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存在のすべてを
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存在のすべてをの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全72件 21~40 2/4ページ
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買ってからら、この作品の世界に引き込まれて 一気に読んでしまいました。 何と愛情あふれた、何と不幸な巡り合いでしょうか。 ネタバレになるのは避けたいので 詳しくかけませんが、登場人物がみんな優しいのです。ぜひぜひご一読を。 | ||||
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描写が長い点が気になった。作戦かもしれないが、最後はまんまと裏切ってくれた。今の時代のリズム感覚と違い、昭和の匂いがした、作品だった。 | ||||
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立ち合いは良かったが、段々ミステリーの様相が変わり、中盤〜終盤は陳腐な愛情物語に変容。 最近は読む度に肩透かしを喰らってしまう。硬派なミステリーが読みたいのですが...。 | ||||
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凄く考える。作品。是非読んでください | ||||
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グリコ・森永事件を描いた「罪の声」も映画化されるほどの傑作でしたが、同じ著者による本作はさらに傑出した出来です。魂を揺さぶられ、最後にわし掴みされた感じ。ラスト50頁は文字通り号泣。家族が寝静まった後、夜中の1時に読み終えて、しばらく放心状態でした。 前半は二児同時誘拐というミステリーです。(元)刑事と(元)記者が事件を追う、という展開は他の作品に比べてそれほど異質というわけでもありません。後半はそれがベースとなって、全くテイストの異なるヒューマンなお話に。本作はこの切り替えが見事です。 読後の感想を一言で言えば、自分自身が亮やその他の登場人物たちと共に芳醇な人生を生きた感じ。それ以外、私などの文章力ではとても相応しいレビューが書けません。是非多くの人に読んで貰いたい大傑作です。映画化はもちろんあるでしょう。配役を考えるのも今から楽しい! 絶対観に行きます。 | ||||
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何本もの線が複雑に絡み合う話を整然と組み立てられており、ぐいぐいと引き込まれてしまいました。最後も私には、とても好ましいもので 幸せな気分になりました。 | ||||
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新聞記者が、未解決誘拐事件の真相を追うという形をとるが、作品の主眼はそこにはない。身勝手な身内が犯罪を犯し、巻き込まれた者たちが最善の生き方を模索する物語だ。 読み終われば、静かな感動に包まれる。だが、途中にガンプラや美術業界の内幕、行き違いのラブストーリーなどが絡まり、中盤で物語のメインストリームを見失いそうになった。くじけずに読み進めてよかった。 | ||||
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とにかく面白かった! | ||||
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各キャラクターがどれも主役級に魅力的で ストーリーも無駄な物がない。 全てが意味を持つ。 存在を描く。 やり過ぎ感もあったが 最高でした。 | ||||
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序盤はよくある誘拐事件、メディア、警察関連ものかなと思ったらとんでもなかったです。登場人物すべてのバックグラウンドが詳細に描かれていて、特に後半はそれぞれの登場人物の「思い」に圧倒されました。 人として正しいことをしている時でも、人はこんなにも恐怖に晒されて苦しむものかと胸が苦しくなりました。 普通に生活していたら想像もできない、家庭や業界の近況の一部を見せてもらったような感覚です。 | ||||
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ようやく読み終えました。 登場人物の多さと、時系列も行ったり来たり、視点もコロコロ変わるので読むのに苦労しました!笑 この作品はまとまった時間を確保して一気に読むのが良さそう 家族とは? 正義って? 裁けない罪 いろんな感情を抱えながら読んだ本。 リョウは今幸せなのかな? あの人はどうなったの? たくさんの疑問も残り、読後もこの物語が抜け出すことができない 一方、この本を読んで 見えていること、世間から見た正義が本当に正義なのかという大きな気付きを与えられたからこそ、実母、野元も表面的には悪と表現されているが何かしらの事情があったのかな。この2人も救われて欲しいと思ってしまった。 たぶん、読むタイミングのせいか感動より違う感情に支配されている気がする。 もう少し元気な時に再読したいなと思う1冊だった。 | ||||
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この本は、深い哲学的洞察と情感豊かな文体で、人間存在の核心に迫る卓越した作品です。この本は、個々の感情、関係性、そして宇宙との繋がりを探求することにより、読者に自己認識の旅を提供します。著者は、独自の視点から日常生活のさまざまな瞬間を捉え、それらがどのようにして私たちの存在感とアイデンティティを形成するかを見事に描写しています。 本書の魅力は、複雑な感情や思考を細やかに言葉にする能力にあります。著者は、愛、喪失、喜び、そして悲しみといった普遍的な感情を通じて、読者自身の内面と向き合うきっかけを作り出します。また、人と人との関係のもつれや解決を通じて、人間関係の微妙な力学を巧みに描き出しており、その洞察には深い共感を覚えます。 さらに、本書は自然との一体感や宇宙的な視点をもって、私たちの生の意味を問い直します。こうした広がりあるテーマの扱いは、読者に新たな視界を開かせると同時に、存在の奥深さを感じさせるものです。物語の中で織り交ぜられる詩的な表現は、感情の深みを増すとともに、思索的な読書体験を約束します。 『存在のすべてを』は、人生の様々な局面における深い感慨や学びを提供し、それぞれの経験がどのように全体の存在に貢献するのかを照らし出します。この本は、自己の内部に眠る深い部分に光を当て、それによって読者が自己理解を深め、より充実した生を送るための洞察を提供します。 そのため、『存在のすべてを』は単なる読書を超えて、自己と世界との関わり方を考えさせる一冊となるでしょう。 | ||||
