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ペッパーズ・ゴースト
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ペッパーズ・ゴーストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 21~40 2/3ページ
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軽やかで緻密でちょっと切ない、伊坂幸太郎らしい大好きな小説です! | ||||
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本書は、消化不良気味でありつつも、全体的に伊坂幸太郎ワールドが過去の作品と対比しても遜色なく展開されている。私が本書を消化不良気味と敢えて述べたのは、主人公の中学教師に関わる登場人物それぞれの本書での役割、結末までの役割が曖昧模糊としていることである。 しかし、他作品の登場人物であるデミオなどを本書で挿入するなど、伊坂ファンにとって新鮮味と懐古的叙述を愉しめると同時に、初めて同氏の著書を手にする読者にも、伊坂ワールドの奥深さを堪能できるのではないかと思う。 | ||||
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伊坂幸太郎さんの小説は、巻末の参考文献が多く、興味のあることを突き詰めて書いていることが分かる。それを小説を通して冗談めかして伝えてくれるので、自分の知らない世界を知ることができて楽しい。日常でも、小説内のような知的な会話ができたらなぁ、とつい思ってしまう。ニーチェのツァラトゥストラは、東大総長など多くの知識人がよく引用しているので、読めたら読んでみたい。正直、中学生の頃に読んだマリアビートルなどの作品よりは、エンターテインメントとして、ストーリーに単調さを感じずにはいられなかった。しかし、アメンショーとロシアンブルなど登場人物が全員、かつて読んだ伊坂さんの作品に出てきた人と似た雰囲気を持っていて、たまに不思議で哲学的な会話を入れてくるところが彼にしか書けない良さなのだろう。ただ欲を言うならば、初期のグラスホッパーのような、エンターテインメント性だけでもアニメや漫画に負けない伊坂さんの新作を読みたいと願ってしまう。 | ||||
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ペッパーズゴーストとは照明をつかってそこにいないはずの存在を幽霊のように映し出す舞台技法(作中にも話として登場)。 それが題材に見事に組み込まれている作品で面白い。 叙述トリックともまた違う世界観の生み出しは伊坂幸太郎先生らしさを存分に味わえます。出てくる登場人物のキャラクター性。特にネコジゴハンターなる二人の対比したやり取りはシリアスな中に笑いを引き入れて見事な格好良さを演出しています。 主人公の持つ他人の未来視と言える力もまたウイルスの感染を思わせる手法が使われていて「どうやって未来視をすればいいのか」と悩んでいく様も良い。さらに未来視のことを『先行上映』と呼ぶのもまた、このタイトルであるペッパーズゴーストに因んでいて冴える文章に舌を巻きます。 テンポも良く一気に読めるので伊坂幸太郎先生を知らない方にもお勧めです。 | ||||
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結末が気になって一気に読んでしまいました。 ネコジゴのロシアンブルは伊坂先生がモデルなのかな?と思いながら。 | ||||
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今作品も軽快さにカモフラージュされながら、ニーチェを用いた人生の意義というか、本質を考えさせる良作でした! | ||||
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最近は長編小説を読むのにかなり気力を使うようになってきており、話題の本も途中からは流し読みして終わり…ということが多かった。 が、この作品は最初から最後までテンポ良く軽快で無駄な部分がなく、世界観にどっぷり浸ることができた。 伊坂作品ではおなじみの振り回され系主人公。けれど彼も過去の苦い経験から何とかせねばと自分を奮い立たせ行動していて、思わずガンバレ!と声を掛けたくなってしまうほど。主人公の好感度高いのって大事だよね。 物騒な話も出てくるんだけど、読み終わった後は気持ちの良い、そんな不思議な物語。 | ||||
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読んでいて続きが気になってしょうがなく、気づいたら夜中まで読んでいた。読書の面白みを改めて知った作品。伏線の回収も見事。 | ||||
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「ツァラトゥストラ」、ニーチェの考え「永遠回帰」を読み解いていく。 そう、「ヘディングしなさい」というスタンスで。 ストーリーはぐるんぐるんと、こてんこてんに交錯しながら回っていく。 ”ペッパーズ・ゴースト”の世界。 それは今ある現実描写なのか、結果が決まりきっている小説の中なのか。 あるときはコミカルに風刺を込めて。 | ||||
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読みやすく、あっという間に本の世界にはいっていけました。途中から頭が混乱してきましたが、それがまた良かったです。 余韻の残る、わくわくする本でした。 | ||||
