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悪い弁護士は死んだ
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悪い弁護士は死んだの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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とにかくベックストレームのキャラクターが面白すぎて楽しい 似たキャラの「フロスト警部」は完結したし「犯罪心理捜査官セバスチャン」は日本で訳されなくなってしまったようなので このシリーズには期待が大きいです | ||||
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これは、与太話だ。 だが、シニカルに笑える。 期待と全く違っていたが、逆に楽しめた。 たとえば、ジェフリーディーヴァー、たとえば、ダン ブラウン、そういう与太話よりも、ずっと楽しい。 ベックストレームシリーズ、疲れるくらい長いが、やめられない。 | ||||
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2021/1月に読んだ「平凡すぎる犠牲者」に続く〈ベックストレーム警部シリーズ〉の新しい翻訳「悪い弁護士は死んだ 上・下」(レイフ・GW・ペーション 創元推理文庫)を読み終えました。大部のため、少し時間がかかりました。そして、上巻を読み終え、下巻に入った途端、物語のスケールが拡大され、面白さが加速していく醍醐味を味わいました。 以前より悪名高き弁護士が自宅で殺害されます。前作でギャング三兄弟を弁護したエリクソンが殺されたことで、ベックストレームは勇んで捜査に乗り出します。何故、誰が、どんな方法で? 一方、老婦人によるペットの飼育放棄、宮殿の駐車場で男爵がオークションカタログによって暴行を受け、そんな小さな事件がベックストレームが所属する凶悪犯罪課へと持ち込まれます。果たして、それらの事件は関連があるのか、ないのか?(笑) パズラーとしては、複雑に、或る意味きめ細やかに構築されていて、事件に対してソルナ署のいつものメンバーが、その謎を少しずつ解明していくプロセスが読みどころではありますが、今回は、スウエーデンから物語がダイナミックに飛び出します。イタリア、ロシア、英国へと広がりを見せ、その仕掛けられた大きな「嘘」もまた、「大人のためのおとぎ話」として印象深い。本作は2013年に上梓されていますが、現時点、2022/3月、曰く言い難い結末へと収斂していくペーションの筆致には、作家としての大いなる「現実認識」を見出すことにもなりました。詳細は書くことができません。ロシアのある著名な人物が、ピノキオの鼻が伸びることを賞賛している? もう一点は、いつものことですが、破天荒な警部・ベックストレームとどう付き合っていくかということなのでしょう。昭和の時代を経験したオヤジたちは、何の違和感もなく受け止め、Z世代にとっては、何のことはないにしても、かなりのムカつきを覚える探偵小説史上最低な人物の一人であることは間違いないような気がします。 私は、どうか?私は、私の中の「ベックストレーム」と向き合ういい機会だと思い、その機会を喜んで受け止めています。次作を楽しみにしています。 | ||||
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