■スポンサードリンク
薔薇の殺意
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
薔薇の殺意の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
帰宅した夫が、妻がいないのを不審に思い警察に届けるが・・・というお話。 記念すべきウェクスフォードシリーズ第1作という事で、レンデルの初期作はいかがなものか、という視点で読みましたが、割とよく出来た推理小説でした。 ただ、この後開花する異常心理に根差したサイコスリラーとは趣きが違うし、密度もそれほどではないという事で、後の才能の片りんを見た、とか後出しじゃんけんみたいな事は言えないかもとも思いました。発表されたのが64年という事で、大分時間が経っており、仕方ない部分もありますが。 それでも読んでいる間は楽しかったし、カタルシスもあるので、今読んでも結構面白いかもとも思いました。 記念すべきウェクスフォードシリーズ第1作。機会があったら是非。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ルースレンデルの小説の中では、処女作の、これが一番好きなのです。昔、ルースレンデルのミステリはいっぱい出版されていて、母が買ってきては、一緒に、夢中になって読んでました。だんだんに、後味が悪い結末の小説が多くなって行ったのですが、それでも、読んでいました。この、薔薇の殺意は、ミステリとも読めるし、上質な、イギリス小説としても、私には、読めました。ぜひ、読んでみて下さい。女性の方におすすめしたいです。読み終わった後に、繊細な感覚が残るのです。小さな失恋が、何年かして、悲劇になるのです。表紙も、素敵です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
英国ミステリの巨匠ルース・レンデルのデビュー作にして、ウェクスフォード警部シリーズの第一作。 地味で真面目な家庭の主婦が失踪し、やがて他殺死体が発見される事件が発生。ウェクスフォード以下、部下の面々は足を使った捜査を繰り広げる。 著者の作品は繊細ともいうべき心理描写が特徴的だが、本作品にもその萌芽を見ることができるだろう。一葉の写真から真犯人の懊悩を炙り出してみせるシーンはさすがだが、ミスリードが衝撃を誘うほど効いていないのは残念だ。 本作品のウェクスフォードは推理の冴えというよりマネジメント力が印象に残った。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!