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方舟



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【この小説が収録されている参考書籍】
方舟
方舟 (講談社文庫)

方舟の評価: 3.62/5点 レビュー 540件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全76件 61~76 4/4ページ
No.16:
(3pt)

星は読み手の読書経験値に大きく左右される

本作のどんでん返しに感動出来るならば星5と感じるでしょうし、設定の脆弱さが気にかかってしまうならば評価は低くなるでしょう。

ある程度ミステリーを読み慣れた人であれば早い時点で犯人は当てられるでしょうがこの作品の肝は犯人当てとは違うところにあるので、それをどれくらい面白いと感じられるか?
その面白さから他のマイナス評価要素を差し引いた時に、何点のプラスが残るか?
それが読者によってあまりにもバラバラでしょうから「面白いよ」とも「面白くないよ」とも言えない。

アッという間に読めるので、話題作として取り敢えず読んでみても良いんじゃないでしょうか。
星5、星4と感じる読者の方が多いんじゃないかな?という気はします。
個人的には星2ですが、自分もウン十年前の学生時代に読んだならばおそらく星5と思ったでしょうから少しだけ上方修正です。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.15:
(3pt)

ライトミステリー

物語としての展開はまあ面白かったと思う。
ただ、ミステリーとしては納得がいかない点が多い。
「本格ミステリ」を期待して読むとガッカリするけど、コナンや金田一少年みたいな感覚で読めば十分楽しめるかと。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.14:
(3pt)

物語全体の違和感。

ラストの「どんでん返し」在りきで物語が作られており、そのため
にストーリーの構成に違和感(チグハグ感)が残る。
唯一、脱出路を知っている人間がず~っと時間待ちして、殺人を
実行するの?
他のメンバーも協力もせず、ず~っと最後の時を待つの?
などなど、どう考えても合点が行かない。
ただ一人、人間的なのは矢崎のお父さんで脱出作戦を試みるが、
それ以外の人物の行動は、極めて不自然な感じ。
それが読後の違和感として残る。
所詮、ミステリーは作り話の王道だから、どのような設定をして
もOKだけど、物語の展開があまりにもご都合主義で無理があると
物語がストンと入ってこない。そんな感じの作品である。
世間が高評価する程の内容ではないと思う。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.13:
(3pt)

絶望より怒り

情景が浮かびやすい舞台と文体に加え、一種「ありがち」な登場人物のおかげでスラスラ読めました。
また読ませる力も強く、中弛みは感じなかったです。
ただトリックとオチはかなり肩透かし。
ミステリのカテゴリにリアリティを求めすぎることはナンセンスですが、それにしたってちょっとちょっとそれは無理でしょと思ってしまう。
またテーマ的なものも、速攻で1人で脱出する計画立てた上で恨みもない人間を顔色も変えずに何人も殺しておいて「愛されていない人が死ななきゃいけないのは残酷」とかどーなの。
どう考えても愛されても愛してもいないオメーが死ぬのは残酷でも何でもねーじゃん。
確かにラストはびっくりしましたが、がっくり膝を折る絶望感より、理不尽が罷り通る事に対する怒りの方が強かったです。
多分この作品は読後感に怒りを感じるべきものじゃなかったと思うので、優れた小説ですが個人的に⭐︎3で。
ハマる人にはハマると思う。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.12:
(3pt)

喧伝してるほどとは思わないが

最近のクローズドサークルは良くも悪くも緊迫感を前面に出して無いものが多いと思うが、
突発的な事故で地下廃墟に閉じ込められ突如殺人が起きるというのは不可解故に何が起こるかわからない、
という不穏な雰囲気があって良かった。
ただしその分殺人事件自体は直球。
加害者が人身御供となって被害者となるのか否か、それは誰か、(+α、)という物語的な話の行方と、
どこにサプライズを持ってくるのかというのが読みどころになるのだが、
案に相違して推理パートが優れている。あるかなきかのような手掛かりから紡ぎ出す推理が出色。
ラストのサプライズも成る程そうくるかという爽やかさと胸糞の悪さ。
個人的には全体的に石持浅海の作風を思い起こした。
近頃のメタやライトなノリのミステリに食傷気味なので、リアリズムに近い作品ということに好感が持てる。
登場人物に個性があまり無いのは少し気になったが、
過度に『名探偵』に頼らないままでの次作以降にも期待。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.11:
(3pt)

文章が好みじゃない

スラスラ入ってくる文章じゃなくて苦手でした。でもおもろかったです。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.10:
(3pt)

分かりにくい

冒頭30ページの描写が驚くほど分かりにくい。
心情面においては、なんで汚い食堂に集まって疲れて無言でいる時が、1番学生時代が懐かしくなる瞬間なのか。
三層になって細長くとは、何が三層なのか?壁が三層構造(分厚い?)なのか、階層のことなのか、続く文章は廊下のことだし、全く意味がわからない。
説明表現が下手だ。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.9:
(3pt)

