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砂に埋もれる犬
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砂に埋もれる犬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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この歳になって「本とは何か」を 考えさせられました。 私は「坂の上の雲」で勇気をもらった世代ですが、読んだ後「ありがとう」もう一度読みたいと思ったものです。 一方この本は 読み始めたらやめられないほど 惹きつけられる本です。 でも、この読後感のあと味の悪さは どうにもなりません。 この本に使った時間が惜しまれるほどです。 ですから、お年寄りにはお勧めできません。 | ||||
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さすがの筆力で一気に読ませるが 小説としてのストーリーは破綻しているような? 本筋とあまり関係ない描写が延々と続いたかと思うと 肝心の大きな問題が幾つも残ったまま唐突に終わる。 もうちょっと筋立てを練って欲しかった。 | ||||
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おーい。面白いんですよ、もちろん。桐野夏生だもの。でも、ここのとこ、このパターン多くないですか?常識、道徳、社会からはみ出した感情移入し辛いキャラクターを書き散らかして、最後はぷつっと幕引き。何が言いたかったの? もうね、残りページでわかるんですよ。あ〜、またかと。あれもこれも回収されないんだなって。逃げたあの人は?途中から出てこないあの人はって。 これまで面白い作品を読んできたからどうしても求めちゃうんですよ。で、そのたびに裏切られる。おーい、おーい。え、終わり?と、呼びかけたい…。 | ||||
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普通です | ||||
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途中までは、とても丁寧に重要登場人物の心象風景を描いていた。そのあまりのリアルさに、ずっと心の中がザワザワして居心地が悪かったくらいだった。 本当に最後の方になって、“新たな問題”が次々と露呈している(ように見えた)と思っていたのに、それらを完全置き去りにして本作は終わった、、、としかわたしには思えなかった。 最後。微かな希望と読めなくもないが、わたしのザワザワに対する応えにはならなかった。 | ||||
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アメリカで、本格的な黒人差別が始まったのは、奴隷制が廃止されてからという話を聞いた。 主人公の優真も、里親と衣食住という「勝利」を勝ち得たあと、圧倒的な疎外感と敗北感に襲われる。「まだ友だちができないの?」や「これからは常識を身に着けないと」と優真を諭す里親の言葉、その様は、「自由と民主主義を与えてやったのに、なぜうまく国家運営できない」とアフリカの新興国を攻め立てる元宗主国の態度に似ている。優真が失ったもの、それは「自由」だった。桐野夏生の小説のラストには、それがどんなに悲惨なものであれ、どこか爽快感があったのだが、この小説にはそれがない。 | ||||
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