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自転しながら公転する
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自転しながら公転するの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全149件 61~80 4/8ページ
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上記以上にここに記すことはない。 爽やかで痛快で、でもみんな人生に思うことが1ターンある | ||||
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面白かった!昔から山本文緒が好きで、20代の頃の作品から読んできたけど、久々に読んで、期待以上に面白かった。一見普通の、社会からはみ出さないように生きてはいるけど、内側は独善的。家族にも友達にも恋人にも。だって自分が楽で傷つかないことが1番だもの。みんなそうでしょ? 主人公の行動も浅はかなんだけど、普通の人の小さくて大きな一歩という感じで、動くことによって、少しでも人生が前に進むような、つまり自転しながら公転するってことか。 思い出したけど、山本文緒は登場人物の呼び名やあだ名がたまにけっこう面白くて、今回もウケた。 なんとなく、貫一は若い頃の佐藤浩市のようなイメージを持ちましたが、彼の息子さんは寛一郎。関係あるかな?ないか。 | ||||
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泣けてきた。 気が付いたら泣いていた。 人って、人生って、世の中って、悪いこともあるけど温かいよねって思えました。 身近な人を大切にしようと思いました。 個人的に、ベトナムの方に興味が湧いた。 | ||||
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の恋愛ストーリーです。 帯から勝手に主婦の話かなと思って購入しました。全く興味ない30代のワーキングプアな二人のあーだこーだの恋愛小説。 なんですが、話しの先がきになり面白くて一気に読みました。 オープニングはオチから始まり物語に引き込むし、エピローグの後日談やなんやかんやでやっぱり良かっよねって「救い」があると思います。 | ||||
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もっともっと山本文緒先生の小説家、読みたかったなぁ、、、これが遺作になってしまったとは心から悲しいです。 | ||||
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作者が亡くなってしまったと聞いてすぐ購入しました。今までほとんどこの作者の作品を読んできましたが、やっぱり独特の世界観があって、自分に置き換えて考えさせられる作品でした。 | ||||
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ダラダラ続く日常を書かせると、山本文緒は圧倒的にうまい。特に事件は起こらない。自家用車のバッテリーが上がったり、回転すし屋の彼氏ができたり、服屋の店長に反発したバイトが一斉にやめたりするくらい。だけど読めちゃうんだよなー。 ひどい更年期障害で苦しむ母親は、神経症に苦しんだ山本さん自身がモデルなのだろうか。いずれにしろ、卓越した作家を亡くしたのは残念だ。合掌。享年58歳。 | ||||
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すみません!目が悪くなって読みたいのですがなかなか読む状態ではないので目が良くなったら読みたいです。 | ||||
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何度か出てくる友達同士、恋人同士の喧嘩シーンの描写が秀逸で、懐かしいような苦しいような気持ちにさせられる。 親子3代に渡る、娘が母に抱く感情もなかなか興味深い。 学歴コンプレックス・差別については、時間をかけて咀嚼したい。 プロローグでオチを察してしまったので、帯に書かれていた「ラストで思わず『!!!』」とはならなかった。 気になったのは、妊婦が鮪の寿司を食べてもいいのかについて。 | ||||
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かなり面白かった。アパレルの仕事がリアルに描かれていたし、登場人物の感じかたや考えがみずみずしい。登場人物の悩みや葛藤にそうそうと共感しながら読み進めてしまう。人の内面を描くのがものすごくうまい。プロローグとエピローグの仕掛けもよかった。 | ||||
