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7月のダークライド
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7月のダークライドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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ピュアで愉快な主人公ハーディ、愛おしいエレノアとサルヴァドール、お願いだからハーディを死なせないで! | ||||
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虐待されているらしい子供たちを目撃するが、行政の対応はままならない。そのため「自分が」立ち向かう決意をする23歳の青年ハ―ドリー。 このような青年がいるか?と疑問をもってしまうが、背景は、亡くなった彼の母親が正義感の塊であったこと、彼が実は現在の自分の生き方に満足しておらず自己実現を果たそうとしたのだろう、と推測する。 ハ―ドリーをとり囲む女性たちは現実的だ。 物語はハ―ドリーの一人称で展開していく。彼の身のまわりのどうでもいい描写が多く、私自身が主人公の考えや行動に共感できず(私も現実的な人間)、さらにはこの訳者の翻訳文が何度も気に障り(主人公の考えのなかの疑問符のつく文章の語尾)、ちょっと冷めた気分で読んでいた。 しかし終盤の怒涛の展開には惹きつけられ、何とも言えない感慨深いものが読了後に残る。好みかどうかは別として印象的な作品だ。 やや物足りなく感じたのは、虐待する人間がなぜそのようなことをするのか?その心理的背景がもう少し詳しく描かれていればよかったのに、と思う。 わが国でもここ最近、またもや子供が虐待死した事件が複数報じられている。そして今回も児童相談所等は呆れるほど機能不全だ(青森県の事件)。何年も同様の事件が繰り返し起こっているのに行政はほとんど進歩していない。差し迫った現実問題として警察や児童相談所等は真に本腰を入れて対応の変革に取り組むべきだ。 | ||||
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