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不夜城
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不夜城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全93件 21~40 2/5ページ
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一気に読み進めて、止まらなかったです。素晴らしいハードボイルド小説でした。今後の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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中古で送ってもらいましたが、装丁は少しも傷んでいないので、新品と少しも違いがありませんでした。 なんと言っても、本は中味です。10年前にヒットしたミステリー・冒険小説ですが、今の新宿いや中国マフィアが跋扈する日本中の暗黒街は多かれ少なかれこうした生死をかけた戦いが日々展開されているのでしょう。 日本人はもっとこの事実を知るべきだし、日本のやくざを暴対法でがんじがらめにするだけでいいものか、考え直す必要があります。中国人による日本侵略は刻一刻と進んでいます。これを押し返す意志も能力も年々衰退している状況を想うと、実に暗澹たる思いにかられます。 | ||||
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随分前に読み、今回久々に読みました。良い作品だと改めて実感し、また、読み終えるまで隙間時間を全て費やすほど夢中で読みました。 | ||||
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「不夜城」(馳星周著)を読了した。 【見る意味】 無し(強いていえば世の中にはここまで不快な気持ちになる本があるのかと学べた所) 【登場人物の魅力】 劉健一… 魅力は全くない。 【見どころ】 無し。見ない方が良かった。 【総評】 人を不快にさせる事を追求したような文書である。 エンターテインメントの逆を行くことを目的として作られているようだ。 だとしたら作者の狙い通りだろう。 この小説に出てくるキャラクターで愛すべきキャラクターは誰一人いなかった。 また、感動する場面も全くなかった。 ここまで不愉快を追求するのが芸術的なのか? そんな事は絶対に思いたくない。 読書は本来楽しくあるべきだ。 出てくるエピソードもこれでもかって位の気持ち悪さである。 ストーリーは人を裏切り裏切られ、傷つけあうみたいな話である。 メッセージ性も一切ない。 普通のエンターテインメントはクライマックスに向けて、感動が盛り上がるものだが、この本はクライマックスに向けて吐き気が盛り上がってくる。 そして読み終わったあとのなんとも言えない不快感。 これがリアリティで生きる意味を考えさせるとかそういう類か? ならこの登場人物の人生を生きたいだろうか? そんな人は誰一人いないはずだ。 強いて言うなら、ああ、この主人公に比べたら幸せだなあと安心するくらいだろう。 この本の登場人物誰一人にも共感も愛おしさも生まれない。 人生で最も関わりたくない類の人間がうようよ出てくる。 こんなのが評価されるのか? 全く理解できない。 不快感は不快感でしかないと思う。 私はこの本が嫌いである。 ただこういう世界観が好きだと思う人もいるのかもしれない。 ただ、私は嫌いだ。 | ||||
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この作者の小説はいつも日本人が背景として描かれる。 確かにこの主人公や登場人物と比べて自分たちの刺激のなさ、危機感のなさ、平和ボケ感を強く思い知らされる。本書は歌舞伎町という馴染み深い街を舞台にした小説だけにより強くそう思った | ||||
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ある年代の冒険小説を読んでいる人たちにとって、馳星周が坂東齢人氏のペンネームであったことに「なるほど」と思ったにちがいないと思う。坂東氏がいなければ、花村萬月氏の傑作『ブルース』などを知ることもなかったのではと思うと、感謝の気持ちしかありません。 それだけ多くの作品を読み、おそらくは多くの作家さんたちと話ながら、自分の作品の狙いを定めて勝負した作品です。 それまでの日本の冒険小説の主人公にあった自己の規範(ルール)を守る人物か悪漢の2つの隙間をぬって、一見普通のようでありながら、友情も簡単に捨てることができる下衆な人物を設定したことはとても驚きでした。 ただ改めて、(自分の中にある)冒険小説の文脈などをとっぱらって読むと、生きるために必死な只の生き物がそこにいることに気がつかされます。 最後の一行で、物語が引き締まった後に 彼がどうなっていくのかは続編である『鎮魂歌』で思う存分味わうことができます。 | ||||
