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魔女の檻



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【この小説が収録されている参考書籍】
魔女の檻 (文春文庫)

魔女の檻の評価: 3.25/5点 レビュー 4件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

感心できなかった謎解き

ジェローム・ルブリの著作を読むのは「魔王の島」(2022/9月)以来になります。
 二年前モンモール村で多くの村民が謎の死を遂げた事件の真相を教えるべく新人記者のカミーユが或る女性、エリーズと共に<モンモール村>へと向かいます。物語は入れ子の構造を持っていますが、2021年11月、主人公のジュリアンは新人の警察署長として<モンモール村>に赴任。モンモール村では二年前羊飼いのジャン=ルイが羊たちを殺害し、その後死亡するという不可解な事件が発生していましたがそのことが引鉄になったのかどうか別の事件が発生し、尚且つジュリアンは村長のティオンビルから或ることを依頼されることになります。
 <モンモール村>の歴史。幾つかの恐ろし出来事。「死者の山」。それに続く相次ぐ惨事。謎の声。シェイクスピアとサン=テグジュペリ。ホラーですからこれ以上、そのストーリーを語ることはできません。
 終盤までサクサクと読み進めることができ、ページ・ターナーであることは間違いありません。(但し、それほど怖いわけでもありませんね(笑)。一方で読んでいる貴志祐介の「さかさ星」の方が怖い。おそらく私が西洋の恐怖を理解していないことに起因しているかもしれません)
 そして、この一連の事件の謎解きがされる終盤以降についてどう評価されるのか?
 私は、あまり感心できませんでした。むしろ謎解きがない方がホラーとして成立しているようなそんな思いもあります。評価が分かれる所以と言っていいかもしれません。
 この物語が曖昧模糊な中に沈んでしまっても私は構いません。何故なら、「いちばん大切なことは、目に見えない」から(「星の王子さま」より)。
 ◾️「魔女の檻」(ジェローム・ルブリ 文藝春秋) 2024/10/12。
魔女の檻 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:魔女の檻 (文春文庫)より
4167922916

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