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極楽に至る忌門



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【この小説が収録されている参考書籍】
極楽に至る忌門 (角川ホラー文庫)

極楽に至る忌門の評価: 3.60/5点 レビュー 15件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(5pt)

良かった

良かった
極楽に至る忌門 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:極楽に至る忌門 (角川ホラー文庫)より
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No.14:
(5pt)

怖い

ジジイとか得をしてきた世代許せない
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No.13:
(1pt)

とっ散らかり過ぎ、未熟過ぎ

坂東眞砂子さんのような四国の土俗的な怖い話を頑張って書こうとしたけれど、致命的に腕がなくて大失敗に終わった作品という感じ。

とにかく構成力の無さというか、リアルな描写やわかりやすい説明がなく、登場人物の感情だけを外側から一方的に書き散らしている印象。突然、謎の登場人物が現れたり消えたり。その繰り返しで意味不明。これが致命的。序盤はともかく、すぐに強引な展開に辟易。様々な珍事を次々に展開するけれど「どうしてそうなった」「結局それは何だったのか」がない。プロの物書きとは思えない酷いプロット。

人物の掘り下げが全く出来ておらず、登場人物も怪異も何もかも取って付けたような出来事ばかりで、読み手は困惑するばかり。
ぺらぺらの薄い人物像が、勝手に怒ったり取り乱したり。だから感情移入どころか、まず「はぁ?」という気持ちにさせられてばかり。

怪異や正体についても、結局作者自身が理解できていないし、突発的に謎の現象を思いつくまま書き散らかし、ツギハギの展開となんとか匂わせで頑張って引っ張ってみたものの、結局は読者の想像力に丸投げして乱暴に終わらせた感じ。
風呂敷を広げたものの、もう自分でもどうにもできなくなったのではないかと。
正直、こんなにだらしないホラー作品も、そんなに無いと思ったくらい酷い内容。
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No.12:
(3pt)

表現がわかりにくかったな

なんかところどころ、これはどういう場面なのか分かりづらいところがありました。
全体的に怖さの描写が夢の中の出来事みたいなあいまいな感じなので、え、これは現実で起こっているの?
それとも夢オチ?と思わせる感じでした。またナリキヨさんが登場しますがイケメンとだけ記載があり、どういう風貌なのか見た目とかその詳細が書いていないので、どんなイケメンなのか想像しづらかったです。なので勝手に長髪で後ろに髪を束ねた人物で想像して読んでいました。ちなみに漫画版だと同じような髪形の人物で描かれてるみたいです。どうやらシリーズを通して出てくる人物らしいので、作者は当たり前に見た目はこんな感じだと分かっているから描写をしなかったのかなと思いました。
お気に入りの点は、津守さんが憐れすぎて逆に好きだなあと思ったことです。25~6歳くらいと書いてあったと思いますが、言動を見ても、どう考えても40前後だろという感じ。またエレカシの宮本さんで想像して読んでいたので、憐れな感じがよく似合っており、報われない感じが良かったです。
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No.11:
(5pt)

愚かな人間の性

人間は、悲しくて愚かな存在でもあるんだと、認識させてくれた作品。
面白く、夢中で読んでしまいました。
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No.10:
(5pt)

なかなかよき

物部さんが活躍する作る話は大抵怪異がめちゃこわなので(ほねがらみとか)ポチッとKindleで購入。

いやはや怖かった。
芦花公園さんの他作品はキリスト教をモチーフにしたお話も多く、個人的にそっち系はしっくりこないのですが、今回は日本の田舎の土着信仰系ホラーだったのでどハマリしました。

人間というか悪しき文化やしきたりが、どんどん 怪異を強力で悪いものにしているっていう仕組みが好きです。

スゴロクの話や、小さい人形劇のあたりは、なんだかネット掲示板にありそうな雰囲気でして、読後つい洒落怖掲示板に訪問してしまいました。
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No.9:
(2pt)

矢継ぎ早に紡がれる物語をスピーディと取るか、未熟と取るか。

タイトルにも書いたが、物語の進行が早く、私がホラー小説に求める情景描写はかなり薄味。
最低限……よりも少ない情報量で次々にシーンが進行し、霊能力者が出てきては、
「ここはもうだめだ、早く出ていけ」の一辺倒な展開が続く。
これを「スピーディだ」と取るか「情報量不足だ」と取るかで評価が変わってくるだろう。

