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オオルリ流星群
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オオルリ流星群の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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45才の再スタートを題材にした清々しいい小説 | ||||
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伊与原さんらしい天文学の知識をふんだんに散りばめた大人の青春群像劇とも言える作品。 45歳になって様々な人生を歩んで来た高校の同級生たちがひょんな事から「あの時」の様に一つの目標に向かって協力していくのですが、ただただ突き進むのではなく大人らしく心にいろいろな葛藤を抱えながら物語りが進んでいく。 ストーリーテラーとなる主人公が2人いるのですが、同じ場面を別視点で描くのではなく時間はずーっと進行している中での主人公の転換が読み進めるうえで非常に気持ちがいい。 そして読み終わってから、是非序章を読み返して欲しい。グッときます。 表紙が替わってなければ表紙にも粋な演出が隠されています。さらにグッときます。 元々伊与原さんの作品は好きですが、一番好きかも知れないくらいいい作品に出会った。 | ||||
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伊予原先生らしく科学の知識を取り入れた優しい物語でした | ||||
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夏期休暇中に読めてよかったです!宇宙のことに関する小説は、初めて読んだのですが とても引き込まれる内容でした。 自分はまだ20代なので、40代になったらまた読み返してみたいなと思う作品でした。 本当にこの本に出会えてよかった、ありがとうございました | ||||
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「青春よ、もう一度」というお話。主人公たちと同じ40代半ばの読者なら、たまらない展開でしょうね。もちろん、上の世代の私でも十分楽しめました。大瀧詠一、ユーミン、ナイアガラ・トライアングル・・・・。懐かしいですね。 「彼」がどうして自死を遂げたのか、という理由が些か腑に落ちなかった以外は(そんなことで人は死ぬかな・・・)、空き缶でのタペストリー製作、仄かな恋、恋人の裏切り、倦怠期の夫婦、天文台作りなどなど、色々なエピソードが胸に迫ります。 ジャコビニ流星群! 懐かしい! ジャコビニと言えばあの歌だなと思っていたら、やっぱり最後に出てきました。著者はまた地球物理の専門家なので、天文学の知識があちこちに散りばめられて勉強になりました。中年以降の男女の琴線に触れる大人のエンタメ小説です。 | ||||
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高校三年生の夏に、空き缶を集めてオオルリのタペストリーを製作した面々。すべてが一体化したような高揚があった。その後、各自は人生経験を積むことでそれぞれの人生を歩む。そして、その仲間たちが40歳を越えて、今度は天文台を建設する。オオルリに導かれたように建設場所も見つかり、当時の仲間が集結して、天文台を作り上げていく。高校生の頃に味わった感動を大人になってからも経験できるのは貴重だ。こんなワクワクできる仲間がいるのが羨ましい。いい大人が本気になって!という人もいるだろうが、ワクワクする経験は幾つになってもいいものだと思う。このような物語には青がよく似合う。 | ||||
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45歳になった主人公グループが、天文台を製作するに当たって、自分の人生を考える☆彗子がなぜ、地元に天文台を作ったのか?時折、甦る青春時代☆ まさに、同年代のワタシはグイグイ引き込まれた☆ 実家の稼業を継いだ者、学校の先生になった者、仕事を辞めて弁護士目指す者、引きこもる者…人生色々の中で、どんな天文台が出来るのか? 最後のシーンは良かった…「コーン!」 読んでからのお楽しみ☆ | ||||
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生活に疲れ,夢を失いかけた45歳中年男女のグループが,民間天文台を作ろうとする高校時代の同級生女子の計画に協力していく中で,夢を少しだけ取り戻していくという話です。ありがちな設定ともいえるのですが,理系のバックグラウンドを持つ作者だけに,天文台周りの話のリアリティが高く,引き込まれます。そして,ネタバレを避けるため,具体的な言及は避けますが,心を折られ,ひきこもりになってしまった同級生の1人の立ち直りを描く最後のシーンにはほろっとさせられてしまいました。心が温まる,良い作品だと思います。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 暑くて,眩しくて,濃密な日々だった高校三年生の夏から,過ぎること三十年近く. 結婚や仕事,幸せとは何かを考えて,追い求めながらも,小さな街の中でどこか諦め, とはいえ,納得もできず,不安や苛立つ一方で,気力も沸かない,四十五歳となった夏. かつての仲間の帰郷を機に,あの夏を繰り返すようにと,足掻いてはみたけれど, 自分を腐し,他人を羨んだところで,辿り着くのは「誰だって」の当たり前のもの. 登場人物こそ四十代ですが,澱のように溜まっていく鬱屈や,やり場のない閉塞感は, 世代を問うことなく,多くの人々に突き刺さり,抉られるものがあるのではと思います. そして,季節は夏から秋へ.これまでと変わらぬ日々と,これまでとは違う何か. 『夏』が奇跡を起こしてくれるわけはなく,これからも悩みは起きるのでしょうが, それなら,また新しい輝きをと,陰から抜け,夜空からの響きに打ち抜かれたように, 吹っ切れた気持ちで前を向こうとする姿は,心地いい,爽やかな余韻を残してくれます. | ||||
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