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途中で何度かどんでん返しがあります。でも淡々と進みます。もう少し大きなどんでん返しが欲しいなぁ。 | ||||
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爽やかで子気味良い文章。子供の頃に自転車に乗って風を受ける感じに似ている。 | ||||
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久しぶりの伊坂。パラレルワールドというか作中作小説というか。難しいことはさておき、作者のつくる世界に私はどっぷりはまった。ふと気づけば、猫、学校、野球、奇想天外の報復に恐ろしくも夢中。新しい小説体験。というか決して体験したくないが、魅了される世界観。ウルトラCの体操演技。最後の着地が完璧でした。 | ||||
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特殊能力を持った中学生教師が主体で話は進むが、他の登場人物達も良い。 いつものように伏線も貼られているが、回収の見事さよりもストーリーに惹きこまれる。 ネコジゴハンターという設定も面白い殺し屋2人の会話のテンポも良く、次々起こる出来事にだれることなく展開されるので一気に読み終える 。 伊坂作品の殺し屋はとんでもなく怖い力を持った人物なんだけど、不思議と物語の中では人間味あふれて魅力的になってしまっているのが相変わらず。 作中作品と交差しているのに、いつの間にかストーリーに溶け込んでいる手法も見事。 ニーチェがテーマではあるけど、ここは好み分かれるかも。 それを差し引いてもエンタメとして純粋に楽しめる作品である。 作中の鞠子さん、続編小説書いてください。 | ||||
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全体が伏線。読み逃しをしないようにゆっくり読むことが必要。しかし、面白すぎて、はやく読んでしまうだろう。この点が最大の欠点だが、最大の長所でもある。 | ||||
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今、現在へ向ける、伊坂ワールド。 新型感染症が蔓延してあたふたしている世界を伊坂幸太郎さんの小説世界に反映していて、さすが。 次作も楽しみになる。 | ||||
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登場人物は嘘をつかない。 知らないことは知らない。知っていることを隠す時もある。 そうやって読むと、また面白い。 そこにいないのに、いるかのように見える。 そこにいるのに、いないかのように振る舞う。 バイバイブラックバードをもう一度読む。 | ||||
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全部読み終わったあと、94ページの13行目を読んでみて下さい!伊坂さんの仕込んだ隠し味を楽しむことができます。と同時に、頭の中の時系列がグチャグチャに掻き乱され、まーた伊坂さんに一杯食わされたよって嬉しくなれます。 3年後の文庫本での読み直しが、今からもうすでに楽しみです。 以下、小説の構造についてのネタバレがあります。内容については触れておりません。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ (追記)時系列の違和感について、やっと自分なりの答えが出たので書いておきます。この小説では、劇中作としてネコジゴハンター達の物語が描かれます。しかし、実はこの物語こそが本筋であり、本筋と思いこんでいた物語の主人公は実は劇中作の中の登場人物だったという複雑な構造になっているのです。しかも、ミスリードが巧みでネコジゴハンター達の会話で「俺たちがいるこの世界は小説なんじゃないか?」と語らせることで、読者は煙に巻かれてしまいます。この小説の構造に気づいた時、しばらく呆然としました。 伊坂さんは佐藤正午さんの鳩の撃退法を絶賛されていて、ペッパーズゴーストはそのアンサーノベルのような気がします。 | ||||
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ぐはってなりました。ニーチェの本も読みたくなります!!!!! | ||||
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テーマが重くても、軽快。大上段に構えなくても、すんなり入ってくる。残酷描写でも、軽妙 何気に背筋がおぞけったのは「ネコジゴメンバーでも猫飼いはいる」…だった 個人的には野口の制裁は何としてでも果たして欲しかったし、せめて代替としてマイクには是非とも酸をかぶって欲しかった 復讐物はいつも肝心かなめのヤツがすり抜けるの法則だ …まったくなにやってんだか。シアンお前ただのお人よしのヒーローになってるぞ。これだから伊坂作品はやめられない ニーチェとツァラトゥストラは名前がズルい。と、スパルタンX(←特段ファンではないが、あれは見始まると見入ってしまう)は最高。に1票 大変楽しく読みました さっそく、このコンビの続きが読みたくなっている うん。今回も装丁良いなあ。特段統一した法則性がある訳じゃないのに、「伊坂作品に正しい」感じに仕上がってるのがいつも嬉しい | ||||
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