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安い早い、面白かった。トレンド3月 | ||||
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読み応えが有り、久々に泣けました。良かった | ||||
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質感なき時代に「実」を見つめた、写実画家(たち)の物語。 神奈川で起きる二児の誘拐事件。未解決のまま時は経ち、3年後に誘拐児童の突然の帰宅。 この事件は何だったのか。 時効成立後、当時事件を追った者たちの執念が、多層的な事件の核心に迫る——それは。 油絵を丁寧に精密に塗り重ねたような筆致で、独自のストーリを紡ぎ出した傑作小説でした。 クライマックスが近づくにつれて、物語が終わってしまう心寂しさを味わい、 余韻広がり、それをまた慈しんだ読後。 | ||||
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ミステリーでもクライムノベルでも警察小説でもない。 現代美術(絵画)の世界を批判的に描いているが、それが主軸ではない。 芸術論は少しあるけど、基本的に人情噺です。 長すぎる。細かすぎる。無駄な一文も散見。 事件を追う定年近い記者の視点に絞って 書いた方が良かったような気がします。 最後もまとめすぎて、返って白けてしまう。 | ||||
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筆者と同じ40代ということもあり、同世代の作家の作品を読みますが塩田氏は傑出の存在であると改めて感じました。ここまで複雑技巧かつ精緻に物語を紡げる作家は上の世代の現役作家を見渡しても少ないように思います。内容についてはネタバレにもなりかねないので言及しませんが、本作で言及している小説についてタイトルは知っていましたが無性に読んでみたくなりました。 -1点をつけたのは登場人物が多く、かつ時間軸が何度も前後するため一定程度の読む根気が求められるためです。冒頭に登場人物説明などあれば、より理解しやすいと思います。 いずれにせよ本作は傑作のひとつ(塩田氏の作品は多くが一読に値すると思います)なので手に取ることをお勧めしたいです。 | ||||
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作者の筆力に圧倒された。 途中でなかなかやめられず、つい一気読みした。 こうなったら良いのに、というラストに幾分甘さもあるかも知れない。 しかしながら、そうは言っても、作者にノせられてラストまで連れてこられたのも確かである。意地悪な言い方をすれば、小説とはしょせんフィクションであり、絵空事である。 でも、なぜ思わず作者にノセられてしまうのか。 それは、いかにも現実にありそうなストーリー展開と、現実にいそうな登場人物だからである。 門田は最後に記事を書いたのだろうか、あるいは書かなかったのだろうか….。 本屋大賞にノミネートされたのもうなずける。 書店員さんたちが、「思わず、最後まで読んでしまったでしょう?」と勝ち誇っている様子が見えるようである。 | ||||
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1991年12月、神奈川県の厚木と横浜という少し離れた場所で、無関係と思われる二人の子どもが同時に誘拐される。しかしそんな偶然があるはずがなく、包囲網を手薄にさせるための、同一犯による組織的な犯行だろうと警察は見立てる。そして身代金の多寡や被害者家族(マルK)の懐事情から、厚木の事件はおとりに過ぎず、横浜の方が本命だろうと目星をつける。事実脅迫電話がかかってきた横浜の祖父母の家は山手町の豪邸であり、案の定厚木の被害男児はほどなく身柄を確保される。30年前の元町周辺で繰り広げられる犯人と警察の攻防は手に汗握る迫力であり、描写も著者が綿密な調査を行なったであろうことがうかがえる精確さである。身代金の受け渡し場所である港の見える丘公園で、あろうことか警察は犯人らしき人物を取り逃がし、身代金はそれを発見した一般人が警察に届けるという何とも肩透かしの形でこの事件はいったん幕を閉じる。犯人は何者で目的は何だったのか。被害男児は今どこにいるのか。父母の自堕落な生活ぶりから自作自演の可能性まで疑われる中で、およそ3年後、7歳に成長した男児が祖父母の家に無事帰宅する。一体何があったのか。犯人の目的は。事件の真相は。 横山秀夫の名作『64(ロクヨン)』の読者であれば、オープニングの誘拐事件に既視感を覚えずにはいられないだろう。しかし『64(ロクヨン)』では(二度目の)誘拐事件がエンディングに至るクライマックスに位置するのに対し、本作においては誘拐事件は序章に過ぎない。当時警察担当だった新聞記者門田の目線で語られるその後の調査と、誘拐後に無事帰宅した亮のガールフレンドだった里穂の物語が両輪となって事件の謎を次第にときほぐし、第七章以降で真相が明らかになってゆく。 好き嫌いが分かれる作品だと思う。亮と里穂のロマンスや第七章以降の絵画をめぐる泥沼事情については、正直に言ってあまり興味が持てなかった。ばっさりカットしないまでも、伝聞等の間接的な表現方法で、もう少しあっさりと簡潔にした方がミステリーの完成度は高くなったのではないか。しかし中にはあの部分にこそ惹かれる読者もいるのだろう。ネタバレ部分は短いほどいいというのは勝手な偏見なのかも知れない。映像化されることを意識しているかのような造りで、いずれ映画化もしくはドラマ化されるような気がする。個人的にはジョージ・ウィンストンよりもアンドレ・ギャニオンの方が好きだが、横浜が舞台(の一つ)というだけでも楽しく読むことのできる作品だった。 | ||||
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「罪の声」を読んで、それから塩田さんの本を 他にも読んで好きな作家さんになりました。 この本は発売されて直ぐに買いましたが 買って読んで本当に良かった! ひさし振りに本を読んで泣きました。 なかなかそんな作家さんはいません。 次回作を楽しみにしてます。 | ||||
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