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読みたかった本が、近くの本屋さんには、無かったのですが、すぐに手に入れることが出来ました。 | ||||
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主人公の職業、容姿、人間性どれもレベルが低過ぎて、全く感情移入出来ませんでした。30超えたアパレル店員が元ヤンキーと高校生みたいな恋愛をする話。2人とも幼稚で全く憧れないし、見ていられない、、。主人公の友達も彼氏も嫌なやつばかり。ひっちゃかめっちゃかにされた物語にどう落とし所を持ってくるのかだけが知りたくてページをめくった次第です。 | ||||
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初めての作家の作品を読了。恋愛や結婚に悩む女性の順風満帆にいかない恋愛小説。ありふれた感じで、山あり谷ありの末、結局、結ばれたんだぁ。エピローグで伏線を高速で回収しているのですが、エピローグストーリーlを本編にもってくればいいのに。 | ||||
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一人の女性の恋愛が描かれている本書。どこにでもありそうな物語なのだが、登場人物の輪郭がしっかりしているからか、読みやすくかつハラハラしながら見守るように読み終えた。 タイトルの意味でいえば、自分というコントロールできるものを自転とし、他者や環境というコントロールできないものを公転としているのかなと思った。 人間は、自分の意志だけではどうにもならないことも多いが、結局は大きく踏み出した自分の意志がなければなにも変わらない。 どこにでもいる少し意志薄弱な女性が、大きく一歩踏み出す時に、同時に周りが公転していくダイナミズムがとても心地よかった。 全編通して素晴らしかったのだが、プロローグをあえて一番に推したい。 このプロローグのおかげで、常にそれが気になり、結果物語を読み進めるが、これは駄目になるかもしれないという不安定な予感が常にしていた。 これは、ちょっとしたトリックのような気もするが、この不安定感がこの物語にいい意味でスパイスとなっていた気がする。 エピローグはいらないという意見もあるだろうが、ある種の現実的な完結としてよかった。 まだまだ多くの作品を残してほしかった作家である。 | ||||
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山本文緒さんが亡くなられた・・・。 この方の作品の真骨頂は、追い詰められた主人公がもがきながら必死に這い上がろうとするところをさらにどん底に突き落とす設定。その描写があまりにもリアルでゾッとします。 今回も後半のボランティアのあたりで、胸がギューッとするというか、おなかのあたりがぞっとするというか、もうここでKindleを閉じようか何回か迷いました。 本を閉じようかと思わせるほどの迫力。ああ、これが山本文緒さんの小説だ、ああ、こういう感じだ、と思いながら。 主人公は30代。選択肢があるからこそ悩み多い世代を選んだのでしょうか。でも、設定になんとなくズレ感というか違和感があり、ご自身との年齢差を埋められなかったのかなと少しだけ残念に感じました。 だからこそ次の作品はご自身と同じ世代を主人公にしたもがき苦しみを書いてほしかった。 でも、もう読めない。もう二度と読めない。 「恋愛中毒」の主人公の誓いを読んでから、自分を一番に愛せるよう、流されないよう、一生懸命気をつけて今日まで生き延びてきました。 ここらへんでもう一回、羅針盤を示してほしかった。 今までありがとうございました。 どうか、どうか安らかに。 | ||||
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読みやすく面白かったです。 主人公はとても可愛らしくモテます。 どこでも男性から好意的に見られています。 なので「いつもあの子ばっかりズルイ」という私生活を送っている人は主人公のことがむかつくと思いました。 反対に女の人に嫉妬されることが多い人にはアルアルがつまった話なのかな。 ただ、ボランティアの場面で、一緒にボランティアをする男性と女性がその場にいない主人公の話をしますが、男性と女性の会話が逆の方がその後の展開がより素敵になると思いました。 ボランティアのシーンだけは気に入らなかったです。 今年の本屋大賞の作品を4冊読みました。「犬のいた季節」「自転しながら公転する」「お探しものは図書室まで」「逆ソクラテス」の順にオススメです。 読みごたえがあり読みやすいので、あまり本が好きでない人が「読んだ」と充実感を得られ、読書習慣をつけるきっかけになりそうです。 ちなみに男性が読んでもつまらないと思います。 | ||||