※ある程度ネタバレするので、気にする方は読まないほうが吉。

まず、私個人の感想になるが「必要なことすら省いてしまった未熟な文章」と評価する。
主人公が見た景色、聞いた音、嗅いだ臭いなどはあまり描かれておらず、
極端に表現するなら、進行に必要な場面描写だけを箇条書きにしたのではないか
と思えるような文章で全編が進行する。
そのため登場人物の心理描写も追いついておらず、
動機と行動が結びついていないような不自然さすら感じる。
(例えば、友人の祖母に突拍子もない質問をされる → ごまかすために他人の家の電話に出る(?) → 電話の相手が唐突にわらべ歌を歌い出したのでブチギレ(??) → これだから田舎者は!(???)……のような流れ)
一方で、怒りや不快感といったマイナスの感情だけは頻繁に描かれており、読んでいてやや不快。
その感情もやや動機づけが甘く、事ある度に登場人物がイライラしたり敵愾心を宿したりしている印象だ。

次に、物語が盛り上がって来ると登場する霊能力者(拝み屋)が揃いも揃って説明下手かつ無能。
各章の主人公がまずい状況になると「ここはもうだめだから早く出てけ、説明?そんなもんする必要ない」という会話をやたら引っ張っては消えていく(そして失敗する)。
正直言って同じ展開を何度もやられるとバカバカしくなってくるし、情報開示がなされないまま引っ張られる会話劇はうんざりしてくる。
天丼はお笑いだから許されるパターンなのだ。
一方で、終章に登場する拝み屋は前の章とは人が変わったかのように説明セリフが続き、
しかし、種明かしというには絶妙に核心に迫らず「もうどうにもならないから拝みましょ」で畳みかけようとしており、「最強の拝み屋」というわりに結局手を合わせる以外に何もしていない。
これでは最強(笑)である。

そして、方言をやたらに使う拝み屋のセリフパートがとにかく読みにくい!
田舎だから土着の言葉を使ってリアリティを出したいという気分はわかるのだが、
読み物として読むにしては目が滑り、また、言っていることは上記の「もうどうにもならない、出ていけ」の繰り返しなので、外見だけ方言で彩って中身は無いに等しい。

一方でやたらに段落や短い会話が多く、頁に空白が目立つ。
気が付くと終盤に至るため、体感のページ数は数値の2/3程度と言って差し支えない。
サラサラ読めて気持ちいいと感じるか、なんか薄っぺらいなと感じるかは個人に因るだろう。

総括すると、書くべきことを書かず、マイナスの感情や同じセリフを繰り返すだけという印象だ。
「私でも読み切れた!」という達成感を得るにはいいかもしれないが、
ホラー独特の仄暗い空気感や、読了後の気持ち悪さなどを味わいたいという方にはお勧めできない。

最悪と評するには手ぬるい内容なので☆2つ。
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No.8:
(3pt)

最後のほうまで話が見えず、読後感は最悪でした。

「頷き仏」「泣き仏」「笑い仏」「外れ仏」の四つの章からなる長篇ホラー。
タイトルは、〝ごくらくにいたるいみもん〟と読みます。

話の全容が見えてきたんは、「笑い仏」の途中くらいからで、作品の三分の二を占める「頷き仏」「泣き仏」のくだりは、秘密の隠し事がひたひたと進んでいってるって、すごくもどかしい感じ。頭の中に?(はてなマーク)を並べながら、「話が見えねぇよお。キイッ」てなりながら、頁をめくってました。

にしても、怪異譚の肝(きも)となるものに対して、むちゃくちゃ腹立たしい気持ちになりました。序盤から、なんかイヤ~な空気が話に立ち込めてるなあと感じながら読んでいったんだけど、最後の章まできて、「えーい。あの、こな、腐れ外道(くされげどう)め!」て、爆発しそうになりましたよ。

