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恐怖を失った男
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恐怖を失った男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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ワシントンポーは冷静沈着そして執拗に犯人を追いかけるが、この主人公は行き当たりばったり相手を殺していく印象。ランボーとあまり変わらない。ストーリーも大味な展開が続く。 | ||||
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受領出来ましたありがとうございましたけど | ||||
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ウルバッハ・ビーテ病の主人公が巻き起こす大量殺戮クライムエンターテイメントだ! | ||||
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打たれ(撃たれ)ても立ち上がる、心身共に不死身(笑) スピードがありこれぞ読み出したら一気、面白かったの一言 | ||||
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期待を裏切らない。迫力ありすぎです。本を読むのが得意でないわたしが一瞬にして引き込まれてしまった大好きな作家。次作が待ち遠しいです。 | ||||
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文庫本680ページはあっという間でした。 1・魅力的で絶対不死身ではあるが弱みもある主人公 連邦保安官局特殊作戦軍出身のケーニングは、マリン・リーコン、ネイビー・シールズ、デルタフォース、SAS、モサドなどで偵察、破戒、解錠、射撃、人質救出、格闘技などを学んだ完全無欠の戦士。しかし、ある病により「恐怖を感じない」という戦士としては致命的な欠点を抱える。 「おれは甘党ではない」と言い切りながら必ずミルクシェイクを注文するツッコミどころも。 2・賞金首となり表舞台には立てない事情 過去の因縁により政府機関とロシアマフィアの両方から追われる。孤立無援のワンマンアーミ型ヒーロ。 3・さまざまな戦闘、格闘シーン 突入、暗殺、閉鎖空間での素手での格闘、なりすまし、ナイフ、狙撃、偵察、ドローン監視、拉致、脱走、IT技術などおよそ考えられる場面が盛り込まれています。最後の大暴れはお約束の「敵の弾はほぼ当たらない。こちらは命中、命中。」です。もちろん兵器の蘊蓄話も。 4・典型的で徹底的に冷血な敵役 5・悪の組織のモチベーション 最近は麻薬か誘拐による人身売買のどちらかですが、この作品は! 6・都合良く初対面の怪しい主人公に協力してくれる地元民とその殉職 7・結局、国家機関の手のひらのうえで弄ばれる皮肉 そして、想像通り次作に繋がるであろう人間関係と伏線、という完璧な構成でした。2024年ここまでのベスト冒険小説とさせていただきます。 | ||||
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本作は荒さが目立つ。同じ雰囲気を味わいたければ素直にジャック・リーチャーやボブ・リー・スワガーものを再読した方がいいと思う。 登場人物の死亡を偽装するシーンがある。書かれているのと同じ材料、同じ時間を使ってやってみればいい。きっとコント番組の登場人物程度の扮装しかできないだろう。 あれだけシビアなシーンの変装用なら、特殊メイクのプロが映画用のパーツやキットを使い半日がかりでメイクしないと無理。 GU本社の地下洞窟と洞窟内のフィルム工場も変。洞窟自体は元からあったものでも電気や水道の工事は必要。それにフィルムを製造するためには原料のプラスチックを定期的に運び込まなければならない。大量の資材や人員が出入りして妙な噂が広がらない筈がない。 CIAが絡んんでいるという種明かしも、なんだかなと言う感じ。CIAは米国内での活動が禁止されている。隠れ蓑のフロント企業を通しているから大丈夫なんて言うのはマンガの発想。 もちろんケネディ暗殺にCIAが関わっていると言うような噂はあるし、米国内で活動している可能性がないわけじゃない。でも「ベン・ケーニグって役に立ちそうだな。いっちょCIAのリソース投入して追跡したりサポートしたりしてやるか」程度では絶対に動かない。 フィクションだしエンタメなので多少のことなら目を瞑るけど、この作品はおかしな点が多過ぎる。 | ||||
