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皆勤の徒
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皆勤の徒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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これが世界水準か。なかなか手強く読み応えあります。決っして途中で投げ出してはいけません。世界は完結しない。 | ||||
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これはブルータルSFだ。 小林泰三やグレッグ・イーガンのハードSFと言われる作品あたりで「あー、しんどいなー」と思ってしまう自分が手を出していい本ではなかった。 話に入ろうとするも、説明のない造語の連続と硬質な文体の波に阻まれ、弾き出されてしまう。 大森望が巻末で詳細な解説をしているが、本編よりは遙かに理解できるものの解説の解説が欲しいと思ってしまった。 自分の稚拙な読解力ではこの世界に入り込むのは不可能なようだ。 しかし、表題作は創元SF短編賞を受賞しているし、何より本書のソフトカバー版は2013年の読者投票で2位に大差をつけ、圧倒的な1位として選出されている。 と言うことは、この作品はSFに造詣が深い方が読めば本当に面白いSF作品なのだろう。 あと、表紙の通り異様で禍々しいイメージが充満しているので、話はともかくそれだけで楽しめるというグロ・気味の悪い物好きの方にもいいと思います。 自分には合わなかったが、「もっとハードなSFを!!もっとハードなSFを!!」と求めるSFジャンキーにはうってつけの作品だと思います。きっと。 | ||||
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解説で引用されている作者の言葉に「SFではあたりまえの用語やお約束が、読みなれない者にとっては特殊な世界のものに感じられてしまう。そういう壁を取り払って、SFと意識させないままに、SFの面白さを伝えることができないだろうか。」とあるのだが、この短編中編連作は、解説を担当しているSF評論家の大森望が、元ネタになっている先行作品を紹介しながら、この短編集の裏設定を解凍していかないと、何がなんだかわからない小説群になってしまっている。要は、作者の意図とは裏腹に、二度手間的な小説群になっていしまっていると思う。SF評論家が、この世界観とこの用語は、グレッグ・イーガンの『ディアスポラ』のこれに当たるよ、だとか、作者が好きなSF小説はこれらだよ、と元ネタを紹介してもらわないとこの小説自体がわからないのだ。そこで初めてSFによくある設定を神道的な用語でデコレートしたんだなってことが理解できる。読む順番は大森氏の解説(特にp391~395)を先に読んで、短い断章にパッと目を通して、逆から中編短編を読んでいくのが良いと思う。 | ||||
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