジロ。ここに新聞記者の折原けいと、京都府警の税金泥棒といわれる警部が絡み、結局謎解きに至るヒントを出すのは大悲閣のご住職、という流れになっている。それしきのヒントでなぞが解けちゃうんだ・・・と思わなくもないけれど、さすが、北森鴻は「おいしい」小説を書いてくれる。有馬次郎と折原けいがいつも”捜査会議”を開くのが、寿司割烹・十兵衛。京都だけあって、素材を生かしたシンプルかつ繊細な料理の数々。読んでるだけで、垂涎もの。香菜里屋シリーズとはまた違った”おいしさ”を味わえる小説。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
事件そのものはちょっと重苦しいものもあったりしながら、登場人物の軽妙な掛け合い漫才のような会話で救われる。主人公はかつて裏の世界で生きていた、しかし今は一介の寺男として暮らす有馬次郎、通称アルマジロ。ここに新聞記者の折原けいと、京都府警の税金泥棒といわれる警部が絡み、結局謎解きに至るヒントを出すのは大悲閣のご住職、という流れになっている。それしきのヒントでなぞが解けちゃうんだ・・・と思わなくもないけれど、さすが、北森鴻は「おいしい」小説を書いてくれる。有馬次郎と折原けいがいつも”捜査会議”を開くのが、寿司割烹・十兵衛。京都だけあって、素材を生かしたシンプルかつ繊細な料理の数々。読んでるだけで、垂涎もの。香菜里屋シリーズとはまた違った”おいしさ”を味わえる小説。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
地理的な関係が分からないので、いまいち内容に踏み込んでいくことが出来なかった。 京都らしさが前面に出た展開は面白いけれども、謎解きは? 簡単な地図でもあると分かりやすかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
地理的な関係が分からないので、いまいち内容に踏み込んでいくことが出来なかった。 京都らしさが前面に出た展開は面白いけれども、謎解きは? 簡単な地図でもあると分かりやすかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2003年に出た単行本の文庫化。 大悲閣シリーズの第一弾。6本の短篇が収められている。 京都の闇にうごめく悪を、元泥棒の主人公が退治していくという話。いつもの北森作品と同じく、骨董が出てきたり、職人の世界を扱ったり、「蘊蓄」という点でも面白い作品となっている。 また、雰囲気の刺々しさも同じだ。主人公たちの軽口にも関わらず、重く痛々しい空気がビシビシと伝わってくる。読んでいてつらくなってくるほどだ。 ミステリとしての部分は、可もなく不可もなく。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2003年に出た単行本の文庫化。 大悲閣シリーズの第一弾。6本の短篇が収められている。 京都の闇にうごめく悪を、元泥棒の主人公が退治していくという話。いつもの北森作品と同じく、骨董が出てきたり、職人の世界を扱ったり、「蘊蓄」という点でも面白い作品となっている。 また、雰囲気の刺々しさも同じだ。主人公たちの軽口にも関わらず、重く痛々しい空気がビシビシと伝わってくる。読んでいてつらくなってくるほどだ。 ミステリとしての部分は、可もなく不可もなく。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ぶぶ漬け伝説の謎 裏京都ミステリー」を先に呼んで,本書を読んでみたいと思っていたところに,単行本で発売になったので読みました. 「ぶぶ漬け伝説の謎 裏京都ミステリー」とあわせて読むとそれぞれのつながりがわかって,それなりに面白いのかとの感想を持っています. 個別に読むと北森鴻のファンなら,物足りないと思ってしまうかも. ただ,京都が好きな人ならそれぞれの事件の舞台設定を楽しむという楽しみ方もあり. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ぶぶ漬け伝説の謎 裏京都ミステリー」を先に呼んで,本書を読んでみたいと思っていたところに,単行本で発売になったので読みました. 「ぶぶ漬け伝説の謎 裏京都ミステリー」とあわせて読むとそれぞれのつながりがわかって,それなりに面白いのかとの感想を持っています. 個別に読むと北森鴻のファンなら,物足りないと思ってしまうかも. ただ,京都が好きな人ならそれぞれの事件の舞台設定を楽しむという楽しみ方もあり. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やや強引なものもありますが,事件や謎は結構ひねられていて, 一度読むだけではわからないものなど,いろいろ考えさせてくれます. 作品の雰囲気は,会話やおてんば記者の暴走っぷりがおかしく, ヘビーな事件が多いにもかかわらずユーモラスで明るい感じです. また,たびたび登場する料理がどれもおいしそうで印象的でした. 