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なかなか面白かった。結構難しいテーマも含まれてるんだけど、所々に挿入される回想がなんとなく少し失笑してしまうほどにハードボイルド。しかし悲しい話だね。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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各キャラクターのいきがった感や勢いのある読みやすい文体ではあるものの、物語全体を通る柱となるようなメッセージ性は感じられず。もっと若い頃に読めば、刹那的な世界観が更にリアルに感じられたかもしれません。 | ||||
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ハードすぎる.ハードボイルドとは,男の美学とは,生きるとは何か. この物語で重要なのは,どんな生き方をするか,幸せな人生とは何か, ではなく,とにかくもがき苦しみ,生にしがみつくということ. なぜ生きるのか.そんな悠長なことは考える暇もない. 生きているから,生き続けなければならない.どんなことをしても. 正直最後は驚いた.きっとこうなるだろうけど,ならないかもしれなくてドキドキする, が,ならなかった!という裏切. 主人公が裏社会でうまく立ち回って生きていく話しだが,次から次へと難題が降りかかってくる. 終盤,もう無理だろうと思ったがなんとか切り抜け,ようやっと終わったか,あとは後始末だな. と思ったらさらに追い込まれる.選択を迫られるが,機転と相手の思惑を読み取り難なく切り抜けたと思ったら罠でした. とにかくいろんな人物の思惑と企みが交錯して,誰が最後に勝つのか. そしてやっぱり最後に迫られる選択は辛く重い. 生きるには何かを捨てなければいけない. 勘がいい人は結末までわかってしまったかもしれないが,結末が重要なのではない. 主人公の生き様とその過程を踏まえてからの結果・選択が重要なのだ. つまり最初から読んで主人公を知ってからそういう結果なのかとわかるからおもしろい. 主人公を理解することはできないかもしれないけど. | ||||
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この小説を初めて読んだ時の衝撃はいまでも忘れられません。当時こんな小説、読んだことなかった。 馳星周って何者?すごいのが出てきた!って。映画も金城武の、一番良い時代。山本未来も適役だった。 映画には描かれていないエピソードに、健一の生きることへの執着と切なさと寒気と・・・いろいろ 感じます。たまに読むと、あのときの、「なんじゃこりゃ!すごいのが出てきた!」の衝撃を思い出すんですよ。 | ||||
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前からほしかった、本なので満足しています、またよみたいのがあれば購入したいです。 | ||||
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この本を読み終えた日に、偶然TVで青龍刀を用いたアジア人の殺人事件がニュースで流れていた。 一見平和そうな日本でも、こんなノワールな世界が実在するのかもとゾクっとしました。 ハードボイル小説でも、愛を描いているのかと思って読み終えそうになっていたら、最後の1頁でビンタを張られた様に突き離されて、やっぱりネとショックを受けなかった振りを(誰も見てないのに)しました。 | ||||
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本作品は、主人公劉健一の歌舞伎町での危険な3日間を描いています。彼は普段故買屋として、中国人黒社会を器用に渡り歩いています。しかし、上海マフィアのボスの片腕を殺して行方をくらましていた、元相棒の呉富春が街に戻ってきたことで命の危険にさらされることに!ボスの目の前に富春を差し出せなければ、3日後には死体になってしまう。危機を乗り越えるために、頭をフル回転させる健一。同じころ、夏美という女が彼に物を売りたい、と電話をかけてきて、様々な経緯を経て一緒に行動することになります。 物語が進むにつれ彼女の正体も明らかになりますが、作品の佳境とも関わりますので、ここではカットしますね。また、作中では台湾、北京、上海など複数の中国マフィア同士の腹の探り合いがあったり、歌舞伎町で暮らす(ここでしか暮せない、と言うべきか)特殊な人間たちが至る所で取り上げられています。これらが、物語の味を引き立てるスパイスとしての役目を果たしており、この街を知らない僕や読者たちを引きこんでいくように思えました。 僕にとってこれはただのピカレスクではありません。健一、富春、夏美に共通するキーワードは差別。3人とも日本人と中国人との間に生まれ、どこにいても差別に苦しめられてきました(健一の場合は、父親が台湾人)。中国人社会での半々という差別用語が何度も登場し、幼いころから彼等の心を蝕んでいたことが、惨酷なまでに細かく記されています。富春と夏美を通して、中国残留孤児の過酷さも突き付けられます。 また、健一はところどころで、自分は歌舞伎町以外では暮して行けない、と語っています。僕は、物語を追っていくうちに彼の中にある弱さを感じ取りました。幼いころからの差別によって、人間はカモるかカモられるかの2択しか存在しない、とした信条、ゆがめられた判断基準は、最終的に歌舞伎町での生業として形をなしていきます。この街以外でのネットワークを知らず、街から離れてしまえば生活が成り立たなくなる。彼はおそらく、歌舞伎町から出ることに恐怖を抱き続けているのではないでしょうか。かろうじて自分の存在意義を感じることができ、上手くやっていける環境を変えようとすることは容易ではありません。ましてや、健一のように幼いころから疎外され、心に闇を抱えた者にとっては、さらに難しいのではないでしょうか。 物語の後半には銃撃戦が至る所で展開され、予想外の結末へと動き出します。詳しく書くわけにはいきませんが、読了後、楊偉民という台湾人黒社会の元締めのずる賢さが、僕の頭の中に強烈に焼きつきました。刺激が足りないなどと嘆いているそこのアナタ!そんな刺激に飢えたアナタにおすすめしたい一冊ですので、是非手に取ってみてください。 | ||||