ツッコミどころ満載。

読み切らずにはいられない展開と描写はミステリー小説として楽しく読めました。しかし、最後の展開を元に構成していったのかな?あまりにも設定が異質過ぎる…って感じました。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.8:
(3pt)

期待外れでした。

殺人の動機にリアリティが感じられない。各登場人物も薄い印象でした。

結末も驚きはなかった。後味が悪いと他の方のレビューでありましたが、それもないくらい薄い印象の作品でした。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.7:
(3pt)

それなりに感心しましたが‥

登場人物たちの心理の切迫さが、若干淡白な印象があります。タイムリミットも状況の閉塞感もどこか淡々として読み手を追い詰める印象はなかったです。
ただひたすらラストを待ちわびていた感じです。ただ、ラストに関しては期待通りでした。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.6:
(3pt)

ラストでびっくりするだけ

クローズドサークル系は大好物だし、最近このタイプの新刊ってあまり無いし、何よりも世間で大評判ってことで超期待の一冊だったのですが、残念ながらイマイチでした。
ラストのどんでん返しはかなりのインパクトです。犯人は誰?という点の意外性はあまり無いのですが(この手のミステリー慣れした人が捻くれた視点から消去法を行うと、まあコイツだろうなと予想できると思う)、その動機とサイコパスっぷりが超ビックリ。
ただ、単にビックリするだけ&背筋がぞぞっとくるってだけで、なんというか、「え?そんなことがあったの?」とか「あの人とそんな過去があったとは!」みたいな、人間関係における隠された事実みたいなものがほぼ無いんですよね。
なので、「少しずつ、次々と明かされていく真実→先が気になって仕方がない。読むのがやめられない!」みたいなカタルシスが無く、最後の最後にいきなり「え?コイツがそんなサイコパスだったの??」が明かされるだけ。(ついでに言うと、犯人がサイコパスになった理由とかも特に無い)
だから、ラストに至るまでの過程部分がほとんど意味なくて、面白くないんですよね。90%が凡作で、残り10%でいきなりスゲーびっくりするけど・・・ただそれだけ。

ということで、星二つ・・・いや、一応はラストでかなり驚けたので、星三つとさせていただきたく思います。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.5:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

犯人の動機が薄弱(ネタバレ注意)

●地下建築という奇異な環境で発生するクローズドサークル。期待感は弥増すが、何故か展開にダイナミ
ックさが足りない。終盤まで普通の事件と普通の謎解きが続くのみ。唯一の山場であるラストにも勿論ど
んでん返しがあり、それなりに驚くが犯人の動機が薄弱である。その程度で殺人を犯してしまうものなの
か?
 加えて巨大な岩を落とすために、巻き上げ機を操作する者が何故脱出できないのか、理論が見えない。
(単なる私の理解不足ではあるが)また、一週間もの余裕があるのなら、リーダーシップを発揮して友を
脱出させ、レスキュー隊を呼ぶことを考えなかったのか。結局皆んなお互いに誰も信じていなかったとい
う事につきるのだが。それでは物語が成立しないので、登場人物を「学生くずれ(本文のまま)」という
設定にしたのかもしれない。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.4:
(3pt)

設定が強引

読み出したら読み進めるが、どうにも設定が強引で入り込めない。なんかいろんな設定とキャラを他から寄せ集めて、最後のどんでん返しから逆算してストーリーを強引に作った感がすけすけ。水没するのが確実なのに、無駄に探偵ごっこで時間を使う設定は100%ありえないので違和感がすごい。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.3:
(3pt)

大傑作!というほどでも…

Twitterで話題になっていたことと、ページ数の割に強気な値段に、これは大傑作なのでは?と思って読んでみました。

結果はタイトル通り。

これが傑作っていうのなら、松本清張の昔の短編の方が大傑作が多いですねー。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.2:
(3pt)

元気じゃないと読めないかも。それくらい引き込まれた。

ミステリーをあまり読まないので
文章のリズムとか雰囲気に慣れるまで
少し時間がかかった。

閉塞感の中で起こる事や会話の
重く徐々に迫ってくる感じがなかなか辛かった。
元気じゃないと読めないかも。
それくらい自分も方舟に引き込まれてしまった。
終わりは本当に驚いた。そして怖かった。

読まないジャンルを読むのは
楽しくて普段と違うドキドキで良かった。
また面白いミステリーを読んでみたい。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689
No.1:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

真犯人の行動に疑問

面白かったです。トロッコ問題とクローズドサークルを掛け合わせた展開は斬新でしたし、首切り殺人の理由もこれまでになかったパターンで新鮮味がありました。

でも、最後まで読むとどうにも違和感が残ります。
「え、それができるんだったら、現状を打開する策として別な提案が出てこないとがおかしくないか?」とか「真犯人の狙いが上手くいったとして、そのあとどうするの? で、それでなんとかなるんだったら殺人を犯す必要ないよね?」などなど。

正直、帯のコメントは過剰だと思います。
方舟Amazon書評・レビュー:方舟より
4065292689

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