裏(マイナー)という割にはメジャーなところも出てきますが, それらを含め,京都に思いをはせながら読むと楽しいと思います. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やや強引なものもありますが,事件や謎は結構ひねられていて, 一度読むだけではわからないものなど,いろいろ考えさせてくれます. 作品の雰囲気は,会話やおてんば記者の暴走っぷりがおかしく, ヘビーな事件が多いにもかかわらずユーモラスで明るい感じです. また,たびたび登場する料理がどれもおいしそうで印象的でした. 裏(マイナー)という割にはメジャーなところも出てきますが, それらを含め,京都に思いをはせながら読むと楽しいと思います. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白いです。 短編集ということで、一つ一つの個性が際立っているし、謎もかなり面白い。 ただ、話の最後の展開はワンパターンで、もうちょっと捻りが欲しかった。 短編なのに凝った謎なので、1回読んだだけでは理解出来なかった点もあり、残念だったが、全体的に見て面白いので星四つ。 シリーズ物になるのでしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白いです。 短編集ということで、一つ一つの個性が際立っているし、謎もかなり面白い。 ただ、話の最後の展開はワンパターンで、もうちょっと捻りが欲しかった。 短編なのに凝った謎なので、1回読んだだけでは理解出来なかった点もあり、残念だったが、全体的に見て面白いので星四つ。 シリーズ物になるのでしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
北森鴻は好きな作家の一人なのだが、残念ながらこの作品にはどうにも馴染めなかった。 人それぞれ感じ方は違うだろうけど、僕の場合、ふざけた口調で生真面目なことを言う、或いは真面目な口調ですっとぼけたことを言う、そんな場合に「面白さ」を感じるのだ。 この作品は、いかにも面白い話をしているよーというふざけた口調で、ふざけた内容を語っていると思う。 浮ついた語り口についていけなかったというのが本音だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
北森鴻は好きな作家の一人なのだが、残念ながらこの作品にはどうにも馴染めなかった。 人それぞれ感じ方は違うだろうけど、僕の場合、ふざけた口調で生真面目なことを言う、或いは真面目な口調ですっとぼけたことを言う、そんな場合に「面白さ」を感じるのだ。 この作品は、いかにも面白い話をしているよーというふざけた口調で、ふざけた内容を語っていると思う。 浮ついた語り口についていけなかったというのが本音だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「メインディッシュ」などにも通じる、軽妙でおいしそうな連作短編集です。元泥棒のアルマジロこと有馬次郎が探偵役で、新聞記者折原けいが狂言回し、大悲閣の住職が、陰の指南役というところか。毎回登場する十兵衛の料理が、彩りを添えます。 内容的には小気味いいコージーミステリーだが、そこはこの作者のことだから、人情も添えてあります。途中から登場するバカミス作家水森の、厚かましい厚顔無恥ぶりも、笑いを誘う。 北森鴻の蓮丈那智シリーズ、冬狐堂シリーズなどがお好きな方も、絶対に楽しめます。京都の四季とおいしそうな料理を味わいながら、ドタバタ喜劇に本格ミステリー的味わいも楽しめる、お買い得な作品ですよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
北森鴻さんの最新作。京都嵐山の山奥にある大悲閣の寺男にして引退した怪盗アルマジロもとえ有馬次郎が主人公。昔とった杵柄を生かして、なぜか降りかかってくる事件を、実は鋭い住職の助けも借りてばったばったと解決する。他の脇役として、みやこ新聞の女性記者折原けい、つい誰かを思い出してしまうボケミス作家ムンちゃんこと水森堅、京都府警の碇屋警部がとぼけたいい味を出しています。6つの短編が収められていて、どれも北森鴻さんにはめずらしくコメディタッチの作品ですが、不条理なことに対する主人公の深く静かな怒り方はやはり北森節です。いきつけの寿司割烹十兵衛の料理の数々もいつもながら美味しそうで、ファンの期待を裏切りません。全体のトーンとしては、「親不孝通りディテクティブ」をもう少しライトにした感じでしょうか。個人的には、最後の「居酒屋 十兵衛」がやるせなくて一番好きです。北森鴻ファン、猫丸先輩シリーズファン、京都の好きな人たちへお勧めの一冊です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!