相当に不愉快な読後感だったのと、途中まで話が見えずにイラつきながら頁をめくっていったのがたたって、辛(から)い評価となりました。
まあ、でも、インパクトのあるホラーではあります。
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No.7:
(4pt)

あれの意味は?がポツポツと浮かぶ読後

この作者の作品を初めて読みました。文章のリズムやキャラクターのノリが合わないと読み進められない人間なのですが、1日で読破することができました。
ひたすら登場人物が悪い方悪い方へと進んでいきます。ほぼ全員が言われたことを守らない、話を聞かない、詳細を話さないので、「助かるかも」と少しも思うことなくバッドエンドを迎えます。

しかし、テンポよく話が進むあまりアレって結局なんだったの?と思うことがありました。

例えば、平成15年頃に村八分をしたり葬式であんな騒ぎがあったのに令和のあの一族があの村出身にしては超常的なことに対して無知過ぎたり、過去に何が起きたのかを特に説明もなく唐突に夢やスゴロク、人形劇で済まされて戸惑いました。

とはいえ、面白く読めたので他の作品も読んでみたいと思います。
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No.6:
(3pt)

なんだかもやっと?すっきり?

作者の作品は2つを除いて読んでいます。

読んでいる最中は、良い感じで気持ちが悪くなる文章で良かったです。
あと物語の舞台のおかげか、情景がイメージしやすい書き方でした。好きなキャラもやっぱり出てきて満足。のはずなんですが、、、、
読了後はなんだかもやっと。終わり方は、どんな作品でも100%満足なんてことは中々ないので、そこでもやっとしたわけではなく、作家さんの特徴と思っている 嫌な気持ちになる表現 が最後に不足していた感じでした。
作品ごとに、どんどん良い文章が増えているのですが、もう少し気持ち悪さが最後にもほしかったです。

なんだかんだ言いましたが、面白い作品でした。応援しています。
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No.5:
(1pt)

うーん、、、微妙

自分には合いませんでした。わかりにくい内容、表現が多かったです。
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No.4:
(5pt)

何度も読んで楽しめる怖さ

一回読んで、内容を理解してまた読み直すと、二重に面白いです。もちろん一回目の怖さよりもまして怖くなりました。
時系列順でないので、読み解きながら読み進みました。怖さの理解度が深まるほどに嫌な感じがますます強くなっていきます。

斉清さんが出てくるのは最後の方ですが、それまでに登場するキャラクターが立っていて、魅力的です。斉清さん推しのかたも、多分、頷き仏で登場する霊能力者が好きになる気がします。

本当にこの不穏な村はどういう村なのか分かれば分かるほど胸くそでした。
途中、童唄が出てきますが効果的に使われていて、こんな唄が聞こえてきたら怖い!と思わずにはいられませんでした。
作中に出てくる存在も、芦花公園先生のオリジナリティが生かされてて、なんとも厭な気持ちになります。
とても厭な気分になる(褒め言葉)作品です! すごく面白いです。
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No.3:
(4pt)

シリーズ化希望

人間の怖いし怪異も怖い。ついでに昔懐かしい洒落怖的雰囲気もあるホラー小説。芦花先生の作品は何冊か読んでいますが、斉清さんのキャラが好きなので出てきてくれて嬉しかったです。こういう感じの斉清さんがちょこっとだけ出るシリーズこれからも書いてくれないかなぁと思いました。
ただ、一つ気になる点が。
素人意見で恐縮ですが、怪異の質がやや悪魔的かな、と。日本の妖怪は基本的に「化かす」ことをメインにしている存在だと私は認識していますが、この作品に出てくる怪異は「化かす」を超えて人を堕落させるようなことをします。もちろん「化かす」ということは「だます」ということでもあり、日本の怪異にも自身の存在を偽って扉を開けさせたりする話しはありますが、それはあくまで「だました」結果であり、人を堕落させる意図はないように思います。
一方でこの作品登場する怪異は「だまし」登場人物を特定の行動に奔らせ、その人物の思考を変質させ、自身の存在をより強固なものにするような方向に持っていくので、これは西洋の悪魔的な考え方なのではないか?と思いました。そこだけがちょっと気になりました。
とはいえ色々あって怪異はこんな形になった〜みたいな説明もあるので、そこまで気にするポイントではないのだろうと思います。
あれこれ書きましたが、内容的には大変面白く、こういうホラーいいよね…って感じなのでオススメです。芦花先生のこれからの活躍も大変楽しみにしております。
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No.2:
(3pt)