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物語のテンポが良く、7百ページを一気読み。 恐怖を失った男が、その状況への不安を感じる描写はやや不満。 恐怖の前段は不安だがね。 | ||||
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恐怖を失ったメリットもデメリットも双方活かされていて面白かった。 痛みに怯みこそするが冷静でこれまでの訓練、経験を糧に戦うアクション小説 | ||||
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多種多様な戦闘の技術を身に付け、危険を物ともしないタフで抜け目ない一匹狼の主人公と情け容赦無い巨大な敵との戦い あまりの面白さに時間忘れて一気に読みました 主人公がやたら映画やその他の蘊蓄を語る所が印象的ですが、作者がイギリス人だと知り納得 映像化に期待したい作品です | ||||
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こう言っちゃなんだが、予想以上に良く、仕事場まで持っていき、内緒で読んでました。武器の描写や闘いの描き方に飽きはきませんでした。リーチャーほど良い意味でくどくなく、ネチこさは少ないかな。でもストーリーの展開も早く飽きはないです。次回作も楽しみですね。是非読んでみてください。 | ||||
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『ワシントン・ポー』シリーズのM・W・クレイヴンが趣味の領域で書いた自分小説の出版とのこと。 小説内のセリフにもあるが、主人公ベン・ケーニグの経歴や生活の仕方、無法者たる活躍ぶりはまるでジャック・リーチャー(リー・チャイルド著)のよう。加えて、後から「実はこんな仕掛けをしておいた」と明かすところはコルター・ショウ(ジェフリー・ディーヴァ―著)を思い起こす。著者はこれらを意識していることは間違いなく、そうなると独創性に欠けるように思えるが、実力で定評のあるクレイヴンの作品だし、リーチャーとショウ、いずれのシリーズも大好きなので十分楽しむことができた。テンポよく爽快だ。 共演する女性ジェンとの微妙な関係も興味深くておもしろい。『ワシントン・ポー』シリーズのティリーとポーは年齢が離れており強い強い信頼関係で協働しているが、今回は敵対する元同僚だ。お互い歯に衣着せぬ物言いで簡単に恋愛関係にはならなさそうだけど、不本意ながら切っても切れない関係にはなりそうだ。 また楽しみなシリーズができてうれしい。 | ||||
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イギリスの刑事小説「ワシントン・ポー」シリーズの作者M.W.クレイヴン氏の新たなシリーズが開幕。 「ワシントン・ポー」シリーズは【グレイラットの殺人】まで読了済みです。 本作の「恐怖を失った男」を読んで一番印象深かったのはなんといっても主人公のベン・ケーニグ。この主人公、アクション小説の金字塔である、ジャック・リーチャーのキャラクター性を継承しつつも彼のように「完全無欠」ではないのです。 理由は主人公が患う病に起因するのですが、その症状である「恐怖心の極端な欠如」がベン・ケーニグを魅力的なキャラクターに昇華しています。 例えばロシアンマフィアに追われている身の上だというのに派手にドンパチを繰り広げたり、敵に追い詰められて危機的状況でありながら皮肉を言って事態をより悪くしたり、夜の視界が制限された崖から走り下ったり… 恐怖心が無いが故に命知らずにも危険地帯に突っ込んでいっては思いもよらないミスを犯してしまうことが最大のご愛嬌。 「え!また?!?!どうなっちゃうのベン!?」とページをめくる手が止まらなくなり、しかしそんなミスさえも、ある人物の言葉を借りるならば「頂点に立つ捕食者たる」フィジカルと直感・経験値で補ってしまうのがにくい。 彼だけでなく、他のキャラクターも魅力的です。SOG時代の同僚であり不倶戴天の敵であるジェン・ドライパーや元上司であり友人でもあるミッチ・バリッジ、何かとベンの世話を焼く退職警官のJ.T. ストーリーも秀逸で、エッジの効いた驚愕の展開とベンの緩やかな話長がいい味を出しており、長編でありながらも中弛みせず読者を最後のページまで一気に連れていってくれる力強さがあります。 また、これはクレイヴン氏の執筆した他の小説にもいえることですが、洋書にありがちな「名前と役職と人物」の情報が頭の中でマッチングせず統合できない現象が不思議と起こりません。 本書を読んでいると彼らと一緒に難事件の捜査に奔走している気分になれます。 本国では今年、続編である「Nobody's Hero」が刊行予定らしいので、腰を据えて楽しみに待とうと思います。 | ||||
