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逃亡者は北へ向かう



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【この小説が収録されている参考書籍】
逃亡者は北へ向かう

逃亡者は北へ向かうの評価: 3.95/5点 レビュー 21件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.95pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 1~20 1/2ページ
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No.21:
(4pt)

作者の筆力は圧倒的!

結末は無惨だが、グイグイ読ませる。
直木賞候補になることはある
逃亡者は北へ向かうAmazon書評・レビュー:逃亡者は北へ向かうより
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No.20:
(5pt)

安定作品最高
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No.19:
(3pt)

父子の思いはどこまで強いか

親子(父子)の思いだけでここまで引っ張るのは無理がある。
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No.18:
(5pt)

「もう誰にも死んでほしくない」

東日本大震災直後の混乱の中で、被災した人々のやりきれない思いが詰まった一言だと感じた。
真柴と直人の関係性が深まった過程が分からないという感想をよく見るが、私はそうは思わなかった。2人が初めて会ったとき、真柴が直人にかけた言葉。直人から向けられる愛情が、真柴に直人と2人で生きる夢を見せたのだと思う。
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No.17:
(4pt)

最後は切ない終わり方だった

生まれた時から父はおらず、母は二歳のときに病死。その後は祖父に育てられたが、祖父も九歳のときに他界し、自動養護施設で育った真柴亮。

そんな真柴亮が震災の混乱の最中に、二つの事件を起こしてしまう。

それを捜査する警察官の陣内もまた震災で家族が行方不明の状況にあり、捜査を優先するのか、自分の家族を探すのか苦悩し続ける。

真柴亮という男の不運な人生が切なかった。何も悪いことはしていないのに、トラブルに巻き込まれたり、恨まれたりしながら、指名手配される事態にまで発展する。

一方、陣内も様々な哀しみや苦しさを抱えながら、真柴を逮捕することに全力を尽くすとともに、真柴の目的を懸命に探っていく。

そんな追う者と追われる者の双方が抱える哀しみや、震災の深刻な被害や家族を失った者の喪失感が丁寧に描かれていたが、最後は切ない終わり方だった。

事件を捜査する中で、真柴と関わった人たちが、真柴が少年のことを大切にしていたこと、そして少年が真柴から離れようとしなかったことを警察に伝えていたら結末は違ったのだろうかと思わずにはいられなかった。
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No.16:
(5pt)

迅速丁寧な対応です

大変迅速丁寧な対応で受け取りました商品にも満足しています!
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No.15:
(4pt)

東日本大震災すぐのとき、人はいさかいなどしていられたか?

虚無的な登場人物が、もらい事故のような殺人を重ねてしまう物語。その後の破滅型の行動は、背景の東日本大震災と響き合って、非日常の暴走となる。それなりに読ませるけど、人質になる子供の行動が不可解だったり、ちょっと引っかかるところもあった。
 一番大きな疑問は、いくら札付きの半グレだといっても、あの東日本大震災の最中に、お前のせいで友達が死んだとか逆恨みするかなあ、ということだ。圧倒的な地球の暴虐の前で、人間は小さくなって震え、むしろ何とか助け合おうとしたんじゃなかったかなあ。
 この作品は直木賞候補作だけど、受賞はしないような気がする。
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No.14:
(2pt)

カバーが破れてる

新品を購入したのに、カバーが破れていた。
がっかり。
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No.13:
(5pt)

重いけど読むべき

サスペンスとしてはやや物足りないが、東日本大震災が物語の中心にあるのでノンフィクションも合わさったようなリアル感がある。
犯罪を犯した逃亡者の生い立ちから現在までの短い半生に対して自分はなぜ、こんな目に合わなければならないのか?という問いは震災で過酷な目にあった人たちの思いとも重なり胸に迫る。
やり切れない思いで逃亡者に感情移入してどんどん読み進めた。
最後が近づくにつれ、読む手がなかなか進まなくなり、涙ぐみながら読みました。救いは手紙。これが無かったら辛い。
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No.12:
(5pt)

切ないです。

生まれながらに、お父さんと何もかも、
すれ違い、愛されなかった思い込んだ
彼の人生があまりにも切ない。
最後に寄り添ってくれた、少年の人生が
幸せであってほしい。どれだけの人が、
かの東日本大震災で、涙を流しただろうか、
と今更ながら、思います。
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No.11:
(2pt)

灰色

とても好きな作家、ということが前提にある。が、苦しくて、やるせない。
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No.10:
(5pt)

