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ペッパーズ・ゴースト
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ペッパーズ・ゴーストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 1~20 1/4ページ
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著者作品らしい何とも不思議な物語。作中作の登場人物が本筋の中に現れる展開は正に本書のタイトル「ペッパーズゴースト」と言う事で、最後にはこのタイトルの謎も解ける。著者なりのニーチェの解釈も含蓄に満ちており、楽しく読めた。 | ||||
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ついていくのが、少しつらくなってきたのは、私の歳のせい? | ||||
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伊坂幸太郎好きだけどこれはつまらなくて最後まで読めなかった。 去年の年末に購入したけど半分も読み進めずに今に至ります。 今作はつまらなかったけどファンなので新しいのが出たらまた買います。 これは外れでした。 | ||||
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日本中いや世界中が閉塞感に覆われたあの新型コロナウイルスによるパンデミック。あの頃「今までの日常は、もう元には戻らないのではないか…」と、かつてない不安におののき、毎日のコロナ関連のニュースに一喜一憂していた自分を思い起こすます。そんな時に書かれた「ペッパーズ・ゴースト」。文庫化された最新作ということで読んでみました。今まで、なぜか伊坂作品の虜になってしまい30冊ほどの作品を読んできて、感じたことがあります。それは、氏は「覚悟」という言葉を好きなのか、よく作品のなかで効果的に使ってきたのではないかという事です。今までの作品の中で培ってきた力をこの恐ろしいパンデミックの中で、覚悟をもって書き上げたものが、この「ペッパーズ・ゴースト」という作品に結実したのだと思います。 この作品の中で特に心に残ったことがあります。それは、作品の中盤あたりで出てくるロシアンブルという登場人物の言葉です。「ニュースは、たいがい嫌な話しか取り上げない。良い話は、ニュースとして価値があるくらい、とびぬけて良い話の場合、つまり、ごく普通のいい話はニュースになりません」。すなわち、ニュースだけに一喜一憂し過ぎて良いのか。ニュースというものは、そういうものであって、だから、悲観するものではないと、伊坂幸太郎は、この「ペッパーズ・ゴースト」の中で、いつかはコロナ禍も去る日が来るだろう、その日までコロナに負けるな頑張ろうと、読者に訴えかけていたのだと思うのです。 だからこそ、コロナ禍から5年ほどたった今こそ、この「ペッパーズ・ゴースト」は、さらに輝きをはなっているのです。その輝きのなかには心の解放、救済までもが含まれているのだとしたら、なんと優しい物語なのでしょう。コロナ禍を体験したことを思い出しながら是非、読んでみて下さい。伊坂幸太郎のコロナ禍での「覚悟」を垣間見ることができるでしょう。 | ||||
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伊坂幸太郎さんの大ファン。同じ本を何回読んでも、違う発見があり毎回楽しめる。今回も何度も読める。 | ||||
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いつもの伊坂幸太郎らしい本、まあまあかな。 | ||||
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初めは面白い構成だと感じて読み進みました。少女の小説が現実になって佳境に入るかと思いきや場面描写ばかりで結果斜め読みに。シアンさん、元気でよかった。 | ||||
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伊坂作品ほとんど読んでいますがこれはイマイチかな。 | ||||
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面白かったです | ||||
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伊坂幸太郎さんファンなら、あーあの話とリンクするなぁ♪と二度美味しい感じです(^^)! | ||||
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読み始めて「うわ、猫の虐待の描写があるのか!」と思ったけど控えめでよかった。 明らかにされないままの「?」もあるが、いさかっちゃんぽさのある内容で、楽しく読めました。 主人公のミニ超能力、自分だったらどうに使うかななんて考えちゃいますね。 | ||||
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伊坂幸太郎の作品は大概読んでいるが、本作品は珍しく出来が悪い。 読みずらいし主人公がイライラする。 | ||||
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伊坂幸太郎のこれまでの作品が好きな人からしたら物足りないのは確か。 キャラや描写、言い回し、言わんとしたいテーマみたいなことはなんとなく見えるけれど、詰め込んだ結果それぞれの味がぼやけてしまった感じがする。中盤あたりまでは面白く読めたのだけれど、今回のキャラはとにかく感情移入=共感がしにくく、正直語りに間延びを感じて読み飛ばしてしまったところもあった。 ネコジゴハンターが唯一の癒し枠。 せっかく扱ってるテーマは面白いのに。 | ||||
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まるで御伽噺を聞いているような気持ちにさせる。楽しくてスリリングで深い、傑作です。 | ||||
