1793



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1793 (小学館文庫 ナ 1-1)
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初公開日(参考)2022年07月
分類

長編小説

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1793 (小学館文庫 ナ 1-1)

2022年07月06日 1793 (小学館文庫 ナ 1-1)

1793年。フランスでは革命の混乱が続き、その年、王妃マリー・アントワネットが処刑された。スウェーデンにも余波は広がり、前年1792年には国王グスタフ3世が暗殺されている。無意味な戦争と貧困にあえぐ庶民の不満と王制への不信がマグマのように煮えたぎる、混沌のストックホルム。秋のある日、湖で男性の遺体が発見された。遺体の四肢は切り落とされ、眼球と舌と歯が奪われ、美しい金髪だけが残されていた。結核に冒されたインテリ法律家と、戦場帰りの荒くれ風紀取締官が殺人事件の謎を追う――。 2018年スウェーデンベストセラー第2位(PB部門)、「このミステリーがすごい!」2020年海外編第8位。貧しく、汚く、腐敗した18世紀の北の都とその中で正義を貫こうとする者たちを、スウェーデン最古の貴族の末裔が大胆かつ繊細に描く、重厚でスリリングで濃密な、大型北欧歴史ミステリー、待望の文庫化。三部作『1794』『1795』も2022年秋、連続刊行。(「BOOK」データベースより)




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1793の総合評価:7.31/10点レビュー 13件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

グロ過ぎて、マイナス1ポイント

スウェーデンで各種の賞を受賞し大ヒットしたという新人作家のデビュー作。題名通り、1793年のストックホルムを舞台に猟奇殺人事件の謎を解いて行く歴史ミステリーである。
ストックホルムの貧民街で四肢を切断された上に舌や目も切り取られた惨殺死体が発見された。警視総監からの依頼を受けた法律家・ヴィンゲは、死体の発見者でもある引立て屋(同時代の日本で言えば、岡っ引き?)ミッケルの助けを借りて事件捜査に乗り出した。二人は乏しい証拠を頼りに聞き込みを続け、被害者がおぞましい娼館にいたことまでは突き止めたのだが、そこを支配する闇の世界に切り込むことができず、捜査は行き詰まってしまったのだが・・・。
物語は、第一部が事件発生と二人の捜査、第二部が事件前の被害者に関わる関係者の独白、第三部が周辺人物の第二部よりさらに前を描いたサブストーリー、第四部は謎解きという四部構成で、最後には犯人が判明し伏線が回収されてミステリーとして完結する。ただ、犯人探し、謎解きミステリーとしてはさほどレベルが高いとは言えない。それより、当時のストックホルムの風俗を生き生きと甦らせている歴史風俗小説として読み応えがある。描写があまりにもリアル過ぎてグロテスクな場面が多く、潔癖性の人にはオススメできないのだが。本作は三部作の第一作で、本国ではすでに第二作が刊行されているという。
一般受けする作品ではないが、歴史ミステリーファン、残酷なシーンに耐えられる方にはオススメできる。

iisan
927253Y1
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No.12:
(5pt)

過酷な中世北欧の生活

賛否両論ありますが
歴史ミステリー小説として新しい切り口が良かったと思っています。中世ヨーロッパのお話が好きな方は読んでいて、名もなき人々の生活が目に浮かび実体験しているようで新鮮でした。
1793 (小学館文庫 ナ 1-1)Amazon書評・レビュー:1793 (小学館文庫 ナ 1-1)より
4094071628
No.11:
(3pt)

猟奇的でサディスティックな殺人と暴力に必然性はあるか?

スティーグ・ラーソンの『ミレニアム』三部作やヘニング・マンケルの『刑事ヴァランダー』シリーズなど、北欧ミステリーは愛読しているが、この歴史ミステリーは今ひとつだった。
確かに、フランス革命当時のストックホルムの様子はよく調べて再現されているし、革命の波及を恐れる政府の対応もさもありなんと思わせる。
しかし、ミステリーの中心である殺人があまりに猟奇的で嫌悪感を免れないし、それが物語のプロットに必要だったとも思えない。
同様に、売春婦や浮浪者を引っ立てて奴隷労働させるサディスティックな描写もやりすぎ感が強い。
第2部のブリックスの物語と第3部のアンナの物語は最終的には本筋と交錯するのだが、途中までは全く別の主題を扱う物語として展開されていて、本筋の推進力と緊張感を削いでいる。
フランス革命の扱い方も、民衆煽動と恐怖の伝播という側面のみが強調され、それが大団円のオチにつながるのだが、疑問の残る終わり方である。
1793 (小学館文庫 ナ 1-1)Amazon書評・レビュー:1793 (小学館文庫 ナ 1-1)より
4094071628
No.10:
(4pt)

ストックホルムが懐かしくなりました

非常に残酷なシーンがでてきまして、何度もたじろぎました。でも最後まで読み切ったのは、冬のストックホルムの暗さを思い出し、その石畳の情景や教会と王宮横の坂などが現在と変わっていない(もちろん今はとても綺麗ですが、その位置や作りが)と感じ、230年、タイムマシンで戻ったような気持ちになったからです。探偵ものというミステリーというよりも北欧の冬の小説・・として読みました。ミレニアムの舞台とも重なり、スルッセンなどの地名の由来がわかりました。今では新しい環境の街となっているハマンビーがかつてはこんなところだったのかとも・・。また旅をしたくなりました。
1793 (小学館文庫 ナ 1-1)Amazon書評・レビュー:1793 (小学館文庫 ナ 1-1)より
4094071628
No.9:
(4pt)

18世紀末のスウェーデンの実情

北欧小説は以前よりハイレベルだと思っていたが、本書もやはりなかなかのもの。
長編で非常に重くて暗い。18世紀末のスウェーデンは実際こうだったのかと、生々しい描写に絶句する。
よく調べられており、とても興味深く読むことができた。
ストーリー自体も退屈させられることはなく、ページをめくる手は止まらなかった。展開が上手で、各部門で評価されただけの作品であると納得できる。
ただ、難というほどでもないが、遺体のあまりにも残酷な殺害方法や、一旦は死にかけていたヴィンゲがあれほど体力を取り戻すところなど、何か所かは読者の目を引き付けるための過剰な演出だと感じた。
反面、紡績所のくそ管理人は何らかの苦しませる方法で処分してほしかった等々、すっきりしない点もあったり…。
とは言っても、全体的にはおもしろく読み応えのある内容だった。
この秋に続刊が続けて2巻刊行される予定なので、読んでみようと思う。
1793 (小学館文庫 ナ 1-1)Amazon書評・レビュー:1793 (小学館文庫 ナ 1-1)より
4094071628
No.8:
(1pt)

読んで損した。

この時代を深堀しているのか興味をそそられたが、単なるつまらない小説。
1793 (小学館文庫 ナ 1-1)Amazon書評・レビュー:1793 (小学館文庫 ナ 1-1)より
4094071628



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