侵蝕列車



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    初公開日(参考)2025年10月
    分類

    長編小説

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    侵蝕列車 (ハヤカワ文庫SF)

    2025年10月07日 侵蝕列車 (ハヤカワ文庫SF)

    1899年、北京発モスクワ行きの列車に乗りこんだ偽名の女マリヤ。異形の〈荒れ地〉と化したシベリアで列車に謎の少女が現れるが!?(「BOOK」データベースより)




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    侵蝕列車の総合評価:8.67/10点レビュー 3件。-ランク


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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.3:
    (3pt)

    描写がファンタジーで生々しいが、時代とはそういうものなのかも

    シベリア鉄道が走り始めた頃って、西洋の人が考える未開の地に対する妄想はこんなものだったのかもしれない、と考えさせられます。未知なものへの猜疑心、妄想、畏怖。それが自然や異国だったら尚更。

    無論、この小説はファンタジー。でもその描写が実に緻密で、本当に生物たちが蠢いている、それに恐れ、気を紛らわし、あるいは保身に走る、などいろんな立場の人間の思惑が絡む。

    深く読み進めるのにはしんどいかもしれません。
    侵蝕列車 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:侵蝕列車 (ハヤカワ文庫SF)より
    4150124949
    No.2:
    (5pt)

    ゆっくりページをめくりたくなる

    だいたいどんな物語も「なぜ面白いのか?」はメタ視点分析出来る。

    けど、この小説はなんで面白いのかがさっぱり分析できない。ただ面白いとしか言いようがない。

    ワクワクとページをめくる手が止まらないというよりは、いつまでもこの物語の世界に浸っていたいとワザと読書スピードを落として読む。そんな面白さだ。

    物語のほうは読み手の心理を無視し列車はガッシュガッシュと突き進む。

    これは時の流れのメタファにも取れるし、止まらない何かに思える。

    ブラックジャックの最終話もたしか人生という名のSLとかだったはず。黒男の人生を変えた主要な人物とSLに乗り合わすという夢落ちの話だ。

    なぜか人は人生を列車に例えるのが好きらしい。

    まあいろんな人物が交差する駅と列車。同じ列車に偶然乗り合わせる不思議。そう考えたらたしかに縮図ではある。

    で、この構図が壊されていく。俺たちの列車は止められないないぜーと検問から壁をぶち破り走り続ける。

    いやたしかにそうなんだが、それだけが面白いわけでもないだろう。この本の表紙の点描画のように打つ点一つひとつが集まった結果なのだ。

    いやいや、ちょっと待てよ。ならばホンモノの人生においてもそうではあるまいか?
    オモロイやつがオモロイ人生をおくれているのではなくー。

    どうやらこの本は読後もなかなか降ろしてくれないのだった。
    侵蝕列車 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:侵蝕列車 (ハヤカワ文庫SF)より
    4150124949
    No.1:
    (5pt)

    驚異の長距離列車旅行へ出かけよう

    物語の舞台は1899年、北京からモスクワへ2週間以上かけて向かうシベリア横断列車です。
    ただ、この列車が通るシベリア大平原は、19世紀初めに「変化」という奇妙な地形と生物の変容現象が確認され、両国側にその侵蝕を防ぐための壁が築かれた〈荒れ地〉と呼ばれる危険な場所となっています。
    偽名を使って乗り込んだマリヤ、博物学者グレイ、この列車で生まれ育った乗務員の少女ウェイウェイの三者視点から、じっくりとこの世界と個性的な登場人物たち、そして今回の横断が孕む不穏さが描き出されていく素晴らしいSF長編でした。
    解説でも名前が上げられているストルガツキーの『ストーカー』や『全滅領域』などを彷彿とさせる設定ですが、この作品ではそれ自体が大きな存在感を持っている長距離列車という設定が独自の魅力を放っています。
    ちなみに大きなネタバレがあるわけではないですが、他に上げられている作品名から予想がつく展開があったり、一部設定の説明などがされているので、解説は先に読まず、列車に乗り込んで身を任せていくという読み方を個人的にはオススメします。
    侵蝕列車 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:侵蝕列車 (ハヤカワ文庫SF)より
    4150124949



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