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異常【アノマリー】



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【この小説が収録されている参考書籍】
異常【アノマリー】

異常【アノマリー】の評価: 3.70/5点 レビュー 57件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.70pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(2pt)

え、分からない

表紙から日常を徐々に侵食していく異常みたいな感じをイメージして読み始めたがどうやら違う。感想や煽り文句を見て何か意表をつく展開や結末が待っているのかと思ったらそういうものでもないらしい。SFなところなのか、コメディタッチなところなのか、哲学的なところなのか、個々の人間を描いたところなのか、どこを楽しめば良いのか分からず、結果どれもそんなに楽しくなかった。
異常【アノマリー】Amazon書評・レビュー:異常【アノマリー】より
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No.9:
(2pt)

異常というタイトルにしては平凡

物語の最終盤に「ああ、どう考えても十一人はすでに多い」とメタ的なセルフツッコミがされているのだけれど、「そ れ な !」と渾身の同意をしてしまった。
うーーーん、評判がよかったので読んでみたけれど、あんましノリきれず。群像劇ってのは、一つの出来事や事件に係わる大勢の人々の、人間模様が生み出すダイナミクスこそ魅力だと思うのだけれど、そういうのは生まれてなくて、ただただ「とにかく人が多い」という上京してきたイナカモンみたいな感想で終わってしまった……。
一応中盤で大事件が起こるのだが、その後の展開と11人の顛末は「まあそうなるやろな」という予想の範疇を出なかったし。
というか、この作中の大事件である「○○者が現れる」っていうのも、正直よくあるアイデアなのだ。ドラえもんとかクレしんとかぬ~べ~etcetc……日本のサブカル界隈では頻出といっていい設定で、だから並みの展開では驚けない。こっちは子供の頃に『ひとりぼっちの宇宙戦争』とかで度肝抜かれてるわけですから。
異常というタイトルとは裏腹に、割と平凡なストーリーの集合(ごめん)だったので、たぶん似たような設定の作品群にすぐに埋もれてしまいそうだ。
異常【アノマリー】Amazon書評・レビュー:異常【アノマリー】より
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No.8:
(2pt)

異常なのは誰

前半は作家が抽出したキャラクターたちが、何の?脈絡も主張せずに淡々と進むから、読み手は多少の我慢が強いられる。キャラクターたちが「あるひとつ」の事象で共通していると気づくのは容易いが、後半の社会的なさざなみが荒波に変わる展開は安いSFのようで残念。そして最も失望するのは、2度目の異常が起き、物語が読み手を試すようにブツリと物語を締めてしまうことだ。あるいは、そう思う僕の読解力の欠落。いずれにしても残念。
異常【アノマリー】Amazon書評・レビュー:異常【アノマリー】より
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No.7:
(2pt)

テクニカルで消化不良

嵐に遭って帰還した航空機と全く同じものが数ヶ月後にもう一機帰還し、全乗客が「複製者(ダブル)」となり、同じ人物が2人ずつ存在してしまう。そのうち11人が登場人物。

設定は興味を持て、宇宙は大規模なシミュレーションでは、という仮説もワクワクしますが、全体に今ひとつでした。

まず前半で事件前の11人の生活が描かれるのですが、これが長い。感情移入できる場面」興味を持てる展開が少なく、やっと読み進められるようになると次の人物に移ってしまう。

後半で「複製者」が現れてからはだいぶ面白くなるのですが、一人一人を掘り下げる前に次の人物に移ってしまい、消化不良な印象。

他の文学作品の引用やオマージュが散りばめられているようですが、分からない者にはノイズです。

ラストも「あとは想像にお任せします」という放り投げをして、言葉遊びのテクニックで逃げた印象があり、好みではありません。

書籍を手に取れるなら、前半と後半を少しずつ読んでみて、好みに合うかみてみるのが良いかと思います。

普段は林譲治、小川一水、グレッグ・イーガンなどを好んで読んでいます。
異常【アノマリー】Amazon書評・レビュー:異常【アノマリー】より
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No.6:
(1pt)

藪の中

確かにアイディア自体は面白いし引き込まれたんだけども、全く解決に向かわず群像劇ばっかりやってるから不安になってたら案の定だよ。
色んな話がある中の短編なら、まぁこんな話もあっていいかなとも思えるが、長編小説で結構な値段払って「真相は藪の中」みたいなオチ持ってこられても納得行かない。
キャラクターも今流行の問題を取り扱っただけって気がして全く感情移入できない。
異常【アノマリー】Amazon書評・レビュー:異常【アノマリー】より
4152100796
No.5:
(2pt)

3,000円も払ってこれ?

