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1795
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1795の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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『1794』の続編。 前々作、前作のような残虐なシーンは控えめで、比較的穏やかにスローペースで展開していく。 カルデルとエーミルは全く異なるタイプ。決して気が合うわけではなく互いにほとんど単独で行動しているが、肝心なところでは連携を取っている。いずれかが落ち込んだときには相方が引っ張り上げる。 主たる登場人物ほぼ全員が心に傷をもっており、それぞれの思いや考えが丁寧に描かれている。 反面、事件解明の機序の説明はやや不十分に感じた。 にっくき悪党の逃亡中のみじめな生活には爽快感すら覚える。あっさりと殺すとかではなく、長時間にわたってつらい思いをさせるというところはいいと思えた。 ――ただ、ラストは……え?どうして? 今一つ賛同できず。 あれだけ出番があった少年についても尻切れトンボだし。 殺された花嫁の母親への説明は? さらに戻れば『1793』の残虐な館のマダムに対しては?(閉館したとだけ説明があった。何らかの報復を誓っていたはずなのに) 私が受け入れられないだけなのだろうか?読み込みが足りないのだろうか? この作者も心を病んでいるのではないかとさえ思える。 ――それでも途中経過は読み応えがあり大作だったので、この評価とした。 | ||||
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