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ニーチェの思想が何度も言及される。ニーチェ入門として読んでも面白いと思う。ストーリーも意外性があって面白かった。タイトルに「ゴースト」とあるが、怖い話ではない。殺し屋シリーズで展開されるような物騒なことは起きない。陽気で優しい物語だと思う。Audibleもおすすめ。 | ||||
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私は同業者なので、檀先生に感情移入して、とても興味深く読む事が出来た。役に立つか微妙、と言うよりむしろ単に頭痛の種となる超能力に、振り回されて、苦い体験をして来た彼が、ラストでそれを振り切って、未来への明るい展望を持つストーリーは、途中から予想できるものだった。 異なる視点の語り手の話が、交差する話の作りもこの作者らしいが、本作の場合、特に伏線らしき物が見当たらず、あえてこの構成にした利点がなかったように思われる。ファンタジー的登場人物が、現実に干渉してくる面白味が感じられなかった。 結果、単に小説中の登場人物が、現実に現れる不思議が、納得し辛いだけに終わってしまった。残念ながら、作者の意図が空回りしているように読めてしまう。この小説作りの限界か。 | ||||
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物語のスピード感、猫にちなんだ登場人物が魅力的でした! また、文中に繰り返し出てくるメッセージが響きました。 読んで良かったなと思います。 | ||||
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伊坂幸太郎作品には、これまでもほんの少しだけ特殊な能力を持つ人物が登場する作品が少なくありません。ポイントはほんの少しだけという点。 実生活にあまり役に立ちそうになく融通の利かないほんの少しの特殊能力をいかに物語の中に違和感なく溶け込ませるか、その匙加減が絶妙にうまいです。 自分が念じたことを相手方が必ず口にする能力や、じゃんけんに絶対負けない能力を持つ兄弟を描く『魔王』と『呼吸』をはじめ、『PK』収録の『密使』では、握手する相手から相手の時間を少しだけ奪うことができるとか、心と体が入れ替わる双子『フーガはユーガ』、念力でほんのちょっとだけモノを動かせる『砂漠』しかり。 実業之日本社文庫版『砂漠』のあとがきに、伊坂幸太郎は「超能力を強く信じているわけではありませんが、かといって、あるわけがない、と強く非難するような人たちにも抵抗がありフィクションの中だけでも、超能力を日常に溶け込ませたかった」と書かれていましたが、本作においても主人公「壇千郷(だんちさと)」の他人の未来をほんの少しだけ見ることができる能力を、日常の中にうまく溶け込ませています。 本書の構成は、教師である壇千郷の視点のパートと生徒の一人布藤鞠子(ふとうまりこ)が書いて壇に読ませる小説『ロシアンブル』のパートの二つの流れで構成され、その二つのパートがその後どう繋がっていくか、わくわくしながら読み進めていくことになります。 伊坂幸太郎はこれまでの作品においても、急速に広まるネット情報やSNSを無批判的に信じ込み、誤った正義感のもと他人を攻撃する現状に危機感を示していますが、本書においても「言葉は少し表現を加えるだけで意味が変わるから、伝言ゲームの過程で真実とは異なる内容になる可能性はあるし、わざとそれを起こすこともできる。とにかく人は言葉を信じやすいし影響も受ける。言葉の暴力とはよく言ったものだよ」「ニュースはたいがい嫌な話しか取り上げない。ごく普通のいい話はニュースになりません。街中で困っているお婆さんに声をかける優しい人はたくさんいます。ただ、ニュースにはなりません。その反対に、困っているお婆さんにつばを吐いて傘で殴る人が一人いればそれだけでニュースになります。それを見て私たちは世も末だと心配になります。実際はニュースにならない、ほっとするような出来事がたくさんあるんだと思います」と問題提起しています。 さて、伊坂幸太郎作品においては、著名な他者の作品が取り上げられることもありますが、本書では谷崎潤一郎の『痴人の愛』とニーチェの『ツァラトゥストラ』の一節が引用され、ニーチェに関しては本書の大きな部分にも影響を与えています。『ツァラトゥストラ』に関しては文庫本を持っていますが読まずに積み上げられている本たちの中に眠っており、本書をきっかけにちょっと真剣に読んでみようかしらと思っています。 おまけ:緑のデミオ(『ガソリン生活』)がさらりと登場します。しゃべりませんが・・ | ||||
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作中の登場人物が、「自分は作中人物ではないか。自分のことを上から見ている神様のような存在がいるのではないか」と、再三再四、そういうことを言うところが変わっていて、面白かったです。 登場人物のなかでは、ロシアンブルとアメショーという対照的な二人のキャラが可笑しかったな。異様に心配性のロシアンブルと、「なんとかなりますって」と楽天的なアメショー。ネコジゴハンター(〈猫を地獄に送る会〉の奴らを懲らしめる襲撃者)の二人のやり取りに、とぼけたおかし味(み)があって楽しめました。 〝伊坂ワールド〟とも言うべき著者の他作品との繋がりてことでは、「考えろ」が口癖の兄を持つ夫婦が登場人物の脳裏をよぎるくだりで『魔王』と『モダンタイムス』のことを、緑デミ(みどデミ。緑色した車のデミオのこと)が一瞬登場するくだりで『ガソリン生活』のことを思い浮かべました。ほかの伊坂作品の登場人物がまだ出てたかもですが、私に分かったのはこの二つのシーンです。 夕立の後に晴れ間がのぞくみたいな、からっとした後味のラストも悪くなかったですね。 そんなこんなで楽しめる一冊でした。 | ||||
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最後の後日談で国語教師が自説を披露するんだけど、 それがどうにもすっきりしませんでした。 ちょっと無理感があるのでは? と思いました 二人組の男が別世界からこちらに来たのではなく、 実は国語教師の頭が次第におかしくなっていって、 いつのまにかあちらの世界に迷い込んでしまっていた、 みたいなオチの方が個人的にはよかったです。 気がふれた男の脳内の物語として読みたかったなぁ… | ||||
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