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「グレイラットの殺人 ワシントン・ポー」を読んだのは、2023/9月。M.W. クレイヴンについては、いいペースで翻訳が刊行されています。そして、新シリーズ<ベン・ケーニグ>シリーズの一作目がリリースされました。 主人公は、連邦保安官局、特殊作戦群(SOG)の元指揮官、ベン・ケーニグ。舞台は、英国から米国へ。流れ者のような(一番理解し易いのは、リー・チャイルドが創造したジャックー・リーチャーのような)生活を送っていたベンは、ニューヨーク州の小さな町のバーのテレビ画面に自分の顔が映っていることに気づきます。彼は「最重要指名手配犯」として拘束されますが、ベンの前に連邦保安官局の上司、ミッチ・バリッジが現れます。そして、ミッチの娘、マーサが行方不明になったことを知らされます。米国のあらゆる捜査機関が追っているにも関わらず、行方がわかりません。かつてミッチによってキャリアを救われたベンは、ミッチからその捜索を依頼されます。誘拐されて二ヶ月後に生還した被害者はいない。よってその捜索依頼は、娘の遺体捜索と犯人たちへの復讐?と言えるのかどうか。ベンはマーサの行方を追って、ワシントンD.C.へと向かいます。 ジャック・リーチャー・シリーズを思わせた開巻から、背後に横たわる謀略については、LAタイムズの記者マカヴォイが活躍する「スケアクロウ」(マイクル・コナリー)を想起させ(似ているわけではない)、ベンを援助するかつてのSOGの元同僚、ジェン・ドレイパーとベンとの関係性に於いては、「グレイマン」シリーズのコートランド・ジェントリーとそのハンドラー、スーザン・ブルーアとの愛憎半ばするやり取りを喚起させつつ物語はスピーディーに切れ味よく進行していきます。 しかし、そのストーリー・テリングは、リー・チャイルドにも、マイクル・コナリーにも、マーク・グリーニーにも相似するものではなく、アクション小説としてのまるで炸裂するスタングレネードのような瑞々しい爆進力を見せつけてくれているような気がします。その要因は、ベン・ケーニグのキャラクタリゼーションに負うところが大きい。 一切の恋愛シーンを描かず、対象への過度な情愛を示すこともなく、ひたすら目の前の目的に向かって、準備して行動して、アクションにアクションを繰り返すベンは(或る理由によって"Fearless"という病を持ちながら)、なりふり構わず<巨悪>との闘争へと鷲のように舞い降りることになります。米国の幾多の伝統的なアクション小説から抽出されたエッセンスにはハメット的な、あまりにハメット的な心の在り様が反映されています。一言の文句もありません(笑)。シリーズ次作"Nobody's Hero"の翻訳をこの世で待つ。 ◻︎「恐怖を失った男 "Fearless"」(M.W. クレイヴン 早川書房) 2024/6/8。 | ||||
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ワシントン・ポーシリーズで絶大な人気を博しているM・W・クレイブン氏が手掛ける初のアクション巨編の登場です。 エリート部隊出身のケーニグ。 姿を消していた彼に突然降りかかってくる依頼に応え、とある街に赴くが、そこには巨大な陰謀が、という話。恐怖という概念を持たない男が巨悪に迫る! ジャック・リーチャーもクレイヴン版とも評されるが、そこは別物。 圧倒的なアクション描写と、苛烈なバイオレンスが炸裂する一大アクション巨編となっています。 ボリューム満点で上下巻に分かれておらず、値段もお手頃。 ワシントン・ポーシリーズの作者の本がつまらないわけがありません。 次回作「Nobody Hero」も是非翻訳して欲しい。 ワシントン・ポーシリーズの次回作「ボタニスト」は、「ボタニストの殺人」の名前で8月21日に刊行されます。初の上下巻になりますが。 個人的には、エイドリアン・マッキンティの「The Detective Up Late」の7作目の翻訳を渇望しています。 | ||||
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