人はいつか死ぬ。被災者である作者の答え

震災小説ということで数年ぶりに読書をしようと手に取った。ノンフィクションさながらの被災地の描写に驚きながらも、柚月さんが被災地出身と知って納得がいく。
なぜ自分ばかりが。なぜ自分の家族が。
この広い世の中で、自分というひとりの人間が不運に選ばれた理由を知りたい。誰かのせいにしたい。いつかは救いがあると思いたい。
真柴も陣内も村木も、その想いだけは同じ。
救いはあったのか。その問いに、陣内はひとつのこたえを出してくれている気がします。
いつであれ、方法がどうであれ、人はいつか死ぬ。
この答えこそが、あの日2011年、3月11日に亡くなった方への弔いなんだと、そして作者が自身に向けた答えなんだと、私は思います。
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No.9:
(4pt)

被災現場の臨場感に圧倒される

岩手県出身で、津波で父と義母を亡くした彼女が、時の癒しを経て満を持して書いただけに、被災者の心理描写や被災地の震災直後の混乱が、臨場感をもって伝わってくる。ただ、事件と解決への筋だては、佐方貞人シリーズや孤老の血シリーズ、盤上の向日葵などと比べ、展開の意外性に欠くかなと。最初にプロローグを持ってこない方が、読者にはよかったのではないかと思ったりした。しかし、死体安置所や避難所の描写は、本当に肉親を亡くした被災者にしか書けないものだと感じ入った。自分が乗り越えねばならない心の澱を乗り越えるために書いたのかもしれないとも思ったもりした。
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No.8:
(2pt)

(2025-36冊目) 東日本大震災を背景にした犯罪サスペンス小説

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 2011年3月、東北地方を未曾有の大地震が襲う。被災地で工員として働いていた22歳の真柴亮(ましばりょう)は、震災直後にまったくの成り行きで、半グレの若者と警察官を殺害してしまう。重要指名手配犯となった真柴は逃亡生活に入り、北部にある病院を目指す。そこに入院している患者と会わなければならない事情があった。だが、未曾有の地震は事態をさらに混沌とさせ、真柴は避難所で被災者を人質にとって立てこもることになる……。
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 自身が岩手県出身者である柚月裕子氏が描く震災クライムサスペンスと聞き、興味をもって読み始めました。柚月氏の作品で手にするのは『
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No.7:
(5pt)

柚木ファン読むべし

この作家らしい作品の本でした良いと思います。
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No.6:
(4pt)

直球だけをど真ん中にひたすら投げ込む、愚直ではあるがそれ故に価値のある小説

「東日本大震災がなかったら」登場人物たちの運命はどうだったのか?「今回は運が悪かったってことだな」でやりすごせたのか?「誰も悪くないのに、心が荒む」のはなぜなんだろう?「誰にもなにもできない。自分で泣き止むしかないんだ」ではあまりにも辛すぎないのか?

自然災害を目の当たりにして、愛する人々を失ったひとびとの負の連鎖はやみません。冒頭に結果のシーンが描かれていますのでラストがわかってしまう「倒置法」ではあるのですがあまりにも切ない物語です。児童養護施設で育った天涯孤独の犯人は、巻き込まれるがままに2人の殺人を犯してしまいただただ北へ向かいます。自分を捨てた父親からきた最初で最後の手紙だけがこころの拠り所となっています。途中で相棒と遭遇して激しい感情移入をして逃亡の旅は続きます。

どこかでたったひとつのボタンを掛け違っただけなのに事態はつねに最悪に転がっていきますが、最後の最後にほんのちょっとだけ希望も見えるところに正直ほっとしました。
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No.5:
(1pt)

【ネタバレあり】ものすごい普通の小説

久しぶりの柚月さん。最近の著書も買ったけど何となく読まずに積読していた。今回の本は買って直ぐに読了。読了後の感想は『すごく普通の小説』だなあと。逃亡犯真柴がとってつけたかのような不幸人で、途中から行動を共にする子供直人はロードムービー風にする為に足しただけな感じ。挙げればきりが無いが、兎に角、登場人物が全員薄っぺらい。この本ホントに柚月さんが書いたのかなと疑いたくなる。最後に警察が「真柴は死ぬ運命だったんでしょうか」とか言うけど、狙撃手の誤射を正当化しなさんなよと憤り。もう、話もキャラも破綻しまくりで正直、ピークはすぎたのかなと感じてしまった。
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No.4:
(5pt)

泣けた

柚月裕子さんの書く小説は本当に小気味良く読めて内容が頭に入ってくる。
面白かったです。
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No.3:
(4pt)

運命か?

真面目な男の辛く悲しい物語です。著者の力作「教誨」が彷彿される。
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No.2:
(5pt)

少し優しくなれる本です

自分ではどうにも出来ない事が、誰にでも幾つか経験があると思う。それでも今を生きることの尊さを再確認できた一冊でした。事件の背景にあるいくつもの人間関係や震災風景の描写が素晴らしく、一気読みしてしまいました。震災で大切な肉親を失った人も、無事だった人も同じように痛みを抱えていることが分かり、震災を少しだけ理解できた気がします。お勧めの一冊です。
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