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殺意
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殺意の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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註文してある本が届くまで在庫のなかから手にしたのが本書『殺意』である。 数ページ読んだところで気が付いたのが著者ビル・ブロンジーニの『死角』を半年ほど前に再読したことを思い出してしまったのでレビューを遡って探して読んでみた。 『死角』のレビューを確認したら、やはり評者の好みではない作家のようである。 つい手にして読みだしてしまったので最後まで再読することにした。 プロットもありきたりであり、私立探偵ものとして物語の山場もなく、だらだらとストーリーが進んでゆく。 長々とした情景描写と登場する人物すべての服装から手足の動きまで細々と描写するのを読んでいるとページを繰るのが鈍ってくる。 警察署長のネッド・クォーターメインが名無しの探偵「私」へ「ネッド」と、ファーストネームで呼んでくれと言われる場面があった。 その後、「私」から署長を「ネッド」と呼びかけることは度々あるのだが、署長が「私」へ呼びかける描写は一切出てこないのである。 署長のネッドは、きっとファーストネームで「私」を、呼んでいるはずなのだが、「名無し」なのだから著者はそんな場面を描写することを避けることになる。 こんな些細なことと思いながらも読んでいると、どうしても不自然すぎる描写なので興味が削がれてしまう。 著者のビル・ブロンジーニを、この作品に登場するペーパーバック・ライターのラッセル・ダンサーではないかと思えば納得してしまった。 まあ、暇つぶしにはなったし、睡眠導入剤的な効果はあったから星2ヶ進呈しておきます。 | ||||
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ビル・プロンジーニ『殺意』は、名無しのオプ=探偵シリーズの第三弾である。 ジュディス・ペイジからの依頼されたのは、夫ウォルターの素行調査だ。ジュディスは、週末の度に二百マイルも車で走行し、外泊を重ねるウォルターに浮気の疑惑を持っているのだ。探偵が尾行すると、ウォルターは、風光明媚は観光スポット サイプレイス・ベイのコテッジに辿り着く。公園で男性と会った以外、さして目立った行動のないウォルター。しかし、翌日、探偵はコッテジの自室で殺害されているウォルターを発見するのだった ・・・ 仕事も私生活もパっとしない探偵が受けたのは、みじめで侘しい仕事。ところが、殺人事件が発生し、探偵が巻き込まれたのは意外な背景を持つ犯罪だったというストーリーだ。 探偵は、サイプレイス・ベイとその近辺で、ウォルターの過去の交流を探り、ジュディスの知らない人物像を確立していく。事件の鍵を握るのは一冊のレアなペーパーバック。ペーパーバック収集家の探偵は、著者ラッセル・ダンサーに会い、事件の真相に迫っていく。その途端、ダンサーの命も狙われるようになって ・・・ と続く。 本作品は、人間の隠された本質を剥き出しにする捜査活動が見どころだ。犯人は誰か、ペーパーバックの意味は何なのか。この二つの謎がうまくリンクしているかというと今イチだが、肺癌ノイローゼのショボくれおっさん探偵の地道さはバツグンの安定感である。 なお、ラッセル・ダンサーは、同シリーズの第七弾『脅迫』で再登場する。ダンサーもさしてパッとしない人なんだがなぁ。 | ||||
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ビル・プロンジーニ『殺意』は、名無しのオプ=探偵シリーズの第三弾である。 ジュディス・ペイジからの依頼されたのは、夫ウォルターの素行調査だ。ジュディスは、週末の度に二百マイルも車で走行し、外泊を重ねるウォルターに浮気の疑惑を持っているのだ。探偵が尾行すると、ウォルターは、風光明媚は観光スポット サイプレイス・ベイのコテッジに辿り着く。公園で男性と会った以外、さして目立った行動のないウォルター。しかし、翌日、探偵はコッテジの自室で殺害されているウォルターを発見するのだった ・・・ 仕事も私生活もパっとしない探偵が受けたのは、みじめで侘しい仕事。ところが、殺人事件が発生し、探偵が巻き込まれたのは意外な背景を持つ犯罪だったというストーリーだ。 探偵は、サイプレイス・ベイとその近辺で、ウォルターの過去の交流を探り、ジュディスの知らない人物像を確立していく。事件の鍵を握るのは一冊のレアなペーパーバック。ペーパーバック収集家の探偵は、著者ラッセル・ダンサーに会い、事件の真相に迫っていく。その途端、ダンサーの命も狙われるようになって ・・・ と続く。 本作品は、人間の隠された本質を剥き出しにする捜査活動が見どころだ。犯人は誰か、ペーパーバックの意味は何なのか。この二つの謎がうまくリンクしているかというと今イチだが、肺癌ノイローゼのショボくれおっさん探偵の地道さはバツグンの安定感である。 なお、ラッセル・ダンサーは、同シリーズの第七弾『脅迫』で再登場する。ダンサーもさしてパッとしない人なんだがなぁ。 | ||||
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ファンには申し訳ないが、私の読書暦の中で、読後「燃やしてしまいたい」と思ったのはこの作品が唯一。文字通り「殺意」を抱いた作品。 何が気に入らなかったかと言えば、後半この探偵は警察とともに捜査を進めるが、そこには私立探偵としての誇りのかけらも無く、警察の捜査の「リポート」をするだけ。私立探偵物と警察物の魅力を見事なまでに「兼ね備えない」、私の中の輝くワースト・ワンである。 | ||||
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ファンには申し訳ないが、私の読書暦の中で、読後「燃やしてしま いたい」と思ったのはこの作品が唯一。文字通り「殺意」を抱いた作 品。 何が気に入らなかったかと言えば、後半この探偵は警察とともに捜 査を進めるが、そこには私立探偵としての誇りのかけらも無く、警察 の捜査の「リポート」をするだけ。私立探偵物と警察物の魅力を見事 なまでに「兼ね備えない」、私の中の輝くワースト・ワンである。 | ||||
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