最初の1/3はダラダラしていて非常に鬱陶しかったが、フランスで最高のなんとか賞を受賞してるというし、なんと言っても3,000円近く払ってるので我慢して読んでいくと中盤から急に緊迫してきて、おお、これはいったいどうなるのかと期待させられる。
ところがそれも一時で、まさかこのまま終わらないだろうと焦りながら先へ先へと飛ばし読みした末、結局何にもないタマネギのような小説だった。
こんなのに最高の賞を贈るフランスという国にガッカリする。
悪いことは言わない、買わない方が良いです。
異常【アノマリー】Amazon書評・レビュー:異常【アノマリー】より
4152100796
No.4:
(1pt)

読む人を選ぶ

読む人を選ぶ本ーーこれが本書への私の最大の褒め言葉です。私には読む資格がなかったのでしょう。読み始めたら止まらない、昔のかっぱえびせんのような本かと思って手に取りましたが、物語に引き込まれることは一度もなく、途中中断すること十数回、やっと読了しました。今年読んだ中でつまらなさ5本の指に入ります。フランスで110万部突破だそうで、社会学的関心からチェックする価値はあると思いますが、人物造型にしてもありきたりでステレオタイプそのままだし、重要な仕掛けについても、航空管制の基礎的な知識にたいして著者が敬意を払っておらず、すんなり受け入れるには抵抗がありました。フローベルからウェルベックに至るまでフランスには素晴らしい文学の伝統があるし、ピエール・ルイス等の言葉遊びの妙は翻訳では全く伝わらないそうですね。本書にも言葉遊びが多用されているとか。そのあたりを想像力で補って読み取り、さまざまな意味の広がりを味わえる読者には佳作なのかもしれません。
異常【アノマリー】Amazon書評・レビュー:異常【アノマリー】より
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No.3:
(1pt)

新品購入も、中古本レベルが届いた

新品買ってこれはないですよ。帯も大事にしたいタイプなので返品したいくらい。これはひどい。検品で気づいたはずですよね?
異常【アノマリー】Amazon書評・レビュー:異常【アノマリー】より
4152100796
No.2:
(1pt)

期待外れでした

私には面白くありませんでした。理由はSFだと誤解して読んだら、SFではなく文学作品で、なおかつ、ストーリーがありきたりで非常に陳腐だと思ったからです。

ある旅客機にある出来事が起こり、その旅客機に乗っていた人たちの出来事の前と後が描かれています。その一瞬の出来事以外にはSF的なことは起こりません。前半は複数の乗客たちのそれぞれ別々の人生(日常)、後半は出来事の後の同じ乗客たちの人生(がどう変わったかという)の話です。
SF的な一瞬の出来事の理由がわかることもないし、そこはストーリーの主要な点でもないので、理由についての仮説が簡単に述べられるだけで、それが起きた理由は何もわかりません。またその仮説自体もSFでは手垢のついたものであり新鮮味もありません。つまり、SFと考えると、楽しめる要素が何もないです。

それでは文学作品としてはどうかと考えると、各乗客の人生はいかにもお話のために作ったような話で、みんな悩みを抱えているけれども、それは恋愛、仕事、病気、家庭など、本人たちにとっては深刻な悩みだけれども文学作品の登場人物としてはあまりにありきたりすぎるものばかりです。そのため、それぞれの人生の描写はスノッブで薄っぺらく、フランス文学のまがいものを読んでいるようで、非常につまらなく感じられます。最後の訳者の解説を読んで、なるほど実験小説や言葉遊びが得意な作家だとわかり、この作品も実験的な作品という意味で評価が高いのだろうと思いました。

私はSF作品を期待して読んだので、陳腐なメロドラマみたいな話の連続にがっかりしましたが、文学作品だと思って読めば面白いのかもしれません。
異常【アノマリー】Amazon書評・レビュー:異常【アノマリー】より
4152100796
No.1:
(1pt)

期待はずれもいいとこ

SFとしても、サスペンスとしても、いまいち。各エピソードも退屈で全く先が気にならない。オチを冒頭に持ってきた方が「いったいなぜ?」と興味をそそられると思う。それで面白くなる訳でもないが…
異常【アノマリー】Amazon書評・レビュー:異常【アノマリー】より
4152100796

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