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情報番組で上がっていた本をAmazonですぐに買うことが出来、あっという間に読んでしまいました。 この本の中にのめりこんでしまいました。 | ||||
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エピローグに出て来るマキシマリスト。ミニマリストの反対語ですね。 自分の好きなものに囲まれる生活の幸せ。 著者の山本女史は同学年なので、小説に漂う空気感がとても共感出来ます。 小説中の主人公の行動に、かつての自分の友人の買物依存症OLを思い出しました。 気に入ったブランドの新しい洋服やカバンや靴を買い漁って、買った途端に満足して、一度も袖を通さないままネットオークションで処分… 結局彼女は借金で首が回らなくなって水商売に転職しましたが、友人関係は破たんしました。 | ||||
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30代女子のある意味微妙な時期の恋愛物語。もう自分だけの人生ではない年代であり、自分が自分らしく生きたいとは思うが、もっと大きな回転の中で自分が回らされている。貫一と都は出会うべくして出会い、特に都は貫一と出会うことで自分の人生を自分視点ではなくもっと広いところから俯瞰することができたのだと思う。そして、幸せについて再考できた。単行本化でプロローグとエピローグが加筆されたとのこと。プロローグで結末を予想でき、「何がきっかけでこの結末になるのだろう」とドキドキしながら読み進めた。先が気になって一気に読んでしまった。そして、エピローグでだまされたことに膝を打った。 | ||||
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東京で働いていた32歳の与野都(みやこ)は、重い更年期障害を患う母のそばにいるため茨城の実家に戻る。近在のモールにあるアウトレット店で働き始めたところ、回転寿司店の30歳の職人・寛一と出会った。寛一とおみやでは、まるで『金色夜叉』ではないか、と思いつつも、二人はつきあいだすのだが……。 --------------------------- 学歴も職歴もない寛一に、都は魅かれる部分と肯んじない部分の二つを感じています。恋愛であればうたかたの日々で良くても、いざ結婚となれば相手を見極めたい気持ちが頭をもたげてくるもの。その気持ちを、安定を狙った女の打算ととるのか、自覚ある大人の計画ととらえるのか。明確には割り切れない思いをかかえる三十代女性の都の気持ちがいたく心に沿います。 この物語には「事情はひとそれぞれ」という言葉が幾度か登場します。まさにその通り。事情はひとそれぞれ。であるにもかかわらず、この物語は万人に等しく訪れる、恋愛についての優柔と不断の時が描かれます。そこに私を含めて多くの読者が苦笑いとともに大いに共感するのは無理からぬことでしょう。 山本文緒という直木賞作家のことを、私は実は知りませんでした。今回、Amazonで400超のレビューがついていて、その内の5つ星と4つ星をつけるレビューがあわせて80%以上もあることに興味を惹かれて手に取った次第です。恋愛小説だという予備知識すら持ち合わせていませんでした。それでも、この小説を手にした後悔は微塵もありません。なかなか爽やかな読後感を得ることができました。 --------------------------- ある恋愛小説をひとつ思い出しました。 ◆山田 詠美『 無銭優雅 』(幻冬舎) :主人公は斎藤慈雨、女45歳。独身。小さな生花店を友人と共同経営。同い年で予備校講師の栄と恋愛中。でもその恋愛は、運命の出会いでもなければ、どちらかが白血病で余命わずかというようなものでもありません。六本木で夜景を望む高級レストランで美味に舌鼓を打つということもなければ、泥沼の不倫の果てに命を絶って永遠の愛を誓うということもないのです。そんな波乱は微塵もなく、ゆっくり、まったりと二人の日々は過ぎる、という物語です。 だからこそ、「生涯、もうこの人以外の男はいらないな、と思った」(187頁)という慈雨の言葉が胸にしみます。「生涯、この人以外の男は考えられない」じゃなくて、「この人以外の男はいらないな」なのです。齢(よわい)を重ねてたどり着いた恋愛の真理みたいなものが感じられます。40代の二人だからこその落ち着きがひしひしと伝わる言葉です。 . | ||||
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