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走ろうぜ、マージを読んで、再読。 当時、ハードカバーも買って読んだけどなじみのない世界なりに面白く読めた記憶を思い出しました。 まだまだ著者が歌舞伎町在住と思い込んでいる方も多いのでは?上手くは書けないけれど、動かす原動力のマージ然り、いろいろあって現在に至るという感じが素敵です。 読まないとわかりません。 読んでみて下さい。 | ||||
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台湾人と日本人を両親に持つ劉健一を主人公として、世界的な歓楽街・新宿歌舞伎町を舞台として繰り広げる中国マフィアの縄張り争いが本書のテーマである。数多くの人物が登場して、皆が嘘と裏切りを重ねあいながら、小説は進行する。本書を読み進むうちに、小説の結末が気になってくる。その結末は、私には想像できなかった結果であった。その意味で、本書のストーリーは読者を飽きさせず、どんでん返しが用意されており、非常に丹念に作りこまれている。 小説は、中国マフィアの歌舞伎町における縄張り争いや闘争にのみ焦点を当てているだけでなく、台湾と日本の二つの血を受け継ぐ主人公が、自らのアイデンティティーに悩んでいた様子も随所に描かれている。しかも、混血児の登場人物は、主人公だけでない。小説の別の重要な登場人物も混血児として登場している。複雑な人間模様も、本書のストーリーに厚みを与えている。物語の展開が読み通せず、かつ巧みであり、最後まで一気に読ませる作品となっている。 ただ、地名や駅名、地下鉄線名、特定の建物・施設名等が多数出てきており、臨場感あふれる描写になっているものの、東京の地理に詳しくない人にとっては、多数の不知の地名等が登場するで、煩わしさを感じている読者も少なからず存在したであろう。 本書の単行本としても刊行は、平成8年、つまり1996年であり、描かれている時代は1990年代をベースとしているため、現在の歌舞伎町の実社会とは幾分様子が異なる面もあるであろう。1990年代に中国マフィアが跋扈していたことは各種の報道等からよく知られており、当時の状況を今に伝えるフィクション作品となっている。 なお、本書は、作家・馳星周のデビュー作品であり、第18回吉川英治文学新人賞受賞作品である。(2015/2/8) | ||||
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刊行から20年近く経過した今になって読むことにしたのは、パート2の『鎮魂歌』が「日本推理作家協会賞全集」(双葉文庫)として刊行されたので、それを読む前に、パート1を読んでおこうと思い手に取った。 確かに、うまいし、ある種のリアルさが感じられる。登場人物たちの言動には感情移入できないが、だからといって、こういった人々を単純に否定はできないだろう。異郷の地で生き抜く過酷さの中で、人々が身につけなければいけないもの、捨てなければいけないものもたくさんあるのだろう。 ただ、感動はない。もちろん、いわゆる「いい話」でないからではない。どんな非情な世界、やるせない世界を描き、どれほど救いのない結末であっても、感動する小説があるように、どれほど上手でも、どれほど「いい話」であっても、「感動しない」ことがあるのと同じで、本作には、何か、胸に迫るようなものがない。 | ||||
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多少汚れては、いましたが気に成るほどのものではなかったのが安価な割に良かった。 | ||||
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歌舞伎町を舞台にしたマフィアもの。知っているようで知らない台湾・中国マフィアの世界、アジア最大と言われる歓楽街の裏側。個々のマフィアのディテールを生い立ちまで含めて丁寧に描くことで、スケールの大きさとリアリティを両立させるのに成功している。 ストリーのリズムのよさと、適度な複雑さもいい。 あえて指摘するとするとラスト。この流れで誰もハッピーエンドは期待しないと思うけど、それまでは毒をもって毒を制していた主人公が、最後にあっさりと毒の前になすすべもなくなるのは納得感がない。 | ||||
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最初に読んだのは大学生の頃だった。映画のテーマソングを思い出した。 | ||||
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