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風神雷神
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風神雷神の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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かの有名な風神雷神図を描いた俵屋宗達は、長らくの間「謎の絵師」とされてきたらしい。 そもそも宗達は扇の絵付け職人で、いわゆる「絵画」を描くことで職を得ていた絵師とは違うのだとか。 その宗達が、なぜ国宝にも指定される風神雷神図を描くまでの絵師になったのか――。 ミステリー作家の筆致で、「謎の絵師」宗達の一生が丁寧に紐解かれる。 とは言っても、堅苦しいものではなく、中身は大変読みやすい歴史小説である。 読後感の良さは本作家の作品の中でも随一といえる。 ついつい絵に没頭してしまう宗達の人柄がなんだか可愛らしく、読み終わる頃には「謎の絵師」であった宗達のことが、きっと好きになっているはずだ。 ちなみに、本書には京博で行われている国宝展の割引券がついている。 国宝展で宗達の作品に触れた人には、是非手にとって欲しいと思う。宗達の作品のひとつひとつのバックグラウンドが描かれているため、より作品への理解が深まるであろう。 | ||||
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上下巻、楽しみに買ったけど、話が進んでいっても、ぜんぜん物語が収斂していかない。へんな説明がダラダラ入ったり。でも最後の淋しさの残る終わり方は悪くなかった。図書館本でよかったな。 | ||||
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風神の表紙ですが雷の章、下巻です。 宗達がみつと結婚し京都一の扇屋である俵屋を継ぐところからはじまります。 ハイライトは血天井で有名な養源院の板戸絵製作、そして老いて没した後、仕事場から風神雷神屏風が発見されるまでの物語です。 この本の素晴らしいところは、作品が依頼される経緯から、依頼主の少なからぬ無理難題に宗達が苦心し、そして天才ぶりが遺憾無く発揮される技法など、読者が製作現場に居合わせているような臨場感で書かれていることです。図録は付属していないので、別に用意して読むと一層作品への理解が深まります。 何かと謎が多いとされる宗達ですが、出雲阿国とのエピソードはちょっと過剰では。妻のみつと二人の娘、そして狩野派の娘であるさえとのエピソードだけで、十分宗達の人間らしさが描かれていると思います。 | ||||
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