母親の日記が一番エグくて怖い

美和の母親の日記が一番エグくて怖くて他の怪異描写やホラー演出が霞む。

初っ端の感想、澤村伊智に作風寄ってきた?因習村の書き方も含め、各種ハラスメントやジェンダーバイアスの描写に厭~な親和性を感じる。

いずれの話も短編でラストが尻切れトンボなのが消化不良。一番それを感じたのは「頷き仏」。結局何がどうなったんだってばよ!?
津守の言うこと聞かなかった隼人がろくでもない末路辿ったのはわかるが……本当に善意と善意から始まったと思ってるなら救い難いなコイツ……。

平成→昭和→令和と時系列が錯綜しており、それが人物相関図の複雑さや筋立ての混乱ぶりに拍車をかけている。しかも作中で一切説明されない、考えるな感じろのスタンス。

タケの母親と同じ場所に黒子があった真理子は母親の生まれ変わり?
「淵」さんは川の近くのガキ大将の家→優斗んち?
名前が一字共通だけど、美琴は美和の娘?てかあれから美和はどうなった?
「頷き仏」の津守日立の生死は?

などの疑問点は全スルーなので読者が勝手に補完するしかない。個人的には「頷き仏」の津守は良キャラなので生きててほしいが、描写からして死んでるかな……世襲の名前なら代替わりしてるだろうし、「頷き仏」「泣き仏」で描写も食い違ってる。

「頷き仏」はループ物で、妹を殺したのは時空を飛び越えた隼人自身って解釈で合ってるのか?それとも幻覚?
収録作の中では「泣き仏」が一番引き込まれたのだが……美和の母親の日記のインパクトがでかすぎて、それ以降のホラー描写を完全に食ってしまってた。

そのインパクトのでかさも「怖い」っていうより胸糞方面のエグさで、いちいち娘への当て擦りを付け足す文末に「テメエが産んだんだろ!!」と半ギレしながら読んでた。

本作に関し人物描写が一貫してない、心理描写がブレてると苦言を呈してるレビューを見かけた。「赤ん坊に罪はない」と決めて産んだ母親が粘着質な日記付けてたり、「笑い仏」で早晩ボロ出した爺さんの言うことに親族がすんなり従ってたり、首を傾げる箇所は確かに多い。前者は「産めば愛せる」と信じたの?この小説の良心は重行だけ?
また、美和の上司が「股ぐら使って」と言いかけていたが、あれは取引先に枕したってことでいいの?ただのセクハラ発言?読者の想像に委ねるスタイルだとしても、もう少しわかりやすい補足が欲しい所。

とにかく美和の母親の身勝手さにムカツイてムカツいて、その後てんじ様がハッスルしたり成り立ちが暴かれても、「そうなんだ……(日記の方がエグかったな……)」の雑念が紛れこんで、あんまり怖くなくなってしまった。

おそらくは「笑い仏」のこぼとけのシーンがクライマックスなんだが、偽物部が肩を叩くと同時にシュポッ!シュッポ!と消えてく絵面はシュールというかギャグ紙一重というか、頭の中で思い描いてちょっと笑ってしまった。ホラー小説でこんなタイトル回収ってアリなんか。

今回は物部氏が見殺しにする形で子供が犠牲になってるだけに、後味は悪い。車椅子の人間にあれ以上どうしようもないので、そこを責めるのは酷だとわかっているが。

芦花公園の著作、および昨今のホラー小説は、怪異の起源となる女子供を惨たらしく嬲り殺す描写が頻出する。本筋とは無関係に子供が(性的)被害を受けるエピソードも多く、こうも回数が嵩んでくると、露悪と紙一重の繰り返しにうんざり。

隼人の妹が変質者に誘拐・殺害される話必要だったか?
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No.1:
(5pt)

シンプルな怖さ

面白かったです
創作の幅広さに感心
こんなものも書けるんだなという感じ
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